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2012年9月

2012年9月30日 (日)

冠婚葬祭互助会の看板、大阪市の。

 昔ながらな木造店舗の側面軒下に、こんな看板がありました。
Gojo1 Gojo2
 近年何かと話題の冠婚葬祭互助会系の看板がひっそりと。屋号に“大阪市”とあり「ん?これ市がやってるんかいな?」って感じ。で、調べてみますればここ、“株式会社”の純然たる民間組織で、やっぱり私みたいに思う人多かったらしく、1979年、他の冠婚葬祭互助会の団体などから「公的機関が行う福祉的事業と思われる」ほか、「パンフレット内の記載に誤解を生む表記がある」として、通産省経由で警告されていたみたいです。
 どうやらこの互助会、今は存在せんみたいです。倒産していたとすれば、掛金は…どうなったのかと気になるところ。そんな場合、掛金の半額はもどってこないとか。まぁ“毎月100円の掛金で”ということですから、そんなに被害は大きくないか。いやいや、この看板いつの時代のや。今の掛金が月1000円から5000円が中心ということから想像すると、けっこう泣いた人がいるのかもですなぁ。
 玉姫殿とか玉泉院を営む互助センターくらいしか知りませんでしたが、こういう互助会って全国で243社もあるとはちょっとびっくり。「全国約2,400万口の加入、結婚式では30%、お葬式では40%の人々が利用」と(社)全日本冠婚葬祭互助協会のサイトにはあります。そやったんや。知らなんだ。ま、その割にあんまりまわりで入ってるって話は聞かんのですけれども。不思議かも。

(於:城東区)
人気ブログランキングへ 昨日は墓石、今日は葬祭ネタ…ん〜。いや、たまたまですが。

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2012年9月29日 (土)

無縁墓、合祀の果てに石壁か…

Boseki1 Boseki2
 高津宮/高津公園のまわりにはお寺がたくさんありますね。散歩がてら何げに見ていたそんなお寺のひとつの石壁ですが、整然と四角い石がキッチリ並べられてる…ものの、よく見たらちょっと変わった細工を施した石もあって「ん?」と思って近寄り見ますれば…
Boseki3 Boseki4
…これ、全部墓石ですわ。極力文字は見えん様に積まれているみたいですけど、そやないところもあって…墓地の内側からは見ることができませんでしたが、これは、石壁ではなくて無縁仏の合祀の果ての状態なんでしょうか。「何と罰当たりな…」って思いましたが、wikiによると

 確率論的には子々孫々まで供養される可能性の方がはるかに低く、全ての墓はいずれ無縁化する運命をたどる。

と、ありますから、ま、この様なカタチであれ、残されていることの方が、丁寧に祀られているのかもしれません。お彼岸すんで、ちょっと…考えさせられました。

(於:中央区) 墓石もただの石とも言えるけど…な。

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2012年9月28日 (金)

外国語のローマ字表記 12 ◇ MAGU NAMU

 天王寺バイパスを北上。前を行く重心低めっぽいクルマに何かステッカーが貼ってあるなぁと思いつつもなんとなくぼーっと見ていたんですが…
Magunamu1 Magunamu2
…信号待ち時、読んでみると…ローマ字表記ですやん。遠目には何て書いてあるんかさっぱりわからなんだんですが。赤信号も…たまにはええもんですな。

(於:天王寺区)人気ブログランキングへ ま、今回の記事はこの辺で…

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2012年9月27日 (木)

下寺町歩道橋にある5種の絵記号、落書きではあるが…

Sdmh1 Sdmh2
 松屋町筋と千日前通りの交差点は、南北には横断歩道がなくて歩行者は歩道橋へまわらんと先へ行けんわけで何とも不親切な造り。自転車やともっと難儀なことになって…とまぁムッとしながらその歩道橋を歩きますれば…ん?妙な絵がありますわ。
Sdmh3 Sdmh4 Sdmh5 Sdmh6 Sdmh7 Sdmh8
 最初、子供をおぶった少年の絵を見つけ「はて?」と思い、何やろかとグルッと一周回ってみましたら、あちこちに5種類の絵がありました。
 「…そういうことな」と解ったつもりでいますが、この“まり”みたいな図柄のヤツは何なんですか? やっぱりそれに関連するメッセージ性のある図案なんでしょうかね?
 アカンもんはアカン。とは言え、殴り書きのそれとは意味が違う訳で…バレずにしばらくこのままやったらええのになぁと思ったのでした。アカンねんけどね。

(於:天王寺区)人気ブログランキングへ 何故か上にも下にも警察官いっぱい…まぁこの件とは関係ないやろ。

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2012年9月26日 (水)

籠の網突き破って街路樹と化す植物。

 何となくその場に調和してる街路樹の様ですけど…ちゃいますな。
Hyoroki1 Hyoroki2
 根元の方見たら「…どっから生えとんねん」な感じ。プラスチックの籠の網を突き破って外に生長してますわ。
 ここ、種苗屋が歩道を占拠してる様なところ。忘れられてた売りもんの種子が勝手に生長したんでしょうかね。ヒョロッとしてやたら生長が早そうで、以前の記事外来種っぽい植物見て思ったこと同様、外来種でしょうか。このたくましい生命力、ちょっとは見習わんとなぁとも思うんやが…なかなかね。

