むかし北畠東2、いま北畠1。
昔の面影残す民家の壁に、ありますいろいろ懐かしモンが。
まずは。木肌の風合いを生かしたその意匠…なんでしょうか? 文字部分が浮き出ているのは、墨かペンキで記されて、その部分だけ経年変化せなんだ結果やないかと思われます。まるで寺院の扁額か表札かといったその風情、その蛾や蓑虫の様な目立たなさは町名看板としての使命を果たしていないとも言えますが、ま、旧町名ですから、この方がええとも言えますね。上部に“日赤奉仕団”、下部に“長栄商會”の広告。この会社は、どうも現存していない様です。
壁の端の方には琺瑯看板もあります。こちらは上記の町名看板と違って赤々とビビッドにその存在を誇示しています…とは言えもちろんそこは琺瑯看板、いい感じに貼り付いています。
“アベノ斎場交叉点南半丁東入”…「半丁ってどれくらい?」と調べますれば一丁が109mということですから55mですか。それでこの耳鼻科を検索しましたら、それらしき場所に今もちゃんと現存する様です。ただし、“半丁”はサバ読みすぎ。実際には“一丁半”ですね。「耳、鼻、ノドここで診てもらお」思た人、ご注意ください。
で、ここはどこかと言えば“阿倍野区北畠一丁目”。劣化したアルミ製の町名看板は、もひとつ味わいある変化を遂げてませんね。“救心”の広告があるも、やっぱり“印刷した感じ”がおもしろないですわ…ってそういう目的のモンではないですな。
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コメント
何時の間にか、上町線の北畠電停前に結構な広さの更地が出現してます。
何時も思うことは同じ。
以前は何があったんやろぅ???
如何に不注意に、無意識に日々を過ごしているのか。
まぁ、ネットで見られる便利な時代ですから・・・
あの近辺も時代の流れでしょうか、大きなお屋敷が何時の間にか数軒の戸建てかマンションに変わっているのは日常茶飯事です。
もうちょっと廻りに気を付けながら生活しなければ、折角の見所を見逃してばっかりで、後で気が付くことばかり~ぃ♪ですわ。
投稿: | 2012年11月 2日 (金) 07時09分
むかし南海通2、いま○○東1…
南海通? 此処ナンバやないで、北畠のすぐ西隣や(汗)
びんみんさんのブログに“レトロなアパート”シリーズがあり大のお気に入りです(笑)
龍造さん的視点で彷徨えば街歩きも10倍楽しくなります…いつもおおきに!
投稿: 難波のやっちゃん | 2012年11月 2日 (金) 15時12分
● さま
お名前頂いてませんが…あのお方ですかね?
で、更地を見て「あ、前ここに何あった?」って思うことはほんま多いです。よっぽど気に入っている建てモン以外は、だいたいこんな感じになりますね。私もおっしゃってるとおり、ネットのgoogle、ストリートビューで確認することが多いです。
北畠、帝塚山あたりは、ほんま大邸宅がなくなってはマンションやら小さい住宅になったりしてますね。相続税を思うと、仕方ないことなんでしょうが、何とも言えんもんを感じます。あのあたりが「昔は高級住宅地やってんで」と言われる時代が来るんかもしれませんね。
●難波のやっちゃんさま
“○○東”って“南海通”って言うたんですか?これは知りませんでした。まぁ、南海沿いですからウソではないんですけど確かに「ここはナンバ?」な地名ですね。
びんみんさんのブログの“レトロなアパート”シリーズ、私も好きですわ。ええとこに目つけてはりますね。
お二人ともコメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2012年11月 2日 (金) 17時41分