バスの余生は集会所として。
近くの幹線道路をクルマで走るたび「路面電車かバスっぽいもんがあるな」と思いつつも、それが何なんかを10年以上検証することなく今日に至っておりましたこの物件ですが、間近で見てみましたら…こんな感じ。色合いも相まって公園の樹木と妙に溶け込んでいて感じ良すぎです。遠目に見えるそれを勝手に「あれは…図書館やろ」と思っていましたが、町会の集会所として使われていました。
大衆食堂とかラーメン店で、この様に廃バスを使った物件を昔は割と見かけましたが、今ではすっかり見かけませんね。で、こういうのを見かける度に思うのは「ここまで自走してきたんやろか?」ということ。終焉の地まで自ら走ってきたのだとすると…何ともさみしい気分になって。ま、もちろん解体されてしまうよりも幸せな余生だろうなとは思うんですけど…も。
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コメント
城北公園のバス住宅を思い出して、落涙してしまいました。都島は今だカオス区間ですね。トヨクニハウスや佐藤バーは今でも健在でしょうか?
投稿: ファジー | 2011年7月21日 (木) 22時55分
ファジーさま
確かに都島区、旭区あたりには、こころに触れるもんがありますね。
で、お書き頂いた3つですが…トヨクニハウス以外はちょっと知りませんでした。Bar SATO…そんな渋い空間があるんですね。それより、『城北公園のバス住宅』。これはどういったものなんでしょう?。戦後にそういうスタイルの住宅があったとかでしょうか? さすが生粋の大阪市民。何でもご存知ですね。
コメントいつも有り難うございます。
投稿: 山本龍造 | 2011年7月22日 (金) 23時04分
山本龍造さん、こんばんは。
この公園のバス、記憶にあります。
集会所って使われ方として面白いですね。
中はどうなっているのかなあと気になります。
ところで、トヨクニハウスは健在のはず。
投稿: びんみん | 2011年7月23日 (土) 01時44分
びんみんさまこんにちは。
このバスの記憶があると…さすがあちこち“日常旅行”されてますね。で、確かに言われてみれば内部も気になるところ。長細い空間で行われる町会の会合…どんなかんじなんでしょうね。
で、トヨクニハウスですが、数ヶ月前にチェックがてら前をクルマで走ったところ、おっしゃるとおり健在でした。やはり相変わらずちょっと痛々しげな箇所もあって…いい感じで残ってほしいですね。
コメント欄に…いつもありがとうございます。
投稿: 山本龍造 | 2011年7月23日 (土) 06時42分
昨日も野江内代から高殿方面に歩きましたが、ディープでした。
さて、城北公園のバス住宅は、天六のくらしのミュージアムで模型化展示されていて・・・泣けます。http://www.geocities.jp/general_sasaki/osaka-sumaino-a-ni.html
投稿: ファジー | 2011年7月23日 (土) 22時52分
ファジーさま
あちこち歩かれてるんですね。ブログ再開がほんま待ち遠しいです。
それで、お教え頂いたくらしのミュージアムのサイト、見てきました。あぁそう言えばこのミニチュア見たかも…と、自分の感情の弱さを思わされました。ちゃんと想像していろいろ見聞きせなあきませんね。
お教え頂きまして有り難うございました。
投稿: 山本龍造 | 2011年7月24日 (日) 06時27分