防火水槽 84 ■ 住之江区住之江2-1-20
住之江を歩いていますと「ここは…いつの時代なん?」って感じの古くて雰囲気ある旧家に出会いました。ほんとそのお宅だけがぽつんとタイムスリップしてここにあるといった感じ。何とも“ほっ”とするなぁと思っていると…やっぱりというか、防火水槽が目に入ってきました。
見ての通り風化が進み、正面の淵からぼろぼろと砂になって落ちて土に帰っているといった感じです。この家屋なら戦前からある様な石とか木でできたものがあってもええと思いますが…これは戦中に置かれた物件の様に思われます。
ちょっと痛々しいものの、雑に扱われて壊れたのではないところが救いでしょうか。共に歳を重ねて共鳴している家屋と防火水槽、自然のままでこのままいつまでも…
(於:住之江区) コンクリの風化を見ると…ビルってちょっと怖いかも。
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コメント
まさに「土にかえる」って感じですね。
こういう土壁と言うか壁土を見ると、「”壁土を食べる妊婦”と言うのは、こういう壁の土を食べるんだろうなぁ」と異食症のお話が頭に浮かびますわぁ。
ちなみに私が持ってる住之江区のイメージは、競艇、秋田犬、南港、満月ポンなのですが、こういう旧家もあるとはなかなかに奥が深いですなぁ。
投稿: 雀のお宿 | 2012年4月 6日 (金) 22時43分
軒先からちょっと出ているところから風化しているのがいいですね。
背景の建物の窓に貼ってあるとおり「ほっ」とする風景でした。
投稿: 荒川防火水槽研究会 | 2012年4月 8日 (日) 08時44分
●雀のお宿さま
お久しぶりでございます。
恥ずかしながらそういう異食症があると言うのをしりませんでしたが…確かにちょっとええ歯ごたえが楽しめそうかもです。いや、やりませんけども。
それと“秋田犬”と“満月ポン”が住之江区と関わりあるのも知りませんでした。
で、この旧家の存在は、異例中の異例というか、ほんとそこだけぽつねんと残っているって風情でした。維持が大変でしょうね。
●荒川防火水槽研究会さま
いつもながらよく写真を見て検証してくださってますね。なるほどなるほど、雨水による風化と。納得です。
で、ほっ”でしょ。私もやっぱり「ほっ」でした。
お二人ともコメント有り難うございます。
投稿: 山本龍造 | 2012年4月 9日 (月) 11時24分