防火水槽 92 ■ 高槻市富田町5-13-26
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蝿がブーン、蚊がプーン…あぁその音を思い出しただけでも痒くなる…間もなくそんな夏到来。ブーンやプーンにはプシューと…ですね。
以前“豊中市熊野町1のキンチョール”の記事でも取り上げたものと同じつくりではありますが、今度のはいぶし銀というかなんというかその色合いがシブいバージョンで…これは元々こういう色合いだったのか、劣化の末こうなったのかが微妙なところ。どっちもかっこよろしいですが、こっちの方が何とも蝿っぽい色あいでええかなぁ。
で、キンチョールの町名看板、今回も豊中で見つけまして「何でかいなぁ?」と思いますれば、製造元である大日本除虫菊の工場と研究所が、豊中市内にあるからなんでしょうかね。手押しポンプでシュッシュシュッシュの絵もええ感じ…は、前の記事にも書きましたね。
しかしなんですねぇ、金鳥のCM、ここ最近もひとつオモロないなぁと思うのは私だけでしょうか? ドギツい世界は踏襲されていても、そこに風刺や笑いのセンスがあんまり感じんというか…夏の楽しみが、ここ数年薄らいでいます。
(於:豊中市) 岸部一徳、大滝秀治両氏が出てた水性キンチョールの頃まではおもろかったなぁ。
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“政府、白熱電球の販売自粛を要請”ってねぇ。
このタイミングで言い出すところがナンダカナーな感じ。どこか産業界とグルになって「発光ダイオード電球を売って内需拡大ひと儲け!」ってモンを感じてしまうのですが…どうでしょ。
ま、ともあれ白熱球が先々手に入りにくくなるのは必至。とくに我が国産のそれとなれば、もう今のうちに買い占めるしかないでと思っていた矢先、たまたま入ったホームセンターで白熱電球の安売りが行われてまいした。政府が“販売自粛せよ”と言ってるのに特価とは…なかなかやってくれますで。
「お上に逆らってでも売る」…その哲学に拍手!と思いましたが、売場をよく見ますと、白熱球を売る商品棚がなくなっており、置き場に困って店内の隅っこに並べて在庫処分品的に売っている様子でした。
ま、いずれにしてもここで買いだめしておく手はないと10wから100wまで12本買いました。Panasonic印の白熱球は、National印のそれより総数が少ないでしょうから、その点も値打ちあるかも…とか思いつつ帰宅後「これホンマに使い切れるんやろか…」と、ちと不安に。ま、それでもこんだけあったら安心ですわ。
やっぱりいいなぁ白熱球の照明は。ロウソクに通じる温かさがたまらんなぁ。LEDに比べて寿命が短いというのも、私は好きですね。蛍光灯の最期も侘しくて好きですけど、電球のパッと明るなって切れるあの瞬間も好きですわ。今日的なシュッとした生活空間にLEDは似合っても、昭和以前の空間には、やっぱりこれやなぁ。
…などと書いていますがここに載せた照明器具の中身、じつは“電球形蛍光灯”。点け始めは暗いですがうまいこと白熱球っぽさを再現しています。「ほな結局白熱球イランやん」って? いやいや、やっぱり廊下とかお手洗いとか、そういう点け消しの多いところはこれですよね。「そやそのとおり」と思った皆さんも、品薄になる前に手を打っておいた方がええのちゃいますか?