(於:京都市上京区) 籠の中は腐葉土かも。やとしたらまぁ、こうなるわな。

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2012年9月25日 (火)

長龍のボテ箱…懐かしなぁ。

 何げに街の酒屋さんの隅を見ますれば「あ、あれや」。
Botecho1 Botecho2
 “なるほどの酒 長龍”、“吉野杉の樽酒”と記された黄色いボテ箱…懐かしいなぁ。
 ほんとよく見かけたもんです。酒屋さんのカブとかベンリイ、ウエルビー号の荷台には必ずと言ってええぐらいこれがくくり付けてあって、その中にお酒や醤油の瓶が藍色の“振り分け”に入れられて配達してはったなぁ。
 酒販免許の規制緩和以降、バイクにボテ箱という配達はおろか、軽トラによる配達すらほとんど見かけないわけで、そら、こんな箱も不要ですわな。
 ちょっとネットで調べてみますれば、この手の“ボテ箱”ってオークションで3000円〜15000円で取引されているみたい。琺瑯看板同様、売買の対象になってる…気持ちはわかるけど、なんとも言えんもんがありますわ。

(於:城東区)人気ブログランキングへ 街の酒屋さん衰退は、地酒地ソースの販路が失われたことでもあるな。

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2012年9月24日 (月)

但馬“牛まつり”、“酒まつり”へ。そこでどぶろく“和の泉”に出会う。

 この土日、表題のとおり、新温泉町で毎年催される『但馬“牛まつり”』に今年も行ってきました。
Tum1 Tum2
 『但馬“牛まつり”』へ…と言ってもまぁ例年通り、その中で行われている“酒まつり”へ行くのが楽しみでして。まずはメイン会場での酒づくり唄を堪能。奈良は香芝の『金鼓』の大倉本家さんの元杜氏、尾崎さんを中心に聞かしてくれはるこの唄がごっつうまくてやっぱり「…ええなぁ」って感じ。よくもあれだけ高音が自然と味わい深く出るモンですなぁ。
Tum3 Tum4
…と屋外での唄を楽しんだ後、『酒まつり』会場へ。但馬杜氏が醸したお酒を一堂に味わうことができる夢のような催し…「あれこれ味わってみたろ」と言いたいところですが、今回はお子連れで、しかもクルマ旅の前泊故、呑む訳にもかず「そや、吐器に吐いて味わったらええやん」と4つ5つききましたが…吐いてもやっぱりやや酔いますわ。「こらあかん」とヤメましたが…中途半端ですな。
 会場に並ぶお酒が年々減っているのが残念ですが、今期より、但馬出身ではない県外出身者も『但馬杜氏組合』に加盟できる様になったということで、京都府の“初日の出”“京の春”“白嶺”、大阪府の“三輪福”、兵庫県の“忠臣蔵”、奈良県の“五神”の非但馬出身の杜氏さんの醸す酒も並んでいました。それ以外にも『白壁蔵』を醸す宝酒造の社員さんも但馬杜氏として参加されていて、「これで“但馬杜氏の技”という無形文化財が末永く受け継がれていくのやな」と思うと、ちょっとほっとしたりしました。
…とまぁ、例年(昨年は行けず)同じ様なことを記していますが、今回の旅で「お!これは美味い」と思ったのが、これ、ですわ。
Tum5  どぶろく『和の泉』。例年会場となる『但馬牧場公園』にある『まきばの宿』に泊まり、但馬牛の焼肉を食すのですが、今年はあるお方のご好意によりこのどぶろくを焼肉と共に頂く事ができました(注:この宿泊施設ではこのどぶろくの取り扱いはしていません)
 正味の話、どぶろくとか濁酒と言えば、甘口で「呑むより“食べる”」なお酒で、デザート酒の様な印象を持っていたのですが、この『和の泉』は…違いましたねぇ。ハッキリともう“辛口”。その辛口の味わいと微炭酸の刺激がこれホンマに焼肉にぴったりでもうびっくり。食す前には「合うんかなぁ…」と思っていたのがウソの様でビールよりついついこっちを呑んで…って言ってもアルコール度13〜14度で、酔った酔った。でも、どんどん呑めましたわ。こんな辛口の濁酒もあるんですね。
 いわゆる規制緩和で“どぶろく特区”として免許を取られた地元新温泉町丹土の民宿『愛宕荘』で醸される“和の泉”。調べてみますれば「量り売りの持ち帰りのみ対応」とのことで、ほんま地酒中の地酒ってところですね。ちなみに造り手は、酒づくりに長年携わってこられた元・但馬杜氏の方とか。そうなんか…
 やっぱり年に一度は但馬の地であれこれお酒のこと感じで考えていき続けられたらええなぁ。縁あってこうやって但馬へ毎年足を運ぶ…あのおやっさん、このおやっさん…あ、“おやっさん”は“杜氏さん”のことですが…出会ってはよくしてくれはった皆さんのお陰でこうやって今年も新しい発見がある。有り難いことやなぁと毎年思うのであります。

