4つの窓にそれぞれの面格子…やが。
ちょっと面格子にこだわってはるなという感じの建物がありました。
クーラー設置の加減か一部が切り取られているのが残念ではありますが、窓それぞれに意匠が違っていてしかもどれも完成度の高い仕上りになっていて、ドロボー除けという本来の目的以上に、町を行く人々にちょっとしたやすらぎを与えている様にも思えます。庭にも面格子ととことんやってはるのも…いいなぁ。
「ひとつひとつどれもええ感じや」と左から順に見て行きますと…最後のひとつに「ん?」。
いやいや、これがアカンとは言いませんよ。でも、これだけ明らかにその…レベルが違いますわ。これは、何かクモの巣みたいな単純さで直線もグニャッとしてるし…はて?
完成度も世界観もまったく別モンやないかと感じたんですが、これは何ででしょうかね。ここだけ小さい窓ですから弟子に任せたとか施行時期が違うとか…いやいや案外仕事の途中で工賃値切られて捨て鉢な気分に陥りはったとか…ま、それはないか。
本流3点の引き立て役としてこの小窓の面格子をデザインしたとも考えられますね。いずれにせよ、楽しめる建物です。いいもん見〜つけた。
(於:東大阪市) 案外、根気がなくなったんかもね、職人さんの。
※ 関連サイト:『面格子ファンクラブ』
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コメント
山本龍造さん、こんにちは。
これおもろいですね。
最初の3つはデザインに気合いが入っていますし、
4つ目は・・・でもオチをつけてあるような味わいも。
前に見つけた感じのいい面格子の場所を確認するために、グーグルストリートビューで確認したらデザインが違った、ということがあります。
元のデザインをアレンジされたらしくて。
投稿: びんみん | 2012年6月13日 (水) 08時25分
街歩きが楽しくなるお家ですネ(笑)
唯この四枚の面格子、“起承転結”の失敗例です(汗)。
冷風扇に始まりアクセント・リズムときて最後に着地の失敗が(涙)。
的を外しました…(自省を込めて)。
防犯的には電柱が近接してるので<忍び返し>や<ギザギザ>の設置
が望ましいでしょう(笑)
投稿: 難波のやっちゃん | 2012年6月13日 (水) 14時31分
●びんみんさま
びんみんさんにそう言ってもらえると、嬉しいと言うかほっとすると言うか。
で、びんみんさんもストリートビューで場所探ししますか。私もよく活用してます。「昔はこんなんやったんや」という発見もありますし楽しいですわ。とは言え、自分が調べられる立場になると、これほど難儀なモンはないですね。
●難波のやっちゃん さま
起承転結の結でコケる…まるで「カーネーション」みたいやなと思いました、朝ドラの。
電柱に忍び返しがいると…そのうちきっとええヤツ付けはるでしょう、ここ見てはったら。ま、可能性なしですが。
お二人ともコメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2012年6月14日 (木) 10時56分
龍造さんも視てはりましたか(笑)
ズッコケましたねエ…
三月三日までは三拍子揃った名作で毎朝楽しみでした。
で、“老境編”はっきり云ってミスキャストです!
あの岸和田弁はいただけません…まるで東映京都の『極道の妻たち』です。
敢て一人推薦するならネイティブの三林京子さんです。
それと脚本・演出までおかしくなって、ただの主人公の交友の広さ・自慢話になってしまいました。
私的にはオノマチさんの「カーネーション」で終わりです。
あとの四週は「ガネーシャ」です…“絹の靴下”も古くなりました(涙)
投稿: 難波のやっちゃん | 2012年6月14日 (木) 17時51分
難波のやっちゃん さま
いや、チェンジしたときときは「楽しんで見なあかんなぁ」と自分に言い聞かせてテレビの前におりましたが…アカンでしたね。おっしゃる通り、脚本・演出までおかしくなって…ですね。
亡くなりはるまでの物語にせんでもよかったんちゃうかとか思いました。
てなわけで私はやっぱり“ちりとてちん”の方が好きやったかなという感じです。
コメントに反応、おおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2012年6月16日 (土) 09時28分