小豆島の塩田跡
小豆島でこんな光景を見つけました。浜に面した池の様なその場所には木屑が散乱しており、丸い桶や電柱跡みたいなものも見受けられます。ほったらかしにされた風情のこの池、どうやら塩田跡の様です。が、それを示す看板もなくて…もったいないなぁ。これも大切な産業遺産やないのかなぁ。
干上がった地面のひび割れた部分が白くなっていて、「これは塩の結晶か?」と思いましたが、どうかなぁ、まぁ、きっとそうでしょうが。
昔、スペインへ行ったとき、列車から見える荒れ果てたさみしい景色が延々と続いてしみじみした気分になったことを思い出しました。その光景も塩田跡でした。
水質汚濁という問題もあったのかと思いますが、当時の専売公社が“イオン交換膜製塩法”一本にしてしまったことが、今となっては残念なことをした気もしますね。こういうところで塩が作られていた…保存してキレイな観光施設にする必要は全くないんですが、やはりもう少しその事実をアピールしてもええのではないでしょうかね。ええ遺産やのに…もったいない話ですわ。
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コメント
巨大なハコモノを作って「塩博物館」なんてものはいりませんが、かつて塩をどうやって作っていたか、簡素な施設とか、塩作りに詳しいボランティアガイドさんなんかを置いてもらえるといいかな、なんて思ったりします。
投稿: ぽんぽこやま | 2010年9月14日 (火) 04時52分
ぽんぽこやまさま、毎度です。
そうですね、ほんま“原理”が解る程度の簡素なモンと説明してくれる市民がいてはったらええかもですね。
コメントいつもおおきにです。
投稿: 山本龍造 | 2010年9月14日 (火) 10時02分