(於:兵庫県新温泉町) 「焼肉にはビール、赤ワイン」と思い込んでただけに、余計ビックリ。


※参考記事
 2007年の訪問記は「おやっさんの、但馬へ
 2008年の訪問記は「但馬杜氏“酒まつり”へ
 2010年の訪問記は「但馬牛まつり内“酒まつり”へ

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2012年9月23日 (日)

色とりどり“あいどり坂”示す看板。

 ちと古い話ですが、昨年の春、上町台地東端、玉造あたりでこんな看板を目にしました。
Idoli1 Idoli2
 色とりどりカラフルに『』と記されています。そのポップな風情、そして“アイドル”に通じる響きに「え?、この辺の人が勝手にこの坂道に名前つけてはるねんわ」とけったいななぁと思い、写真を撮ろうと近づきますれば、看板左右に何か、ちっさな字が書かれていますわ。で、何て?
Idoli3 Idoli4 Idoli5
 ちょっと判りにくいですね。何て書いてあるか、左側には

 “豆ちしき:このへんに安威摂津守っておさむらいさんやお愛さんて人が住んでたから「あいどの坂」で「あいどり坂」になったんだって。 摂津名所圖會大成より”

とあり、右側には

“豆ちしき2 ほくちゃ坂、どんどろ坂とか、 かぎや坂とかもあんねんで。”

とあります。ということで、この『』というのは、ホンマの名前やということなんですね。
 調べてみましてももちろんその通り。坂マップにもあいどり坂がちゃんと載っていました。しかしながら…やっぱり何にも知らんなぁ、大阪のこと。
 看板下には201119 H.IH.DR.SY.Tの暗号が…どなたが設置しはったのか知りませんがめだつポップな看板のお陰でちょっと勉強になりましたわ。今もこのカラフルさをキープしているか気になるところ。またもういっぺん見に行ってみるとしよ。

(於:中央区)人気ブログランキングへ 上町台地の坂の名て、法円坂、学園坂くらいしか知らん…かも。

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2012年9月22日 (土)

琺瑯タンクの余生 23 ● 長野県長野市信州新町山上条‎

Horo23a Horo23b  信州で見かけた琺瑯タンクは、ご覧の通り再利用されることなく、建設会社の資材置き場の様なところに放置されていました。錆びた鉄管の上に立てられたり寝かされたりの計4つのその姿…どうやら鉄屑として再生する時をここで待たされている様です。ペンキの下から滲み出るサビが、これまた何とも泣かせますなぁ。
 この近くには清酒『十九』なる変わった名の酒を醸す蔵元があり、そこが1992年に蔵を新築したそうです。今から20年前…雨ざらしやとこれくらいに劣化する様にも思いますが、もちろんここで使われていたものかはわかりません。以下余談ですがその蔵、新築して6年後に休造、その3年後わずか62石で復活し、好評を博し今に至るとか。せっかく蔵の前通ったのに…レア酒、買わずに帰ってきて残念。

(於:長野県長野市信州新町) 密閉型タンクの中は、結構怖い。

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2012年9月21日 (金)

防火水槽 99 ■ 長野県長野市信州新町山上条

 今回のは…ちょっとニュアンス違うかなぁ。
Suiso99a Suiso99b  山麓の道沿いに第99号はありました。ちょっと読みづらいですが正面には右から“防火用水”。左隅には“昭和三十四年八月”の文字も見られます。
 どうやら山の湧き水をここに溜め、イザという時にポンプ車で吸い上げ消火に使おうという算段の水槽の様で、その大きさは、いつものものの8倍から10倍といったところでしょうか。まさに現役バリバリの防火水槽です…って、やっぱりちょっとこのカテゴリに属さないかなぁ。ま、緩いしばりでやっていくとして、第99号に認定。

(於:長野県長野市) 記念すべき第100号を前にネタ尽きた…ホンマに出会えるか?

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2012年9月20日 (木)

切り株に、年輪ふたつ。

W_nenrin1 W_nenrin2
 山登り、何げに足元見ますればそこに切り株。さらによく見ると、断面には年輪がふたつありますわ。「え?これどういうこと?」。
 あたりを見ると、ほかにも年輪ふたつの切り株がそこそこあって「不思議や」思いましたが、まわりの木を見て、ちょっと納得。途中から二本に分かれて生長している木を時々見かけますが、根元から中では既に二本に分かれていて、この様になっているんですね。知らんかったぁ。
 しかし何でこの様に生えてくるのかやっぱり不思議な感じ。まぁ、その筋の専門家にはどぉってことない普通な事象なんでしょうけれどもね。

(於:広島県呉市) タマネギで芽がふたつのヤツ時々あるけど、あれと一緒か?