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昨年の7月7日、“緑地帯が笹薮に”という記事を書きました。「谷町筋と中央大通の交差点東北あたりの緑地帯に笹薮があるから、来年はその笹に願いを書いた短冊を付けに行こかな」というその内容に、先日、山田さまという読者の方よりその記事に「そろそろ七夕ですが、実行なさるのでしょうか?」のコメントが。コロッとそのことを忘れておりました。何ともええ加減なことで。
で、今日、その笹薮のある場所を歩きましたら…ない。
こんなんになってる…あれぇ、場所の記憶違いかなぁとそのあたりを見てみましたが、やっぱり見当たらず…見ての通り、コンクリで覆われ跡形もありません。笹薮が有料駐輪場に変わってしもてました。
街は違法駐輪の自転車であふれかえってることを思うと、仕方ないことですが…な割に何ですのん、この広さに対して利用者は3人だけか。これも、大阪のいち風景ですな。
…てなこと思いつつ「ほかでも笹見たことある様な気がするが…」と谷町筋を西へ渡りますと、ありました。
あったにはあった笹ですが…うん、ちょっと刈り込まれていて全然七夕感がないなぁ。ちょっとここに付けても「はぁ?」な感じ。どうしよ7月7日、気乗りせん様になってきました。
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“薬種商”…その響きから何となく馴染みない漢方薬材でも商いしてはる団体かなと思って調べてみましたら、“薬局”ではなくて薬剤師のいない“薬店”の経営者のことを指す言葉やったそうです。
数年前に行われた改正薬事法により“登録販売者”が新設され“薬種商販売業”というくくりは廃止となったそうで、会館の名前は“大阪府薬酒業会館”のままですが、現在では“大阪府医薬品登録販売者協会”の会館として機能している様です。ちなみに門柱には“大阪薬種専門学校”などの表札も掲げられていますが、いずれも廃校、名称変更の結果、現存しない組織のものとなっています。ドラッグストアの台頭で、昔ながらな町の薬店も大変な状況にあることを思うと、会館名も表札もそのままというのも…わかる様な気がします。
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モモの季節到来を前に、こんなんが歩道を歩いていました。
散歩に飽きたか疲れたか、クルマに乗せられどこかへドライブかと思ってるとまた戻ってきはりました。モモには着用義務がないようですな、シートベルトの。あたり前の様なちょっと「何で?」な様な。
(於:中央区) このモモ、“ももっぴぃ”という名前やそうです。
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今回のプラ看板は、ちょっとイレギュラーです。
マミーショップ…あったあった。これは今思えば乳業会社主導のコンビニみたいなもんやったんでしょうか。街の牛乳屋さんを今日的にリニューアルと展開しはった店舗スタイルやと思います。製パン業者主導の“デイリーヤマザキ”も同じ様なもんやと思いますが、このマミーショップはうまくいかなかったのか、ほんと知らんうちにまったく見かけん様になりました。
丸いバルーン状のこれ…現物は見たことがありませんが、銀座にあった地球儀型の広告塔を可愛らしくアレンジしたもんなのかも…と思い、調べてみましたら、銀座のそれは“森永製菓”のモンで、こちら“森永乳業”…ま、同じグループ会社としてあり得る話やないかとも思いますが。
懐かしいけれど古さを感じさせないこの物件。幼少期、テレビの広告で見た銀座のそれは何か怖かったけど、こっちは何とも愛らしい。マミーショップ、うまく展開できていたら、もっと日々ほっこりさせられていたことやろうになぁ。
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ただのヤミ金系の貼り紙広告…な割に妙にひっかかる要素があるなぁ。
何なんでしょ、この貼り紙のもつ時代感覚と言うか世界観の妙さ。いかにも今日的に「パソコンで作ったんや」な感じな割に“米俵”の絵という古風なモンがメインビジュアルになってて…記してあるコトバに080から始まる電話番号…どぅ考えてもアヤシい系金融業者のそれやのにどっか不謹慎ながら和む要素があるなぁ。ナミイタの形状に沿ってきっちり凸凹に貼ってる几帳面さもそう思わせるんかも。
…とか思いつつ写真を改めて見てみますれば電話番号の末尾4ケタが…如何にもって感じ。たまたまなんかわざとそういう番号を選んだんか…やっぱり和んで見ている場合やないやないですな。恐いこわい。苦死死苦、“低金利”の三文字の空々しいこと…
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昔ながらな立派なお宅を囲う様に並ぶカイヅカイブキたち…じつに家にも街にも溶け込んでいるなぁ。
よく見れば、この家の前だけにこの木が植えられていて…これはいわゆる“街路樹”ではなくこのお宅が植えはった木で“庭木の延長”みたいなもんなんですかね。
ここは私道なんかもしれませんが、公道であれば…アカンですかねぇ。道路標識も隠れてますし。
…とか言いましたが、わたし的にはこれは全然アリでしょ、な物件。ちょっと記憶が定かではありませんが、昔はこの様な『道路上の庭木』が割とあった様に思うのですが、どうでしょう?
