壁の中にネコがおる…
『天井裏にネコがおる…』の回にも記しました通り、実家の天井裏にはやっぱり時々ネコが来るそうで難儀してるとの事。最近はそこに育児放棄された子ネコがどうも2匹いるみたいやということで、1匹は何とか捕らえることができたということですが、もう一匹がどこに行ったか…ということで、私も捕獲に挑戦してみました。
前回同様、天井に開けた穴からデジカメで四方を撮影してみましたが…どこにもいません。「これはもう…どっかから出て行ったんやで」と半ば諦めておりましたら、どこからかやっぱり「みゃぁみゃぁ」と子ネコの泣き声が。その小さい泣き声をたよりに家中あちこち耳を澄まして聞いてみますれば…これがどうにも壁の中。天井から壁の隙間に落ち込んだものと思われます。「こんな壁ン中で死んでしもたらウジわくし困ったもんやで」と仕方なく、「ここや」と思われる部分の壁を切り抜いてみますれば…そこにはいませんでした。
「ネコも泣きよらんし…どっか行きよったんかいな」と思いつつ、しばし待っておりますと、再び「にゃぁにゃぁ」と。やっぱりおるなと、小さなデジカメをこの穴に入れて撮影してみますと、
…いましたわやっぱりここに。見ての通りまだ目が見えてないかもしれん状態のぶっさいくな子ネコです。「何とか手が届く場所ではあるけど、攻撃されても困るしどないしょ…」と悩んだ挙げ句、皮の手袋付けて手を伸ばして掴んでみますと、あっけないほど従順な態度でして、さっさと子ネコを取り出すことができました。
取り出すまでは「このクソ子ネコめが!」と思っていたものの、いざその小さな体型と体の温もりを感じると、すっかり情が湧いてしもて…育児放棄されたという状況も手伝って余計に可哀想な気分に。でも飼うこともできんし…ってことで、ちと距離の離れたところへ魚の切り身ひとつと共に置いてきました。
この行為がええのか悪いのか…ホンマは心を鬼にして保健所へ持って行くのが正しいのでしょうが、なかなかできなくてね。この子ネコを置いたあたりの集落では、これからこのネコのせいで迷惑を被る家も出てくるわけでしょうし…難しい話ですなぁ。
かけがえのない命に違いないんですが…あれこれどうしてええんかわからんのでした。
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コメント
おはようございます~♪
ろっぢ に近くにも沢山の野良猫が居ましたが、最近は余り姿を見なくなりました・・・どこ行ったんやろか?
で、捨て猫や捨て犬というのが世間では時として大きな問題として捉えられることもありましたが、考えてみれば、それは人間の「勝手な都合」であり、彼らにしてみれば生まれてきたから生きる・・・というだけの事なんでしょうね。
捨てられようが、飼われようが・・・(-"-)
投稿: 啼兎 | 2011年10月17日 (月) 11時35分
引き取ってくれるボタンティアおるで
調べてみてみ
かく言う私も捨て猫を引き取るボタンティアから猫を貰ったから
ちょうど同じような茶トラの猫を
投稿: 猫好き人間 | 2011年10月17日 (月) 11時54分
最近我が家に出没している野良猫はゴミ箱の蓋を開けることを覚えたようです。
猫は嫌いではないですが、この手の猫はどうにも…
投稿: ぽんぽこやま | 2011年10月17日 (月) 13時55分
●啼兎さま
一ヶ所に限って言うと、野良猫の数って、私の感じでは、何故か増減を繰り返しているみたいに思うんですが、これはじつはひっそりと大移動してるのかもしれませんね。最近は市も去勢手術を奨励しているというのもあって、啼兎さんのお店あたりは減ってるのかもしれませんが。
>>生まれてきたから生きる
…確かに。このシンプルなコトバの中に、色々思うことがありますわ。ネコだけの問題ではなくて、はい。
●猫好き人間さま
なるほど、そういう人々もおられるんですね。
またこの様な問題に遭遇した時に考えてみる事とします。
●ぽんぽこやまさま
ネコもいろいろ生存の為に知恵を付けて頑張っているということではあるのでしょうが…ねぇ。お気持ち、よくわかります。
皆様コメントを情報を有り難うございました。
投稿: 山本龍造 | 2011年10月17日 (月) 14時42分