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2012年9月19日 (水)

味、内食の外食化?…ある料理教室で思たこと。

 8月3日のなにわ淀川花火大会のこと淀川花火大会、中央卸売市場のビル16階から。を記したものの、そこで何の催しに参加してたのか言わずにほったらかしになってました。遅ればせながらその時のことをここに。
 その日は、大阪市内にある公設市場系のスーパーで募集があった『料理教室DEパーティーナイト』という催しに参加するために中央卸売市場へ行ったのでした。要するに“料理教室で作ったモン食べながら花火楽しみましょや”という企画。安い参加費で調理も花火も楽しめるとあってなかなか抽選倍率高かったみたいです。
 阪急百貨店食堂部の元・統括料理長のお方が講師を務める料理の数々、その内容は…これらの食材、調味料を使ったカンタン(?)レシピ。
Rdepn1 Rdepn2
 パスタやわかめなどはともかく、味つけは普通の塩や砂糖、醤油を使わず、唐揚げ粉、ドレッシングなど協賛メーカーイチ押しの製品でやるという…「味つけはね、もう難しいこと考えんでもこれを使ったらちょうどええ味になりますからね」と講師のセンセは言わはります。そうなんや…
 そんな要領でわかめソースのハンバーグ(ノンオイルドレッシング“あめ色たまねぎ・うま塩”、たこ焼粉)、白身魚の唐揚げ風味(ノンオイルドレッシング“青じそハーブ&レモン”、唐揚げ粉)、スパゲティのサラダ(ノンオイルドレッシング“うま塩”)、レインボーソースのたこ焼き(ノンオイルドレッシング7種、たこ焼粉)の以上4種を他の皆さんと役割分担して作りました。
Rdepn3 Rdepn4
 で、お味は…うん。「自宅で味わう外食の味」って感じでしょうか。総じてひとくち目はまぁうまいんですけど、そのうち「…腹いっぱい」な風に感じられて…(あくまでも私見です)
 焼き飯とか関東煮程度のモンだけですが、私もまぁまぁ料理も作りますが、何がオモロいかってその“味つけ”にあると日々思てるんですが、その肝心な部分を調味料メーカーの感覚に委ねて「それにまかせておいたら美味しいでっせ」は…あんまり興味湧けへんですなぁ。
 ま、協賛メーカーの宣伝の場であることを思えば、もう至極当然のレシピなんでしょうけど…とか思いましたが、最近は、このドレッシングとかタレとかレトルトもんとか既製の食品を味つけに上手に使っての料理教室で人気があるとか。…そうなんやなぁ。
 外食・中食・内食…そのどれもが同じ傾向の味に向かっているということなのでしょうか。
 その昔、会社の寮に入っていた頃、寮母さんの作った味噌汁を拒否し、即席味噌汁を愛飲していた人がいてまして「はて?」と思てましたが、その当時少数派やったそんな感覚が今では多数派を占めつつあるということなんかもしれんと思うと、四半世紀の歳月って、長いモンなんかなぁと思ったり。ただ、比較的保守的やないかと思ていた“味覚の嗜好”が25年で変わるというのは、はやいなぁという気もします。
 ま、いずれにせよ、めちゃ少ないサンプルで食を語るのはアホみたいなことですね…って、記してから気づいた次第。せっかく書いたことやし…載せときますわ。

(於:福島区) 最近のカメラの性能にも“味つけ”と同じ様なモンを感じる時があるわ。「これは…キヤノンの技術陣が撮った様なもんやな」という様な。ま、極論ですけど。

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2012年9月18日 (火)

“夜はひや○て…”はぁ?

 めちゃ「夜は…」な感じではあるけれども、や。
Yoruhiya1 Yoruhiya2
 何を言いたい看板やったんやろ。あまりに解らんしとんちの効かせようもないしでお蔵入りにしてたけど、やっぱり気になる。「ひや」のあとは“美”に見えるから余計にわからんで。道徳を謳ったものの様な変な演歌のタイトルの様な…スカッとせんなぁで11ヶ月経った。どなたかスッキリさせてもらえまへんか。

(於:阿倍野区)人気ブログランキングへ もうここらの住民でも何やったか知らはれへんのちゃうか。

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2012年9月17日 (月)

外国語のローマ字表記 11 ◇ KASUTEIRA

 「外国語のローマ字表記見っけ」と思いましたけど、どうでしょう?
Kasuteira1 Kasuteira2  その表記のあるお店は鶴橋駅のガード下にありました。見ての通り今日的な店構えゆえ、わざと昭和チックにこないな“KASUTEIRA”なる表記でアピールしてはるんやろな…と思いましたけど、どうなんでしょ。
 帰宅後調べてみますれば、カステーラとは、ポルトガル伝来の南蛮菓子をアレンジした“和菓子”とありますわ。
 と、いうことは「カステラは“castella”やろが」と思っていた方が間違ってる可能性大な訳ですわ。ほな“castella”って何や?って思いますれば「スペインのカスティーリャ王国(Castilla)のポルトガル語発音」やとか。ま、ほかにも諸説あるみたいですが、あの“カステーラ”はカステラであって和菓子やとなると…“KASUTEIRA”が正しいっちゅう気もしますわ。
 で、このお店、どんな“KASUTEIRA”を売りにしてはんのかと思えば“ベビーカステラ”やとか。ほならもう、絶対“KASUTEIRA”で正解ですわ…ん? 「“ I ”イランのちゃうか?」って?…うん、そうですな。

(於:天王寺区)人気ブログランキングへ もちろんベビーは“BEBII”やろ…どやろ?

