大阪市“消火栓”鉄蓋コレクション
大阪市内の路面にいっぱいある消火栓の鉄蓋、みんな一緒と言えば一緒。でも…ちょっといろいろある気もするなぁと思いまして、4つほど写真で採集してみました。
デザイン的には一緒なんですが…やっぱり色々ありますわ。右から書かれているので左上のものが一番古いものでしょう。“防火栓”と記されているところに年代を感じますね。“防火”と“消火”…考えてみますと「火事を防ぐ」か「火事を消す」の違いですから、昔はそんなに水量も水圧もなくて消火目的には使えなかったということなのかもしれませんね。
この中で私が一番好きなのは左下のものです。書体にどこか統一感がなくて、でも妙にカクカクしてるという個性的な部分においては一貫性もあるし…何なんでしょ、その「ちょっと現代的にしよ!」と少しアーティスティックにアプローチしたんかなぁみたいなもんを感じるんですょ。’70年代な雰囲気があるというか…そんなん感じません?。じつはこの鉄蓋をじっくり見てから他のも気になった次第です。
まぁ、残念ながら右下のヤツ、これが一番面白ないですかね。シュッとしたゴシックの“平成調”…もひとつやなぁ。こういうのも月日が流れ何十年と経てばそれなりにいい感じになるんでしょうかね。たぶんならんと思うのですが…
(於:中央区) 右上のも王道のいぶし銀的渋さがあってええもんですな。
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コメント
わかります、わかります。
右下、整いすぎですね。
左下のがおっしゃるような理由で味わいがありますわ。
投稿: ぽんぽこやま | 2011年9月14日 (水) 00時17分
逆に書いてたら訂正しておいてください(泣)。
投稿: ぽんぽこやま | 2011年9月14日 (水) 00時20分
「防火」とか「消火」という言葉にも反応してしまう悲しい性です。
左上の蓋の「防」の字の形が渋いですね。
投稿: 荒川防火水槽研究会 | 2011年9月14日 (水) 00時34分
●ぽんぽこやまさま
ニュアンスがお解り頂けたみたいで嬉しいです。ホンマはどうか解りませんが、鋳型職人さんのセンスが感じられるんですよね、右下以外のヤツには。
ま、これからそんなモンは出てこんでしょうね。
で、“逆に書いて”はりませんでしたのでご安心を。
●荒川防火水槽研究会さま
そらぁ“消火”“防火”と来れば“荒川さん”ですよね。反応頂き嬉しい限りです。
で、ホンマ、おっしゃる通り“防”の形が何とも妙で渋いですね。さすがは本家本元、視点が違いますわ。そのとなりの字も“大”みたいな“火”ですが…これもええと私は思っていますがどうでしょう?
お二人ともいつもコメントを有り難うございます。
投稿: 山本龍造 | 2011年9月14日 (水) 19時49分