琺瑯タンクの余生 22 ● 広島県呉市豊浜町豊島ほか
先の広島旅行では、島の方へ海水浴へ。ついでに連なる島々をドライブしますれば、そこここに…琺瑯タンクが。
ご覧の通り琺瑯タンクまみれ。あるものはミカン畑の端に、あるものは墓地の横に、あたあるものは排水の受け手として…密閉式から解放型から酒母用までもうこの島々には琺瑯タンクなき生活はあり得ないのではないかというほどたくさんあって、もう途中から撮るのをヤメた次第。じつに島の生活に溶け込んでいると言った感じです。
むかしも今も島には造り酒屋がなかった様ですが、西条をはじめ三原や呉、竹原など広島県は酒蔵の多いところゆえ、使われなくなった琺瑯タンクを入手しやすいからこんな風にあちこち色んな用途で使われているかもしれません。
しかしこんだけたくさん琺瑯タンクが余生を送っているという事は…ここらも集約醸造が主流となり、中小蔵がドンドン統廃合されていっているということなんでしょうね。全国的な流れとは言え、やっぱりさみしいもんです。
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コメント
そうです、我が家も完全自家醸造をやめてから樽やらタンクを廃棄しました。
そう考えるとこういう風景ってなんか複雑な気分になりますわ。
投稿: ぽんぽこやま | 2012年9月13日 (木) 19時14分
ぽんぽこやまさま
こういう記事、何かぽんさんに申し訳ない様な…その後どこでどんな余生をおくってるんでしょうかね。
ネットを見ていたら福岡のミツル醤油というところが、何十年かぶりに自家醸造を再開したという記事がありました。よくそんな困難なことに立ち向かいはったなと思いますね。なんとか商売になることを願いつつ…
投稿: 山本龍造 | 2012年9月14日 (金) 11時26分