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2012年9月16日 (日)

薬房のだるまさん

Daruma2 Daruma1
 そないに古くない感じの店構えの割に、なんかふる〜い感じのマークが何とも言えん味わい深いなぁ。よく見るとだるまさんの表情も妙に味わいがあってたまりませんわ。
 で、ずっと「だるまさんはだるまさん」程度にしか思てなかったんですが、何や達磨大師が9年に及ぶ座禅修行の末、手足が腐った状態の図が大元になっているとか。怖い話。知らなんだ。

(於:阿倍野区)人気ブログランキングへ “ダルマ落とし”…なんか罰当たりな遊びなんとちゃう?

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2012年9月15日 (土)

幹だけ残されてもなぁ…でもオモロいな。

 ま、よくある光景ではありますが…
Miki1 Miki2 …妙に間抜けな感じが笑ける。けどこれはまぁ言うたら屍やから笑うのも失礼な話か。
 この状態、モニュメントとして残しているとか?いや、どうやらこの幹を撤去すると、金網が破れてしまうからこのままほってあるみたいです。金網除けてまで大事にされていた木が…なんで伐られたんかねぇ。

(於:西淀川区)人気ブログランキングへ ここまで大きな幹が残されてるのは珍しな。

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2012年9月14日 (金)

むかし野里町、いま野里2。

 古い立派な民家の壁に、ひっそり佇んでますわ。
Nozato1 Nozato2 Nozato3
 モノトーンの壁面に、これまたモノトーンな町名看板。経年変化による剥げハゲ状態が、何ともこの場に調和してます。もうほとんど読めん状態。“野里町”は読めても広告部分が…ま、何とか『阪神葬儀社』と読める様な。これはこの地にある『阪神葬祭』のことでしょう、たぶん。知りませんが。
 しかしながら白と黒だけと何とも地味な町名看板やことで…と思いましたけど、広告主の業種を思うと、そらまぁこうなるでしょうな。

(於:西淀川区)人気ブログランキングへ  家でするお葬式って…全く見ん様になったなぁ。

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2012年9月13日 (木)

これスッポン? 生田神社の池にて。ほか

 今夏、お茶会に呼んでもらって生田神社へ行きました。境内の会館の奥に行きますればお庭があって池があって何とも涼しそげ。で何げにその景色を愛でておりますと…カメがいますわ。
Suppon1 Suppon2 Suppon3   トンガリ顔に柔らかそうな甲羅…ん?見慣れんヤツやしこれって…スッポンちゃいますのん?
 帰宅後調べてみてもどうもスッポンっぽいんですけど、どうなんでしょ。「喰いついたら離れへん」と何や怖いカメやということですから、なんか特別な場所で飼育されているもんなんやと勝手に思い込んでましたけど、神社の池みたいなとこにもおるんですね…って、これがスッポンやったらの話ですが。
 以下“スッポン”やと仮定しての話ですけど、イシガメとかクサガメと同様の環境下に生息するらしいですが、普段は水底に隠れていて、滅多に甲羅干しせんとか。やとしたら、ちょっと嬉しかったりして(お茶よばれて帰りしなにはものその姿はありませんでした)
 余談ですがそのお茶会、“浦島太郎”をモチーフにした内容でしてちょっとびっくり。流派が違うとこういう“お遊び”もできるんやなぁと嬉しなったり羨ましなったり。オモロいことしはんねんなぁ。で、そうか、このスッポンも茶会演出の延長上の存在やったんか…って、そらないか。ええ一日やったなぁ。珍味屋の娘さん、呼んでくれておおきに。

(於:神戸市中央区)
“スッポンスッポンスッポンパワー”って昔ラジオでCMしてたけど…スッポンって効くん?ほんま?

◇おまけ◇
Nadatamagaki1 Nadatamagaki2
 境内には『祈酒造繁栄』ということで灘五郷の酒名が記された玉垣がずらり。すでに廃業したブランドも多くあってしんみり。と思てましたらその中に何故か中華そば屋のが一本ありますがな、和歌山のあれ…って、ちゃうちゃう。

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2012年9月12日 (水)

