長龍のボテ箱…懐かしなぁ。
何げに街の酒屋さんの隅を見ますれば「あ、あれや」。
“なるほどの酒 長龍”、“吉野杉の樽酒”と記された黄色いボテ箱…懐かしいなぁ。
ほんとよく見かけたもんです。酒屋さんのカブとかベンリイ、ウエルビー号の荷台には必ずと言ってええぐらいこれがくくり付けてあって、その中にお酒や醤油の瓶が藍色の“振り分け”に入れられて配達してはったなぁ。
酒販免許の規制緩和以降、バイクにボテ箱という配達はおろか、軽トラによる配達すらほとんど見かけないわけで、そら、こんな箱も不要ですわな。
ちょっとネットで調べてみますれば、この手の“ボテ箱”ってオークションで3000円〜15000円で取引されているみたい。琺瑯看板同様、売買の対象になってる…気持ちはわかるけど、なんとも言えんもんがありますわ。
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コメント
我が家の近所の酒屋さんも以前は片手間に宅急便の取次ぎやってたのが、最近は自ら配送されてますから。
近所にでかい駐車場のある量販店ができたせいもあるのでしょう。
投稿: 戦後派 | 2012年9月26日 (水) 08時02分
この間、出入橋でクリーニング店の配達の自転車を見かけました。ごっつい重量車に、もはや中国でしか見られないんじゃないかと思えるような、あの大きな袋を積んだ懐かしいスタイルでした。この袋も藍色でしたので、やはり酒屋さんの、あの一升瓶を入れた袋を思い出しましたよ。
長龍のボテ箱のこっちがわ、吉野杉の樽酒と書かれていますが、浮世絵を使った大きな広告が、天王寺駅の環状線内回りホーム向かいの壁に掛けられていたのを思い出します。子供の頃の強い印象があるのですが、今でもかかっているのかなぁ。作りかけのあの大きな樽が子供心に怖かったです。
投稿: たのけのあむら | 2012年9月26日 (水) 08時56分
●戦後派さま
ご用聞き行って注文もらって…なんて時代はほんと昔のこととなりましたね。酒販免許の規制緩和以外にも、共稼ぎが当たり前になって注文もらいにいっても不在で話にならんという現実も、街の酒屋さん減少の理由のひとつかもですね。そしていま、酒の量販店も淘汰の時をむかえているみたいに思いますが、どうなんでしょうかね。
●たのけのあむらさま
クリーニング業界もいまやすっかり“取次店化”がすすんで、自前で洗濯物集めて配達してってスタイルはホンマ見ん様になりました。それでもやってはるとこはやってはる…がんばってはりますね。
で、“吉野杉の樽酒”の看板が天王寺駅あたりにあった件…何となく知ってる様な知らん様な。その看板の下に、長龍直営店『なる』があって、そこへは何度となく行った記憶があるんですが、どんなんやったかは…
で、“吉野杉の樽酒”と言えば『富嶽三十六景/尾州不二見ヶ原』の絵ですよね。その昔…40年以上前、八尾にもその絵の看板があって、私はそこに描かれている樽職人のおっさんが、幼心に俳優の“長門勇”さんやと思い込んでおりました。今改めて見ると、全然違うんですけれども…
お二人ともこんな記事にもコメントをおおきにです。
投稿: 山本龍造 | 2012年9月27日 (木) 23時16分