『笑福亭松喬ひとり舞台ファイナル』初日へ

今夜は『笑福亭松喬ひとり舞台ファイナル』初日を楽しみにABCホールへ。落語は好きなんですがマニアではなくてどんな内容が何て言う題目なんかとかは全然わかってませんで…ま、でもその方が純粋に楽しめるかもとか思ったり。
松喬さん、なんか痩せて歳とりはったなぁ…10年続けてきはったというこの“ひとり舞台”、気がつけば2回目の2003年の会以来生で見せてもらうんやから当たり前か。最初の出し物「はてなの茶碗」ではそんな印象を正直持ってしまいましたがなんのなんの、全然そんなんじゃありませんでした。ふたつ目の出し物「質屋蔵」、この出しモン、私は初めて聞いたからというのもあるんでしょうが妙な展開の話を強弱つけてうまいこと演じてはって…ってま、当たり前ですわな。ま、先にも触れました通り、全然落語マニア、落語通ではありませんので「ホンマごっつおもろかったぁ」ということぐらいにしときますわ。
…それより仁鶴さん、仁鶴さんですわ。えっ?え〜えらい老けはったんやなぁといった印象を受けました。ま、マクラもそんな内容にしてはったし、落語全体も妙におとなしいトーンで「こんな“道具屋”もあるねんなぁ」とちとびっくり。もちろん面白かったしさすがやなぁ思いましたが…あれはホンマに老けてはったんか、老けた風情に演じて新境地を切り開いてはるんやろか、何やろか。私が知らんだけでいつもこんな風情でやってはるんやろか。まぁ「ドンナンカナー」とか言うてはったのもめっちゃ前の話しやし、ま、年相応なのかもしれませんが。
次は11日の最終日。この会、ゲストが仁鶴さんに始まって鶴瓶さんで終わる…考えてみたら入門順にゲストが並べてあるだけやのに、始まりも終わりも有名どころになってあってうまいことできてますなぁ。一門仲悪いみたいなとこ耳にしますけど、こういう並べ方やと文句も出んわね。日曜日も楽しみやなぁ。
松喬さんホンマに旨そうに呑まはるからこっちも呑みとなって日本酒呑んでから帰った。
関連記事:“『笑福亭松喬ひとり舞台ファイナル』最終日へ。で、雑感。” 2011年12月11日 記
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