琺瑯タンクの余生 22 ● 広島県呉市豊浜町豊島ほか

 先の広島旅行では、島の方へ海水浴へ。ついでに連なる島々をドライブしますれば、そこここに…琺瑯タンクが。

Horo22a Horo22b Horo22c Horo22d Horo22e Horo22f
 ご覧の通り琺瑯タンクまみれ。あるものはミカン畑の端に、あるものは墓地の横に、あたあるものは排水の受け手として…密閉式から解放型から酒母用までもうこの島々には琺瑯タンクなき生活はあり得ないのではないかというほどたくさんあって、もう途中から撮るのをヤメた次第。じつに島の生活に溶け込んでいると言った感じです。
 むかしも今も島には造り酒屋がなかった様ですが、西条をはじめ三原や呉、竹原など広島県は酒蔵の多いところゆえ、使われなくなった琺瑯タンクを入手しやすいからこんな風にあちこち色んな用途で使われているかもしれません。
 しかしこんだけたくさん琺瑯タンクが余生を送っているという事は…ここらも集約醸造が主流となり、中小蔵がドンドン統廃合されていっているということなんでしょうね。全国的な流れとは言え、やっぱりさみしいもんです。

(於:広島県呉市) 瀬戸内の島々は、どこも豊かな感じがするなぁ。

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2012年9月11日 (火)

防火水槽 98 ■ 西淀川区姫島1-2-36

 「あ、防火水槽や」と見つけつつ、隣家のお方が外にずっと佇んではるもんで何となく撮れずでぐるぐる回って時間潰してようやく撮れました。
Suiso98a Suiso98b  手入れされているよなほったらかしの様な、ちょっとシャレた髪型みたいに植物がびろ〜んと垂れ下がっていておもしろいアクセントとなっています。民家の真新しい外壁にちょっと合わないところが、“平成”って感じでしょうか。
…などと思いつつ「ちょっと防火水槽にしては小振りかなぁ」という気持ちも湧いてきて「ちゃうかな?」とも思ったり。そんな事こそ隣家のお方に話しかけて訊いたらええのに。それがなかなかできん性分でして…あかんたれやわぁ。

(於:西淀川区)人気ブログランキングへ 淀川の淵やし防火水槽イランやんと思たけど…堤防が高すぎでやっぱり要るわ。

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2012年9月10日 (月)

まわり更地の一軒家、二景。

 いろいろあってこうなるんやろけど、何かイタイなぁ。
Ikkenya1a Ikkenya2a Ikkenya1b Ikkenya2b
 夏休み明けたら、そこは広々とした更地になってた…一軒を残して。これ、右側の物件。左のは市岡で3年前に見かけたもの。商店街の一角がまるまる更地になって、その真ん中にこの様に一軒だけ残っていたけど…ここでの生活はきびしそう。
 出て行ってもとどまっても、いろいろ残りそうやなぁ、心に。

(於:港区-左、東住吉区-右人気ブログランキングへ コミュニティもちりぢりバラバラってことやな…

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2012年9月 9日 (日)

 “動物用の救急車”って?ん? 否々。

 救急車が駐車場に止まってる。けど、どこかちゃう感じ。で、よく見ますれば…
Ndb1 Ndb2
…“動物病院”の救急車ですわ。え? 動物の救急搬送でピーポーピーポーで先へすいすいって、許されんの? いや動物の生命も大事なんはわかるけど、その…何かちゃいまっせ。
 「けったいな話やで」と悶々としつつ帰宅後調べてみますれば、このクルマは、“救急車”ではなく、この動物病院の出張診療所みたいなものの様で…そうかいな、何と人騒がせな…って、騒いでるのは私だけですか。
 そう思って写真よく見てみますれば、パトライトが仕込まれていそうなところが、ただ赤くペイントされているだけですがな。クルマの形状とそのカラーリングを見て「動物用の救急車」と思てしもた私がアホやった…のかなぁ。紛らわしいわ。 日で今日は“救急の日”。

(於:住吉区)人気ブログランキングへ 車体にある“緑十字”を調べていますと『日本十字社』なる会社発見!。あのなぁ…

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2012年9月 8日 (土)

“こいさん”で513や…

 滅多に走らん御堂筋を南下してますと、信号待ちでこんなクルマの後ろに。
513a 513b
 「大阪チョコバナナ…知らんなぁ“東京バナ奈”のパチもんか?」と思いつつ上見れば、「あ、こいさん本舗のクルマや」と嬉しなって意味もなく写真撮ろと思てモニタ越しにそのナンバープレート見ますれば…はは、ちゃんと513(こいさん)ですわ。はは。
 “こいさん本舗”と言えば…そう“マロンマロン!”(拙ブログの過去記事『マロン!マロン! メルヘンを召しあがる』参照)のあの会社ですわ。
 何なんでしょう、何か、縁あるんでしょうなぁ…って、ただただ大阪が狭いだけというか、狭い世界で生きているだけかな。ま、いずれにせよここのお菓子はおいしいなとその昔思ったことやし、今度、食べてみよ“大阪チョコバナナ”を。ちとパチもんっぽいけど…な。

(於:中央区) せめて…“大阪ブーメラン”とかにしてほしかったで。

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2012年9月 7日 (金)