言うなれば『私設街路樹』。ほんとは誰が植えたものかは知りませんが、ここのお宅のセンスとそれを大目に見ているフトコロ広い行政もこの町も…いいなぁと思ったのでした。
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雨上がりの日曜の朝、湿気残る谷町六丁目より谷町筋の前方を眺めると…
…見えてますわあべのハルカス。数日前に“西日本一の高さ”になったときいてはいましたが、どっか「となりの街のことやしな」と「ふ〜ん」程度にしか思てなかったんですが…そっか、こんな間近に見えるんや。全然今まで気付かなんだ。
数年後には日本一ののっぽビルになるということで…と言うことは生活圏の眺めの中にいつも“日本一”があるということか。そう考えたら、何や嬉しなってくるもんですな。
とか言っても、経営状況の悪さまでは数日前まで西日本一の高さを誇っていた(?)“りんくうゲートタワービル”とか“コスモタワー”を上回る様なことにならんことを願わずにはおれません。成功していてこそ日々視界に入るそれを朗らかな気分で眺めることができるんでしょうからね。
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旧街道沿いに昔ながらな酒屋さん。ショーケースもあって、その中にこの手ディスプレィの定番、でっかい一升瓶もありますわ…って、“一升瓶”とは言わんか。
まわりにある巨大な缶ビールは現行商品になってますけど、さすがに一升瓶の白雪レッテルは昔のまんまやろ、と近づいて見てみましたら…あ、角にバーコードが。こんな「いかにも昔ながらでっせ」なアイテムやのに、ちゃんと貼り直してる。
このお店の人のこだわりか…いや小西酒造が責任もってこうしてはるんかな。ま、どうせやったら、瓶も茶色のヤツにしてほしい…って、さすがそこまではできんかな。
(於:東淀川区) “白雪”って、あんまり見かけんな…って最近ここ、ビールにチカラ入れすぎ?
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ちょっと面格子にこだわってはるなという感じの建物がありました。
クーラー設置の加減か一部が切り取られているのが残念ではありますが、窓それぞれに意匠が違っていてしかもどれも完成度の高い仕上りになっていて、ドロボー除けという本来の目的以上に、町を行く人々にちょっとしたやすらぎを与えている様にも思えます。庭にも面格子ととことんやってはるのも…いいなぁ。
「ひとつひとつどれもええ感じや」と左から順に見て行きますと…最後のひとつに「ん?」。
いやいや、これがアカンとは言いませんよ。でも、これだけ明らかにその…レベルが違いますわ。これは、何かクモの巣みたいな単純さで直線もグニャッとしてるし…はて?
