松坂屋の町名看板3つ残す船越町2
大阪市内では滅多に見かけることのない琺瑯製の町名看板が旧東区のある町で3つも残っていました。しかもすべて懐かしの松坂屋の広告入り。「そういえば昔も見たでな、どっかで」と思い、帰宅後調べますとそのうちのひとつは『天満橋に“松坂屋”ってあったなぁ。』の回で紹介したものでした。あの時に比べると残念ながら1枚消失してしまった様ですが、よくまぁ3つも現役で頑張ってますね。
この3つの町名看板、ご覧のとおり新しい建物にわざわざ付けられています。船越町二丁目の人々は、この町名看板にとても愛着をもってはるんでしょうね。素晴らしい。ひょっとしたら私が見つけられんかっただけで、まだまだこの近くにあるのかもしれません。区画整理、町名変更を許さなかったこのあたりの住民の心意気みたいなもんを、この3つの町名看板から感じました。ええなぁ。
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コメント
上に書いてある「ここは」という一言とか、字体とか「旧家の注意書き」に通ずるモンがあって、なんとも言えませんね。
古い物を大事にしたい気持ちが町名変更とかを許さんかったんですかね。
投稿: ぽんぽこやま | 2011年3月11日 (金) 01時47分
職場の近所なので、ほかにないか探してみますね。探し疲れたら谷町四丁目酒店に行くとしよう。
投稿: ファジー | 2011年3月11日 (金) 13時12分
こんにちは~♪
若い世代の軽薄なお役人に対する意地と心意気が感じられて・・・
思わず嬉しくなりますね!!
お役所も、もっと町名の由来や謂れを認識するべきでしょうなぁ~ 単に合理的やからとか便利というだけでなく・・・
そうせんと、ホンメに情緒の無い街になってしまうともうんですがね。
投稿: 啼兎 | 2011年3月11日 (金) 16時30分
●ぽんぽこやまさま
確かに“ こ こ は ”がええ感じですね。「町名変更をするのもまた歴史のひとコマ」という考え方もできますが…なかなか相容れませんね。
●ファジーさま
ぜひぜひ4枚目5枚目の看板が発見してくださいます様、よろしくお願いします。発見できずに疲れても行くところありますしね。
●啼兎さま
この看板を「おっ、ええ感じ」と残しているのが若い衆やと、それはそれで何か頼もしいですね。逆に「ここはな、東区なんや」と合区にも反対やった古い衆がこの様に残してるのやとしたら、これまた嬉しい。やっぱり未だに違いますもんね、旧東区と旧南区の雰囲気も文化も。私は今でもやっぱり別々であってほしいと思ってますが…合理的ではないのかなぁ、市制上。
皆様コメント有り難うございました。
レスが大変遅れましたこと、お詫び致します。
投稿: 山本龍造 | 2011年3月15日 (火) 14時24分
いつも楽しく見せてもらっています。
毎回、目の付けどころがしぶくて感動です。
このたびは、琺瑯看板!!
まだ“大大阪”には残っているんですね。
大切にしたいものですね。
投稿: ゆりかもめ | 2011年3月18日 (金) 08時15分
ゆりかもめさま
はじめましてこんにちは。
えっ?しぶいですか?目の付けどころ。嬉しい様なちゃいまっせの様な。
そう言われてみればこういった琺瑯製町名看板ってえ“大大阪”の名残り…かも。
色々と大切にしたいものありますね。天災でなくなってしまうのは…どうしようもないかと思いますが。
コメントおおきにでした。今後ともお気楽にあれこれ書き込み頂ければさいわいです。
投稿: 山本龍造 | 2011年3月18日 (金) 23時03分
これと同じ松坂屋の看板が松屋町通り沿いに2枚在りますよ、釣鐘町と船越町ですが、釣鐘町のはサビサビで、船越町のはパイプが遮っています。
投稿: あのまのかりす | 2012年1月25日 (水) 14時16分
あのまのかりすさま
まだ他にも残っていましたか。やはり町名変更がなされていない強みもあるんでしょうね。
ふらふら街を歩きつつ出会うことでもあれば「おっ、これのこと言うてはったんやなあのまのかりすさんは」と思うことになるでしょう。
情報有り難うございました。
投稿: 山本龍造 | 2012年1月25日 (水) 23時18分