黒く塗り込まれつつも生き延びる“みや古染”の看板
近鉄奈良線、布施あたりの高架化から35年。地面を走っていた頃の面影ももう無かろと思いつつも線路沿いを歩きますればそこに、こんなのがありました。
…残念ながら“ や古染”とひと文字墜ちてしもてますが、その昔は鉄道沿いの木造家屋には必ずと言って良いほどこの“みや古染”の琺瑯看板があったもんです。「懐かしいなぁ」と思いつつもよく見ると、なんか不自然に煤けてますが、何なんでしょう。どうも一度、ペンキで塗り消された感じがあります。ここの家の住人が「イヤやなぁ」と塗りつぶしたのでしょうか。外してしもた方がカンタンやと思うのですが。忍びの様なその姿…まぁ、そうしはれへんかったお陰でこの様に今、楽しむことができるのではありますがね。
あと、“み”が墜ちてしもててわかったのは、この手の看板って、家屋に直接打ち付けられてるのかと思っていましたが、この様に木枠の土台を作って、その上に看板を取り付けていたんですね。今となっては煤けて古っちい感じになってますが、付けた当初はピカピカで立派な看板やったことを想像すると、やはりちゃんと取り付けたことも何となく理解できます。
しかし何です、商品サイクルが長かった時代ならではの恒久的な広告スタイルですね琺瑯看板って。ちなみにこの“みや古染”、今も桂屋ファイングッズさんの現役商品です…と言っても小さく“みや古染”と記されているだけみたいですが。
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コメント
“みやこ”と云えば八尾高校出身の演歌歌手「大月みやこ」を想う私ですが(笑)
小学校の授業で「ろうけつ染め」をやりました。
で、“みや○染”の○が読めません(汗)。
『古』の崩し字・変体仮名だと云うのは、お習字を習ってからの事。
桂屋ファイングッズさんって染料・染色以外に保冷剤や小便器の尿石付着防止清浄剤なんかも扱ってるんですね。
そんで「大月」は昔梅田新道に在った“大月楽器店”からとった…そこんとこ『与路志久』!
ってお若い方は興味が有りませんネ(涙)
投稿: 難波のやっちゃん | 2012年8月23日 (木) 18時35分
難波のやっちゃん さま
“大月みやこ”さんて八尾高出身やったとは知りませんでした。大月楽器店とミヤコにちなんでの命名というのも…聞いた様な初めて聞く様な…地元のこと、まだまだ知らんことだらけです。
私も小学生時分に何ていう技法か知りませんがチューブから染料絞り出してランチョンマット作る授業がありまして、その製品が“ペンペー”という名でみや古やった気がするのですが“桐山染料”やった様にも思います。私は“古”を“ホ”やと思っていた様にも思います。
あれこれいつもおおきにです。
投稿: 山本龍造 | 2012年8月28日 (火) 22時27分