ソース 21 ▲ イカリソース とんかつ
関西でソースと言えば“イカリ”って感じに思ってましたけど、案外スーパーの陳列を見ると、カゴメにやられていて、その上オタフクの台頭で、ちょっと昔の勢いはないかなぁって感じですね。2005年のイメージ悪い倒産劇と、その後ブルドックの傘下に落ちたことも少しは影響しているのかもしれません。
てなわけで、今回は大手メーカー、イカリソースのとんかつを定番の焼きそばにして食してみました。
まず色。色素添加していないからでしょう、とてもキレイな焦げ茶色をしています。粘度は一般的、味の印象は「ん?大手のとんかつソースって、もっと酸っぱいと思ってたけど、変わった?」という感じがしました。こっちが大人になって、酸味に馴れたのかもしれませんが、あまり酸味が気になることもなく、深い旨味でさすがメーカー品。これはやはり、“イカリのこだわり・トリプル10”(写真参考)のせいでしょうか。それとも、こう記してあることによる先入観がそう感じさせるのでしょうか、ちょっと微妙なところもありますが、おいしいです。“化学調味料不使用”と記されているこのソースですが、“アミノ酸液”は使われていて…ちょっとナンダカナーてな感じもしますが、こんなJAS特級商品が特価では100円台で売っていて…キツイ話ですね。
滅多に大手のソースを買うことが最近ありませんが、やっぱりどうしても買う必要が生じるとイカリを選ぶ…ま、大阪人の性でしょうかねー。
名称:濃厚ソース 原材料名:野菜・果実(トマト、りんご、たまねぎ、その他)、砂糖、醸造酢、食塩、アミノ酸液(大豆含む)、香辛料、でん粉、魚醤、増粘剤(タマリンド) 製造者:イカリソース株式会社 兵庫県西宮市鳴尾浜1-22-6
| 固定リンク | 0
「ソース」カテゴリの記事
- ソース 92▲ 大陽ソース とんかつ(2025.09.25)
- ソース 91 ▲ 三晃ウスターソース(2025.08.08)
- ソース 90 ▲ ブラザー どろからソース(2025.05.25)
- ソース 89 ▲ 焼そばソース 大陽ソース(2025.02.13)
- ソース 88 ▲ 鎌田醤油 かつおだしの中濃ソース(2025.02.02)
「大阪ネタ」カテゴリの記事
- 久宝寺橋から見る阪神高速“環.158”橋脚(2025.11.04)
- 更地の向こうに蔵がある(2025.11.03)
- 東横堀川は高麗橋から南を望む、午後7時8分。(2025.11.01)
- 昭和なプラ看板 343 ● 家庭塗料 アサヒペン(2025.08.20)
- 期間限定の景色、安堂寺町二丁目2の夜。(2025.08.07)






コメント
こんにちは~♪
子供の頃から、イカリソースにはお世話になりました。
何故か最近では専らブルドックソースを愛用・・・・
で、アミノ酸液って化学調味料には入らないのでしょうかね? ┐(´~`;)┌
投稿: 啼兎 | 2010年12月 2日 (木) 17時19分
啼兎さま
何となく「あれは東京モンやしな」と食したことなかったんですがブルドック…きっと美味しいから愛用されてるのでしょうね。いっぺん試してみます。
で、
>>アミノ酸液って化学調味料には入らないのでしょうかね? ┐(´~`;)┌
でしょ。アミノ酸液もそうですけど、“たんぱく加水分解物”ってのも、いっしょちゃうのかと思うんですが…
“化学調味料”とか“グルタミン酸ナトリウム”と記さなくて済むから重宝されていたりするのとちゃうかいなぁと思ったり。
コメントいつも有り難うございます。
投稿: 山本龍造 | 2010年12月 2日 (木) 22時58分
ですよね。やっぱり「イカリソース」でしたよね。
その前は我が家で製造販売していたソース使ってましたが。
最近は「カゴメソース」を使うことが多くなりました。陳列、確かにやられてますね。
こないだ初めて「ブルドッグ」のウスターソースを買ってきたんですが「何か醤油っぽい」・・・。よく見たら底に沈殿物が。よく振って使わないとダメだったんですね。
投稿: ぽんぽこやま | 2010年12月 3日 (金) 01時39分
ぽんぽこやまさま
ポンさんのところも昔はソースも手掛けられていたんですか!
いわゆる“地ソース”に、醤油屋さんや酢屋さんが手掛けてるソースは数えられてないことが多いですが、ひっそりとそういうソースもあるみたいですね。どんな味のポン印ソースは…どんな味やったのか興味ありますわぁ。いいなぁホンマの自家製味噌、醤油、ソースで育ったなんて。
いつも興味深いコメントをおおきにです。
投稿: 山本龍造 | 2010年12月 4日 (土) 10時46分
ソーッスね、醤油作りの傍らにソースもやっていたみたいです。
「みたい」と書いたのは、たまねぎを山ほどミキサーでつぶしていたり、「セージ」「タイム」などというスパイスの名前が書かれた缶が山積みになっていたのを、ソース作りを辞めてから言われて思い出したからです。
それがソースの原材料とは思ってもおりませんで・・・。
恥ずかしい限りです。ですんで「ポン印ソース」(ちゃうちゃう)の味の記憶はあまりないです。
投稿: ぽんぽこやま | 2010年12月 5日 (日) 16時29分
ぽんぽこやまさま
>>たまねぎを山ほどミキサーでつぶしていたり
ですか!。さすが“泉州たまねぎ”って感じですね。ホンマに自家製造されていたんですね。
未確認なのですが、ソース製造、昔と違って今はどうも様々な野菜、果物、“ペースト”になったものを仕入れて、混ぜて造ってるのではないかと思うのです。動力もコストもかからない上、騒音、臭気の問題という観点からも、そうしている会社が多いのではないかと。
てなわけでやっぱり“ポン印ソース”は一級品やったのでしょう。食べてみたかったなぁ。
興味深い話を…本当に有り難うございました。
投稿: 山本龍造 | 2010年12月 7日 (火) 00時52分