雪組 音月桂さん退団公演“JIN-仁-/GOLD SPARK”
北翔海莉さんのまさかの専科異動以来「もうええわ」と、距離を置いていたタカラヅカですが、その北翔さんの出ている雪組公演のチケットをうちのひとがうまいこと入手してきまして今日、久々に宝塚大劇場に行ってきました。
まずはお馴染み、『加美乃素』の広告で北翔さんのお出迎え。何でも今年、加美乃素は発売80周年とか…は、どうでもええか。いやいや、そんな伝統ある商品のキャラクターをやってはるというだけでも、彼女の大物ぶりがうかがえますね…とか何とか。
入場前に抽選で席が決まるスタイル。2枚目の写真にあります様に、今日は万代(百貨店)の貸切公演。うまいこといってS席をゲット。出し物はと言えば、前半が「JIN -仁-」。テレビのドラマでほんのチラッとだけ見たことのあるお話のヅカ版は…なかなか細かいシーンを次々と展開しはってその辺うまいことやってるなぁと感心。眠気もほとんど起きず、これで退団しはる音月桂さんの歌唱力も堪能できて、冠スポンサー付き公演やない割にそこそこ凝った舞台展開でええ出し物でした。ま、ただ、北翔さんの扱いが「…あ、専科の人って感じ」で、少々不満ではありましたが、やっぱりこの人には独特の存在感があるわと再認識…って、ホンマは再々々々…認識ですが。
で、物語としての最後の方の筋書きですが、私は理解できんまま。「150年前に生きた6年間は現代の6日間やった」らしいんですが、それが何でなんかが…やっぱり私、アホなんでしょうな。
で、後半のショーは「GOLD SPARK」。こっちもついつい、音月さん達には申し訳ないんですが、結局ずっと眼で追ってしまうのは北翔さんやった訳で、もうやっぱりね、声といい歌といい、その存在感の大きさが、「THE タカラヅカ」って感じで…って、こういうお方の持つ味わいってのは…平成的ではないのかなぁ。今の5組のトップ、そしてほかの団員見ても、こういうコテッとしたタイプの人がおらん様に思えて。シュッとしてて美形でアクのない人らの方が今風のタカラジェンヌなんかなぁ。やっぱりわたし的には、そういうスマートすぎるというのは…タカラヅカに求めてないんやけどなぁって感じです。まぁ、新しいファン獲得のために、「平成のタカラヅカ」というのもを模索してはるんやろなぁとも思いますがね。
帰りの電車の中、うちのひとと「やっぱり北翔やなぁ」との話で一致。「このまま専科で飼い殺し状態が続くんやろか?」のわたしの問いに「いや、これはどう考えても100周年のために取ってあるねんで」とひと言。「そうなんか!」と思いつつ、不安もあるなぁ。でも「そやろな!」とも思う。2014年で宝塚歌劇は100周年。あと2年でトップになるか?。2番手経験なしでトップ就任…それもええかも。一縷の望みを託して、あと2年はヅカファンでいてよ。
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コメント
トップさんたちそっちのけで自分の贔屓のスターを追う…なんと宝塚観劇の王道を行っていらっしゃる(笑)。
時代のスターのカラーってちゃんとあるんですよね。あっさり系のスターが好まれる時代なんかもしれませんけど、おっしゃる通り、「これぞタカラヅカ」っていう濃いめのスターさんは私も好きです。
専科で経験を積んで、来るべき100周年にトップの座についていることを祈ります。
しかし、ついこないだ90周年とか言うてましたのに…(泣)
投稿: ぽんぽこやま | 2012年10月24日 (水) 20時01分
ぽんぽこやまさま
やっぱりコメントくれはりましたね。ありがとうございます。
で、これ、ヅカオタ王道の鑑賞法ですか…はは。
いや、正味の話いいましたら、以前みたいに「あの人もこの人もええな」やないので、そういう見方になってしまうんですけどね。
時代によってスターのカラーって、やっぱり違うんですか。まだまだその辺までわかっていません。北翔さんには、100周年を“総トップ”としてがんばってもらいましょう。
>>しかし、ついこないだ90周年とか言うてましたのに…(泣)
…ほんまほんま。ね
投稿: 山本龍造 | 2012年10月26日 (金) 00時06分
BSで以前昭和のベルばらを連続して放送する企画があったんですよ。
その時代のトップさんたち、揃いも揃って濃いのなんのって…
それ以上知ってるワケではないですけど。
で、ヅカネタに食いつくのはやっぱり一人だけ、ですね(笑)。
投稿: ぽんぽこやま | 2012年10月26日 (金) 20時15分
ぽんぽこやまさま
そっか…やっぱり昭和のトップは濃い濃いですか。平成の世に昭和テイストは要らんと考えているんでしょうかねぇ。しかしホンマ、ヅカネタ記事は、ぽんさんへ向けて書いている様なもんです。はは
投稿: 山本龍造 | 2012年10月29日 (月) 22時57分