本町橋より中大江公園に移植されたサクラの木
お盆休みの中大江公園。大雨の翌日というのもあってかそこで遊ぶ子供らは誰ひとりおりません。そこをうちのおちびちゃんと行きますれば、一本のサクラに掲げられたプレートが目に止まりました。
白いプラスチックの板には“東横堀本町橋より ’07−11 移植”の文字。へぇ、こういう風に街の樹木は状況に応じて“引っ越し”してるんですね。知りませんでした。
「“東横堀の本町橋”からか…どんなところから来たんかいな」とgoogleのスチリービューで見てみましたら、そこには“東横堀公園”があって、いかにも「あぁ、ここから来たんか」といった感じ。むやみに伐採、植樹が行われていない様で何かホッとしましたが…この木は特例な感じもしますね。移植する方が経費もかかるのやないかと思うと、本町橋の住人からの要望を汲んで、“移植”という手段を取ったのかもしれません。
街路樹の移植と言えば、大阪地方裁判所近くあった巨大なツンツン植物…ヤシやったでしょうか、あれが大きくなりすぎて和歌山のどこかへ引き取られていったという話を10年以上前に新聞で読んだことがありますが、そう言うのは稀で、たいがいは伐採されているのが現状かと思てましたらこういう例もある…ま、「樹木も大事にしてまっせ」という見せかけをまんまと信じ込んでるだけなんかもしれませんが。
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コメント
タイトルに本名が含まれてドキっとしたついでのコメントで失礼します。
写真にあるコンクリート製のすべり台を見ると大阪の公園やなぁと思います。生まれ育った神戸では見たことなくて、おばあちゃん(おじいちゃん?)ちのある大阪に来ると公園のこのすべり台が楽しくてよく遊びました。
色は塗り替えられたりしてますが40年以上現役のようで、結構コスパのいい遊具だと思いました。公園の遊具も安全のためか古いものがなくなる中、耐久性と安全性を備えた遊具だと思います。ブランコとかも板状のものは減っていて、すっぽりはまって落ちないけど自分で乗れない形のものに置き換わっていて、立ち漕ぎとかできる環境がなくなって行ってます。(立ち漕ぎが何か役に立つわけでもないですけど)つらつら書いてしまいました。
投稿: エグー | 2012年8月19日 (日) 07時17分
小生の住まいするマンションでも立替の際、桜の木を残したいと言う住民の希望が通おりました。
建て替え中の1年半程何処かで管理されていたのでしょう。
剪定されてかなりすっきりして帰ってきました。
あれから10年以上経ってすっかり枝葉も伸びました。
桜だけが幸運にも残されたのでした。
投稿: 戦後派 | 2012年8月19日 (日) 07時51分
●エグーさま
エグーさんって私てっきり“江口さん”が本名やと思とりましたが…違たんですね。と言うことは“町橋さん”とか…いやいや。
コンクリ製のここに写る遊具は大阪独特やと? もう大阪しか知らん様な私には意外に思いました。
で、確かにおっしゃる通り、耐久性は抜群で長期利用できることを思えばコスパ高いヤツですね。見てるとこのコンクリのヤツが最も人気あるみたいです。
で、ブランコですが…確かにそうですね。あんな「オムツかいな…」みたいなすっぽりタイプは昔なかったですね。あれはほんま「年齢制限をカタチにしたらああなった」って感じで、ちょっと好かんです。
それでも私のまわりではまだまだ立って漕ぐ式のブランコがかなりの数のありまして、広めの公園やと2基あったりします。昔のと違うのは、板の部分が木からプラスチックに変わったことですか。たいしたことではありませんが、あの、立ち位置が凹んでくる様な経年変化が味わえんのが残念かもです。
●戦後派さま
マンション建て替わり、サクラの木だけが昔の様に青々と茂って春には花咲かせ…ええですね、そのマンションをずっと見守っている様で。命あるもの、やっぱり「新しく植えたらええやん」という気にはなかなかなれんもんです。ずっとずっと先にもまた、その頃の住人がそんなこと思って残っていくのでしょうか。そうあってほしいもんです。
お二人ともコメント有り難うございました。
投稿: 山本龍造 | 2012年8月20日 (月) 07時13分