駅前にあった付近の案内看板に思うあれこれ。

 まぁ、きっとまだまだあるんやろと思いますが、気がつけば“手描き”のそれを見かけん様になったなぁと思って。
Analogmap Digitalmap  地のワイン飲める飲食店あると知ってJR塩尻駅前へ。思たよりカランとしたとこでしてちょっと何となくさみしい思いしつつ探す物件見つからずでどうしたもんだかと思てて目に入ったのがこの看板たち。ま…正味の話、これ見ても解らなんだんですけど見ての通り先の写真のは手描きで後のはパソコン出力。
 どっちが見やすい…いや、ええんです。後のでええんですけどやっぱりええもんですなぁ、手描きのこの手の看板って。別にね「ここがええねん!」と声高に言えるほどその要素があるモンではないんですけど、やっぱり何とも言えん味わいがあってね。広告部も味ありますし、限られた地図の区画にも目一杯所在する物件が書き込みされていて…ええなぁ。
 他府県は知りませんが、大阪の場合、日本特殊地図協会なる団体がつくる住宅地図が各戸に配られて、そこには各家々の名前も記されていますが、その書き込まれた文字が、10年ほど前まで手描きやったことを思い出しました。ごっつ小さい部分にも字が手で書き込まれていて、漢字では書けん部分はカタカナ(例えば“ソーコ”)で書かれていて…あれも味わいあったなぁ。
 そのモノの存在理由を考えるとアナログもデジタルもどうでもええことなんですけど、やっぱりついつい“味わい”を求めてしまうなぁ。この感覚、決して“懐古趣味”だけではないと思うんですけど…やっぱりそうなんかなんぁ。

(於:長野県塩尻市) ※ 私は飲んでません。決して飲酒運転してません念のため。

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2012年9月 6日 (木)

月決駐車場…ん?

 間違いではないのですけど、見慣れんもんで「げっ」と思いました。
Gekketsu1 Gekketsu2
 「月決…ん?…ちゃうやろ“月極”や」と思いパチリ。でも、この表記の方が読みよいし意味も解りやすいからこれの方がええ様にも思うけど、“月決め”の“め”がないとやっぱりむしろ解りにくいか。関西では…見たことない表記。見かけんもんは何となく気持ち悪いもんですわ。
 帰宅後調べてみますればこの表記は全国で使われてはいるものの、地域差がある様で、ここ信州以外に北海道、東北、高知などでよく見られると、ちょっとかわった分布みたいです(参考サイト:ATOK.com、変わりゆく日本語の実態調査)。
 多くの勘違い人同様、私も中学生時分まで『月極駐車場』ってのはゲッキョクと読む屋号で、あちこちにあるからチェーン店なんやと思い込んでいました。何とも恐ろしげな屋号やなぁと見ていましたが…って、その、“極”って字が、幼心にヤクザくさく感じただけなんですがね。
 で、何で“月極”かって? それがもひとつ解らなんだんですが、“きわめる”という読み、意味以外に“きめる”という読み、意味もあるからとか。で、何で“月極”になったか?、それは…やっぱり極道を思わせるからではないでしょうかね、「払わんと…わかっとるやろな」と。ま、これは全くの私見ですが…当たり前。

(於:長野県塩尻市) 1ヶ月4200円か…安ぅ思たけど、ここらやと、そんなもんか。

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2012年9月 5日 (水)

火の見櫓にハッピードリンクショップの多い県やこと。

 信州・長野をクルマで走っていて気になったのはふたつ。共にまぁ地元では“当たり前”なことでしょうが、大阪モンにはちょっと珍しくて。
Hy1 Hy2 Hy3
 まずはこれ。時間の許す限り地道をと走りますれば、行くとこ行くとこ火の見櫓だらけ。各集落に必ずと言い切っていいでしょう、それが立っています。運転しつつでは撮れませんので写真はうちのおちびちゃんに撮ってもらったのですが、もう撮りきれんほどいっぱいでした。しかもどれも「ほったかされ朽ち果て寸前」な感じではなく、ちゃんと半鐘も吊るされています。通信手段が発達し、消火器も普及した今日においてもこの様に大事にされている…何か、この信州人のこころというか気質をここに見る様な気がしました。
 帰宅後調べますと『探訪「火の見櫓」』なるサイトを発見。地元の方もその存在の多さに特異性を見いだしてはるみたいです。そう言えば金属価格高騰の頃、あちこちで火の見櫓の半鐘が盗まれるという事件が多発しましたが、ここらのは…大丈夫やったんでしょうかね。
 次に気になったのが、こんなお店
Hds1 Hds2 Hds3 Hds4
 『ハッピードリンクショップ®』。最初何げに「そんな名のドリンク専門店があるんやなぁ」程度に思てましたら次々とこれまた出てきます。
 3つ目くらいから「え?無店舗で自販機だけ?」と気になりまして次々見ていきますれば、どこも4〜5台の自販機だけが並べられた空間でした。価格は定価より20〜30円安めの設定…な割にサンガリアやチェリオは見られず…ってここは関西やないか。
 調べればこれもここらでは普通の光景みたいで山梨、長野,静岡で750店もあるとか。ただの自販機群のくせに“○○○店”と店名があるのがよろしいなぁ。ちなみにどの“店舗”も自販機前には駐車スペースがあって、やはり無人ながら“お店”という心意気でやってはるんでしょう。
 やっぱり…旅に出んと知ることのできないことが色々あるもんです。

