防火水槽 85 ■ 住吉区東粉浜3-26-11
古い洋館風家屋の前に、石がごろごろと無造作に置かれたその中に「もしや?」な物件がありました。
陶器で円筒形…その形状、まるで土管みたいやなぁ思いましたが、底部に排水穴がありますので、やはり防火水槽ではないかと勝手に解釈、カウントすることにしました。
見つけた時は「茶碗と同じで底の高台だけ釉薬がかかってないんやな」と思っていましたが、写真でよく見ると…この“高台”と底の部分はコンクリートで後付けされている様です。胴の部分は、備前焼風の素焼きで…ということは、これは、土管を用いて防火水槽を作ったのではないかと思われるのですが、どうでしょう。備前焼の主要生産物は元々土管やったということを考えると、この推察は間違いでもない様に思うのですが。ま、今回も第63号のそれ同様“水甕”として使われていた可能性もありますが。
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コメント
このタイプと同じような物件を、今年1月に新宿で初めて見ました。それには「防火用水」のロゴが入っていました。
もしかすると、東粉浜の物件も動かしてみたら壁側にロゴが入っていたかも?
投稿: 荒川防火水槽研究会 | 2012年4月21日 (土) 19時56分
荒川防火水槽研究会さま
早速「荒川コレクション,物件244」を見せて頂きました。
以前も勿論見せて頂いていたのですが、確かにこの物件と形状が似ていますね。
でも…やっぱりこの物件は土管っぽくて、荒川さんの見つけはったんは文様も施されていたりで工芸品的なこだわりを感じる様に思いました。
いずれにしても陶器の防火水槽もやはり存在するということで、スッキリですね。
コメントいつも有り難うございます。
投稿: 山本龍造 | 2012年4月22日 (日) 19時42分