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2012年5月24日 (木)

酸酵方法でさらに濃醇させたれ!

 先日は白浜の老舗旅館系ホテルで夕食。「まずは飲みモンを」とメニューにめを通しますと…何か、変。
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 【地冷酒】…聞き慣れん響き。【地酒】というくくりもあってそこに冷酒もあるのになぁ…などと思いつつお酒の説明を読むと「濃醇させ」…とあります。全文記しますと「○○(辛口酒の銘柄)をさらに濃醇させ、お米の旨みをたっぷりと含ませたお酒です」。はぁ?濃醇させたら…超辛口になりまっか?
 などと「けったいなメニューやで」と思って翌朝、改めてそのメニュー見ますれば、まだありましたわ、「はて?」が。
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 地ビールの説明文に初めて目にしたコトバが。“酸酵”…皆さんご存知ですか?“酸酵”の意味って。「…を使用し、酸酵方法とアロマホップに徹底的にこだわった…」と記されていました。帰宅後調べましたが辞書にも“酸酵”は見当たらず。これはきっとスペッシャルな製造過程なんでしょう。知らんかった。覚えとこ。

(於:和歌山県白浜町) 大浴場行けば蛍光灯チカチカ明滅。しみったれた気分充満やハレの日に。

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コメント

ご無沙汰してます ・・・・
って、ずっとロムしてるんですけどなぁ。

龍造はんが、来てくれはれへんので言いたい事も言えんままやったんですけど ・・・・

流石に、今回のはアウトですなぁ!!
老舗旅館系ホテルか何かは知らんけど、日本語も満足に判らん奴が薦めるお酒ってどんなんでっか?

投稿: 啼兎 | 2012年5月25日 (金) 04時06分

いや、知りませんでした。
ウチも「発酵食品」で食ってきましたけど、濃酵やら酸酵なんて方法を知っていたら、面白いモンが作れたかも知れません。
その方法は企業秘密なんでしょうね。

投稿: ぽんぽこやま | 2012年5月25日 (金) 07時06分

 どうも“国<民宿>舎”にみられるように短縮・省略がお好きな土地柄のようです(爆)

“酸>化醗<酵”もしくは“酢<酸>醗<酵>”の略ではありますまいか(笑)

「端麗辛口」・「芳醇甘口」が一般的のようですが、『端麗甘口』・『濃醇辛口』も地方にはあるようです…

カッコ入力で“酔うてもた”~麦芽

投稿: 難波のやっちゃん | 2012年5月25日 (金) 11時10分

●啼兎さま
お久しぶりでございます。いやぁほんま…申し訳ないです。外食外呑み…極激減ですわぁ。
で、
>>流石に、今回のはアウトですなぁ!!
はい!。ほかには“端麗”という記載も…“淡麗”
ここのおすすめは中野BCのアル添酒、世界一統の大吟と純米、名手酒造店の吟醸でした。私は唯一燗してくれる長久を…美味かったですよ。

●ぽんぽこやまさま
元醸造業の方にして酸酵方法などはご存じないと。これはやっぱり門外不出の技と見ました。まだまだあちこちに秘伝の技があるんですなぁ、ほんま。

●難波のやっちゃんさま
そうか…酢酸発酵で“酸酵”と。なるほど…って、それ、腐ってるみたいなもんでは?とかなんとか。
以前、もう廃業した伏見の蔵元が“淡麗甘口”を売りにしたお酒を出してはりました。それは…どうやら液化仕込の特性上、濃醇にはならんかったのを逆手に取った商品やったのではないかと思ったりしています。あと、灘の生一本は本来“濃醇辛口”を良しとしているみたいですね。菊正宗の一部に“濃醇辛口”を目指しているお酒(“雅”?)もありますが、淡麗な辛口にならされていると、辛く感じないなぁと思った記憶があります。
あぁ…語ってしまって“酔うてもた”~大豆たんぱく…?

皆様早々にコメントをおおきにでした。

投稿: 山本龍造 | 2012年5月25日 (金) 13時38分

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