(於:長野県)  「いらっしゃいませ

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2012年9月 4日 (火)

諏訪湖でスワンか。

 広島から次、西はりま天文台。自宅で一泊の後信州へ。
Suwako Swan
 今回の旅はお子の希望に応じて天体観測するはずが広島以外ことごとく曇り空で全くダメ。てなわけでただの旅に。諏訪湖に浮かぶ足漕ぎボート、これに乗ったらオモロいけれど、漕がんならん大人はもう汗まみれでヘトヘト。で、まぁ、何げに「白鳥のカタチしとるな」程度に見てましたんやが…そうか、これはそういうことなんか、と。いやいやここは諏訪湖、すわこでスワン、スワンは白鳥と。考えすぎの様な、案外「その通り」な様な。

(於:長野県諏訪市) 暑い信州やったわ、ホンマ。

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2012年9月 3日 (月)

呉の瀬戸内、“きぢ醤油”。

 古いレッテルでお楽しみ(?)頂いている間、旅に出かけていました。
Kurenosetouchi
 まずは広島は呉へ。旅と言っても家族旅、アホげ探しに興じる訳にもいかずでこれといったネタを持ち帰ることはできませんでした。しかし何ですなぁ、いつ見てもどこで見ても、瀬戸内の風景って…よろしいなぁ。これは野呂山キャンプ場からの眺め。穏やかさが奥の奥まで満ちていて、みているこっちも満たされますわ。
 ここで2泊。2日目に「かしわのすき焼きでもするか」ということになり海辺のスーパ−へ。具材はうちのひとにまかせて私は醤油をあれこれチェック。地のそれよりキッコーマンやマルキンの方が安いという現実。地元の醤油を手に取れば、“混合”方式の製法で…本醸造の方が安いというのも変な感じです(余談ですがいわゆる“地醤油”は、この“混合”もしくは“混合醸造”の造りをしてるものが多いです)。で「やっぱり…マルキンにしとこかな」と思た時、べつの社の醤油が目に止まりました。
Kidi1 Kidi2
 髭文字で記された『きぢ』の文字。そう言えばそういう名の醤油があることは知っていましたが、これは本醸造でしかも丸大豆モン。「瓶入りやし、これは高いで」と思てましたら何のなんの、900ml詰で398円なり。想像の半値以下。これなら買えると即購入。まぁすき焼きには勿体なかったですが、きれいなテリのやさしい味わいのおいしい醤油でした。
 帰宅後あれこれ調べてみますと、全国に約1500の醤油屋さんがあるそうですが、その中で自前でイチから醸造しているのは、150軒ほどとか。ということは9割までが他所で造った生醤油を調整して売っているということですか。こういう事実は以前から聞いてはいましたが、そこまで合理化が進んでいるとは知りませんでした。
 で、“きぢ醤油”ですが、再仕込醤油の技術に改良を加えた“醸造弐段仕込”の技を中心に据えて他社に真似できん製品を生み出してはる様です。時代に流されることなく、さらに深化させて勝負する…頑張ってる人があちこちにいるんですね。呉のええ醤油に出会えて、ちょっと嬉しなりました。

(於:広島県呉市) “きぢ”って“雉”のことかと思てましたら“生地”のことやと。

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2012年9月 2日 (日)

琺瑯タンクの余生 21 ● 和歌山県紀の川市粉河

Horo21aHoro21b  うめ、もも、みかん…紀州和歌山は果実の名産地。この物件はみかん農園の端にありました。もひとつ何用に使われているのかわかりません。錆びた風情、夕日に照らされ何とももの悲しい物件…タンク上部のフタも酒蔵で使われていたものの様で、それが余計にそう感じさせるのかもしれません。
 これでどんな酒が醸されていたのか…あたりにはかつて『御代鶴』や『金桜』の蔵元があったみたいですが。

(於:和歌山県紀の川市) 何でお子は走ってるんやったかなぁ…

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2012年9月 1日 (土)

防火水槽 97 ■ 淀川区塚本1-16-20

 三ノ宮での茶会の後、ふらっと立ち寄った塚本の地にも、やはりありました。
Suiso97a Suiso97b  同じ大阪市でも淀川以北はどうも馴染みがなくて、行っても「ちょっと何かが違うなぁ」と思うこと多くて。先達に言わすと「そらやっぱり違うねん」。まぁ今回もちょっとそんなことを感じつつうろうろしておりますと、この地にもご覧の通り防火水槽がありました。
 自体は巨大プランターとしての余生を送りつつ、まわりも植物で覆われているというその状況は多くのそれと変わりないのですが、何かやっぱり「いつもと違うな」と思うのは…その町並の風情が違うんでしょうか。
 防火の使命を終え、植物とまったりとした日々を送る…ある種これも“平和ボケ”な光景なのかもしれませんね。とは言えまぁこの平成の世に、本気で防火水槽の活用を考えるのも、やっぱりナンセンスなことでしょうか。今日9月1日は、防災の日。

(於:淀川区)人気ブログランキングへ 9月かぁ。9月やなぁ…うん。

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