お稲荷さんお怒りか?…内久宝寺町の塩漬け土地。
“広大な都心の更地は…”、“マンション用地の民家、解体再開。”と、かつて2回記しました中央区は内久宝寺町の一角。新之介さんのブログ『十三のいま昔を歩こう』内記事“消えた内久宝寺町”にある通り、地上げにあって町がまるごと消滅するという何とも痛々しく悲しい事になってしまいました。それからほぼ1年、この土地は塩漬け不動産になったままであります。
ご覧の通り青々とキリン草が生えてちょっと昔懐かしい“原っぱ”になっています。伝え聞いた話によりますと、この土地を地上げしたデベロッパーが倒産したとかしてへんとか。ま、未確認情報を書くのも良くありませんが、こんな一等地が更地のままというのは…尋常ではない状況に置かれているんでしょうなぁ。
この土地には、片隅に『五社稲荷大明神』と記されたお稲荷さんの祠がありました。家屋の解体も進んで「さてこのお稲荷さんはどうなるんかなぁ」と思っていましたら、あっさりと撤去されてしまい、歴史ありそうな石柱などが残されただけになってしまいました。その話を聞いた連れのフランス人+日本人夫婦は「…そんなんしたから罰当たって塩漬けになってるんやわ」と。私もそう思うなぁ。
ま、マンション供給過剰と言われてる昨今、ちょっとあまりにも広い面積地上げしてしもて、建てるに建てられない状況にあるのかもしれませんね。
何年か先、ここの再開発が終わったとき、このお稲荷さんはちゃんとこの地に帰ってくるかなぁ。いまは何処で休んではるんかなぁ。信仰していたわけではなくても、やっぱり気になるもんです。
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コメント
羽田空港の駐車場にあった鳥居を思い出しますね。
きちんとお祓いして場所を移すとかせんかったんですかね。
罰当たり、私もそう思いますね。
投稿: ぽんぽこやま | 2010年8月27日 (金) 03時00分
ぽんぽこやまさま
ね、やっぱり“罰”当たったんですよね。ここも“お祓い”して移したのかもしれませんのでホントのところはわかりませんがね。
街路樹なんかでも、無惨に切られることと、しっかり根元まで掘って移してるのとありますね。ひょっとしたら、市民感情に配慮して、さも移植する様な“ふり”だけしてるのかもしれませんけども…
コメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2010年8月27日 (金) 21時40分
どこにもおまんな。胸が痛い。
投稿: Mojo | 2023年8月28日 (月) 04時00分
●Mojoさま
スクラップアンドビルドの繰り返しも必要なんでしょうけどその地の歴史も大事なことやし…
ま、ほんま心痛みますけど…すぐに忘れてしもてます。
ここも今は立派な分譲マンションが建ちました。
古い記事にもコメントおおきにです。
投稿: 山本龍造 | 2023年8月28日 (月) 09時51分