完成度も世界観もまったく別モンやないかと感じたんですが、これは何ででしょうかね。ここだけ小さい窓ですから弟子に任せたとか施行時期が違うとか…いやいや案外仕事の途中で工賃値切られて捨て鉢な気分に陥りはったとか…ま、それはないか。
本流3点の引き立て役としてこの小窓の面格子をデザインしたとも考えられますね。いずれにせよ、楽しめる建物です。いいもん見〜つけた。
(於:東大阪市) 案外、根気がなくなったんかもね、職人さんの。
※ 関連サイト:『面格子ファンクラブ』
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先月行ったタケノコ掘りのとき、腰掛けて休んでいるとこんなもんが目に入りました。
洗剤に挟まれ置かれていたそれには野菜の写真があり肥料か農薬の瓶やとすぐわかったんですが、レッテルに書いてあるコトバに「ん?」と思いまして。
“有機かつおエキス”“アミノ酸原液”、そして“コクとうまみ”…これは「野菜の根っこからかつおのアミノ酸を吸収させたら“コクとうまみ”いっぱいの果実や野菜がなる」ということなんでしょうか? そんなカンタンにダイレクトで果実に味がうつるんかなぁ…って、かつお味のいちごもぶどうも、イランねんけどね。
この件を製薬会社に勤める人に訊くも、こっちが理解できませんで効果のほどはわからなんだんですが、「まぁソルビトール(甘味料)を畑に撒いて野菜を甘ぅしてる農家もあるらしいしな」とのこと。この話は昔、「出荷前のスイカのツルに砂糖水に浸けると甘なる」というので耳にしたことがありますので効果ありなんでしょう。
しかし何です。“コクとうまみ”って…果実野菜にも求めるもんやったんですか。ちょっとはわかりますけど…なんかやっぱり変な感じ。
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スカッとした町の一角に小振りの郵便ポスト。よく見たら、ちょっと変わったシチュエーションかも。
投函口と取出口だけ外に出ていて、本体はネットの向こうでシュッと立つ…過保護と言うか何というか窮屈そうにも見えますけれど、見事に収まっとるなぁ。
「何でかいな?」と思いますれば…う〜ん、やっぱり郵政民営化と関係あるんでしょうかな。確か一時期「民営化で公道のポストがどうのこうのって話があったなぁ」と調べてみますれば“郵便ポストは「金のなる箱」? 自治体、占用料徴収へ”など、昔やはり問題化した様ですね。
…ということは、このポストの立ち位置、私有地で公道の賃料より安いということなんでしょうかね。
屋台とか露天商もやりにくい世の中とは言えポストから占用料を取るって、なんか世知辛すぎる気がしますが…甘いんかなぁ。
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さきに訪れた摂津富田の町並は、難波のやっちゃんさんがコメント欄で書かはった様に「寺内町として風格ある風情を保つ!」町。昔からのいい町並が残っているところでした。が、ちょっと「アホげがないなぁアホげが」といった感じ。歴史的文化的に残るに値しないけどラブリーなそんな物件があまり見当たらんのです。てなこと感じながらふと曲がった路地裏、先を見上げますれば…
…こんな看板が。古い蔵の横の古いコンクリ建屋のてっぺんにこれまた古い広告塔が…これは、ネオンサインでしょう。“ナンソー”のこのロゴから醸し出される何とも言えん'60年代な雰囲気もまた、たまらんええ感じです。が、まぁ、平成の世にはちょっと浮いた存在になっていますかね。
別の角度から見ると、ブリキの煙突が広告塔上から出ていて、その“H”のシルエットもええ隠し味になっています。
“ナンソー”の意味は、残念ながら判りませんでしたが…ま、その方がミステリアスでええでしょう。
とか思いつつこの“ナンソー”のロゴを見ていますと、ちょっと変。“ンソー”の部分は同じ法則で字が作られていますが“ナ”は、違いますわ。何で▽と▷で作ってないのか…ナンソーのまま、いやいやナゾのままや…って、何とも気恥ずかしい終わり方やことで。うっ。
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超久々に藤井寺あたりを散策。駅前の商店街にはある昔ながらな酒屋さん。その横にはちゃんとこれまた昔ながらな“立呑処”も併設されていて…って、まぁ、前からここは知ってはいるんですが「まだやってはるねんなぁ」とその暖簾を見ますと“清酒オキナチトセ”の文字。「懐かしいなぁ…もう廃業しはって10年ほどになるかなぁ」とそのお店の写真を撮って帰って先程良く見たら…あっ!『衝破除』が写ってますわ。気付かんかったなぁ。
