「重要埋設ケーブルあり」を知らせる看板3つ。
ちょっと時間が空いたので尼崎へ。阪神尼崎駅から東に歩いていきますと、いわゆる“尼崎”な風情(?)とは異なる町並が。ま、よそ者の私が勝手な尼のイメージを持っていただけなんでしょうけれども。そんな静かな町の電柱に、ちょっとええ感じの絵を見つけました。
道路工事で地面を掘り起こす時の注意喚起の看板にこの様なイラストが描かれています。黒電話風の生物の表情や“切れた!”の字の感じがちょっと前時代っぽいなぁとよく見ると『電電公社』の文字が。NTT発足が1985年ということですから四半世紀以上前のモノ。その割にはキレイな状態で残っていますね。てなこと思いながら先へ行くと…
今度のは水道管と水道メーターみたいなもんが、ヘビっぽいショベルカーに引きちぎられそうになってるイラストの看板が。そこに“エヌ・ティ・ティ…”の文字があるのでこれもやはり「電話線に注意」のモンでしょう。先のより新しいはずが、こんなボロボロ…民営化でコスト意識が芽生え、安く上げたらこうなったということでしょうか。これではかえって高くつきますなぁ。とか何とか思ってましたら今度は…
関西電力も道路工事への注意喚起を同じスタイルで看板にして掲示してはりました。これが1番新しそうですね。新しいだけに、ちょっと趣きがないかとは思いますが、もっともひと目で何を言わんやがわかるビジュアルになってますかね。このタイプのには記されてませんが、文字だけのものには「特別重要な電力ケーブルがあります」とありました。
とまぁこの手の注意喚起看板をとても多く見た…というか、他のエリアでは、あんまり見たことない様に思うのですが、この地区だけ、電話も電力も重要なケーブルが埋設されているということなのでしょうか。尼崎城趾あたり、阪神間インフラのアキレス腱なのかもしれません。
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コメント
山本龍造さん、こんばんは。
これも面白いです。2番目のものなど、塗ってある部分が若干強いのか、面白い感じに残っていますね。まだダイヤル式の電話なのかな、とか興味深いです。
投稿: びんみん | 2011年11月30日 (水) 23時33分
これまた変わった看板を。
電話機を擬人化してるのが、昭和らしいですね。
2枚目のショベルカーは怖いけど、3枚目のは今にもぶっ壊れそうでいいですなあ。
投稿: わい | 2011年12月 1日 (木) 21時04分
測量屋話の続きみたいになりますが、土建屋さんは境界標識のコンクリート杭でもユンボでふっ飛ばしてしまって。よく、復元を依頼されます。測量の費用なんてやすくないのになんで気をつけて工事しないのかなと思いますよ。いや、測量屋に言ってくるところはまだまして、そっと適当に戻しているところもあったりして。
ですからこういう看板があるというのは、よく理解できます。電話会社もうんざりしているかも知れません。
投稿: たのけのあむら | 2011年12月 1日 (木) 23時01分
●びんみんさま
反応して頂きおおきにです。私もね、この一連の看板見た時には「これはこれは」と思ったんですが、その面白さがちゃんと伝えられんもんやなぁとあれこれ思いながら記事にしたんで、そう言って頂けてちょっとホッとしたり。
で、確かに
>>まだダイヤル式の電話なのかな
ですよね。とは言いつつ「そらぁダイヤル式の黒電話やろ」と思いましたけど、今の若い衆は、リアルで黒電話知らん訳で…「つい最近まであれやったやん」って思ってるけど、めっちゃ昔のことなんですね。人生あっちゅう間やなぁ…最近この感覚がリアリティを持ってきましたわ。
●わいさま
“電話機の擬人化”…言われてみればその通りですね。いま思い出しましたけど、超子供の頃、お絵描きでスイカとかリンゴとか、マヨネーズのチューブとか描いてはそこに顔を記していたのを思い出しました。まさしく…昭和の子ですわ。
最近のお子は…どうなんでしょうね。
●たのけのあむらさま
それはそれは…境界標識のコンクリート杭を何と心得る!ですね。
で、まぁここでおっしゃる場合は他意はないのでしょうけど、中には「わざと」工事で標識の杭を自分の土地に有利に平気で動かす輩もいると耳にしたこともありますが…いやぁ面倒くさいはなしですよね。
ま、電話会社も電力会社も…うんざりなんでしょうね、おっしゃる様に。
お三人さま、いつもコメントを有り難うございます。
投稿: 山本龍造 | 2011年12月 1日 (木) 23時12分