醤油の郷、小豆島。
小豆島はオリーブ、そうめん、そして『醤油』の郷。
銚子、龍野と並ぶ3大醤油産地の小豆島。まずは大手メーカーマルキン醤油の記念館へ。あれだけ大量に売ってはるのですから、近代的な工場がドカンとあるのかと思ってましたら、意外にも昔ながらな蔵がたくさん並んでいてちょっとびっくり。中では昔風な職人さんが法被前掛け姿で…は、ウソ。これは山本龍造。
この記念館で流されていたビデオによると、大坂城築城のため小豆島へ採石にやってきた大名らが持ち込んだ紀州、湯浅の“醤”というものの存在を知り、湯浅に習って醤油がこの地でも造られ始めたとか。あと、赤穂の塩職人が小豆島に移住して塩田を作ったのもこの島が醤油の産地になった理由とか。
この記念館に飾られた古い看板の中に、こんなコトバを見つけました。『天下一品 大量生産』。その昔は大量生産であるということが一流の証だったということでしょうね。時代が変われば価値観も変わるもんです。ちなみにこのマルキン醤油という会社は、銚子や野田(ヤマサ、ヒゲタ、キッコーマン)に規模でも対抗するために島民や醤油醸造家が出資して作った会社ということですから、やっぱり“大量生産”が売りだったんでしょう。
次に訪れたのは山手にある極小…というか完全手づくりな風情漂うヤマロク醤油さん。見ての通りの天然醸造。丹波の黒豆を使った本醸造で2年、再仕込醤油で4年の歳月をかけるという本格派。超スローフードですな。30代と思われる方が、伝統を受け継いではります。えらいなぁ。
ふたつ見学したあとしばし散策。これがねぇ、とってもええ感じ。醤油蔵がたくさんあって、それぞれから何とも言えん香ばしい醤油というかモロミの芳香が漂ってきてちょっとうっとり。「こんなにたくさんの会社があって…それぞれに販路あるんかなぁ?」と心配になるほど、あっちもこっちも醤油しょうゆ。醤油から派生して佃煮もこの島の特産品となっています。
帰ってさっそくヤマロクの本醸造醤油で瀬戸内産のシャコなどを食べました。う〜ん、やっぱりその深みがちがうなぁ。でも、1リットルPET入りが特売日やと100円で売ってるマルキン醤油も…この価格でよくこの味出してるなぁ。どっちも…それぞれに存在理由がありますわ。しかし何です、「1リットル100円」は、ヘタをすればミネラルウォーターより安いわけで…考えさせられますわ。
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