『衝破除』…T字路に溜まる“衝破”を除けると言われる石票。この衝破除を初めて見たのが、この暖簾にある“オキナチトセ”の酒蔵まわりでした。詳しくは2010年3月27日の記事“『衝破除』の石碑、見〜つけた。”をお読み頂くとして、その衝破除が、この“オキナチトセ”を扱ってはった酒屋さんのT路路にもあるというのは…その昔、蔵元さんから教えてもらいはったのでしょうか。まぁ、南河内を中心とする一帯で密かに信じられている魔除けの様ですから、たまたまとも思いますが(…他のエリアでは…、堺を除いて今の所見たことがありません)。
以前の記事へのびんみんさんからのコメントによると、河内長野の天野酒醸造元の西條さんの近くにもあったということですので、お酒関係者の間で信じられていることなのかもしれませんね…って、サンプル数3では決められませんけど。
(於:藤井寺市) “オキナチトセ”の検索でヒットしたかどや酒店さんによる記事…泣かせるなぁ。
※関連記事:
『“衝破徐”の向かいにやっぱり“衝破除”』 2014年12月 記
『“衝破除”…違う、“衝破徐”や。』 2014年8月 記
『 久々に『衝破除』発見。藤井寺の酒屋さん横で』 2012年6月 記
『『衝破除』の石碑、見〜つけた。』 2010年3月 記
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昨日古い写真データを整理してますと、こんなのが出てきました。
2年前の夕刻、亀岡からクルマで帰り、馴れん道を曲がったらこれが目に入って…何やらゾクッとした覚えがあります。田園に似合わない大きさとその錆びサビ具合が「気色悪っ」て思った物件やったなぁ。
この4つのタンク、山村集落の飲料水なんか農業用水なのか…何とも言えんその異質さがひときわ際立つ妙な存在感…いま写真で改めて見ても…かなり苦手ですわ。怖っ。
(於:茨木市) googleストリートビューで見る昼景も…やっぱりアカンわ。
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「広く撮ってあれば、タテでもヨコでもトリミングで何とでもなりますので、その様に撮っておいてくだされば助かります。現場での時間の短縮になると思いますので」…今年のはじめに頂いたある仕事に関するMailに、その様なことが記されていました。
「あのなぁ…」と思いましたけど…そうなんかなぁ。写真の扱いがマッチ箱ぐらい小さい印刷物の仕事ではあるけれど…う〜んそうなんか。ちょっと前までは「編集者にトリミングさせなアカン様な写真撮ってたらあかんで」やったのに。
フイルム時代と違い「そんな画素数イランがな」な感じにツルツル高鮮鋭の画像が普通に撮れる様になってる今の写真画像の置かれている状況においては、先方の言うてはることに、リクツとしては何の間違いもないんやけれど…な〜んか違うんちゃうかという気がして…腑に落ちんかったのです。
サンプルとして、東京の他の担当者が撮った写真が添付ファイルで送られてきましたが…ますます「うむぅ〜、これでええん?」という気になって。
画角を考えて「ここにあれ、あそこにはこれ」と画面構成していかんと、変な写真になる様に思ったりするんですけど…違うんかなぁ。
ムダなく画面を構成し切り詰めて「これや!」と整理できてシャッターを押す…古いんかなあ、こういう感覚は。あとでトリミングしたものとは、かなり違うと思うんですがね。
画質の飛躍的進歩のお陰で、写真はますます印刷物のマテリアル化へ向かう…オモロないけど…仕方ないんかなぁ。ま、もっと仕事のステージを上げればこういうレベルのあれこれを考えんでええんでしょう、きっと。
で、その仕事のその後ですが…後に送られてきた印刷物を見ると、どのカットもトリミングされることなしに使用されていました。タテでもヨコでも使える写真を撮らんかった私がそこにいたという事実があるわけですが…それって今日的には最低の職人かもしれません。時代、そして品質の環境が変われば、納品形態の正解も変わる…どぉってことないとも思いますが、ちょっとかなり考えさせられる仕事内容でした。6月1日、今日は“写真の日”。
本文の中での話は、料理モンでしたが…
(於:香川県坂出市) 海辺の工業地帯ばっかり撮ってた四半世紀前が懐かしわ。
※関連記事
・6月1日に思う。 2011
・6月1日に思う。 2010
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・6月1日に思う。 (2008)
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