お稲荷さんお怒りか?…内久宝寺町の塩漬け土地。
“広大な都心の更地は…”、“マンション用地の民家、解体再開。”と、かつて2回記しました中央区は内久宝寺町の一角。新之介さんのブログ『十三のいま昔を歩こう』内記事“消えた内久宝寺町”にある通り、地上げにあって町がまるごと消滅するという何とも痛々しく悲しい事になってしまいました。それからほぼ1年、この土地は塩漬け不動産になったままであります。
ご覧の通り青々とキリン草が生えてちょっと昔懐かしい“原っぱ”になっています。伝え聞いた話によりますと、この土地を地上げしたデベロッパーが倒産したとかしてへんとか。ま、未確認情報を書くのも良くありませんが、こんな一等地が更地のままというのは…尋常ではない状況に置かれているんでしょうなぁ。
この土地には、片隅に『五社稲荷大明神』と記されたお稲荷さんの祠がありました。家屋の解体も進んで「さてこのお稲荷さんはどうなるんかなぁ」と思っていましたら、あっさりと撤去されてしまい、歴史ありそうな石柱などが残されただけになってしまいました。その話を聞いた連れのフランス人+日本人夫婦は「…そんなんしたから罰当たって塩漬けになってるんやわ」と。私もそう思うなぁ。
ま、マンション供給過剰と言われてる昨今、ちょっとあまりにも広い面積地上げしてしもて、建てるに建てられない状況にあるのかもしれませんね。
何年か先、ここの再開発が終わったとき、このお稲荷さんはちゃんとこの地に帰ってくるかなぁ。いまは何処で休んではるんかなぁ。信仰していたわけではなくても、やっぱり気になるもんです。
| 固定リンク
「社会」カテゴリの記事
- 超過保護ちゃん横目に…(2019.12.10)
- 上町筋の街路樹皆殺しになってますけど…何なん。(2019.12.08)
- 昭和なプラ看板 191 ● 週刊現代 / with(2019.11.24)
- 土地所有者の名前に住所が明示された児童公園(2019.11.16)
- “シンナー、ボンド遊びはやめましょう”(2019.11.06)
「大阪市中部」カテゴリの記事
- 上町筋の街路樹皆殺しになってますけど…何なん。(2019.12.08)
- 東横堀川は大手橋にて午後3時46分、で雑感。(2019.11.27)
- 立冬の玉造公園は小春日和、午前11時24分。(2019.11.08)
- 難波宮、午後1時55分。(2019.11.04)
- 昭和なプラ看板 188 ● ヤンマー建設機械(2019.10.19)
コメント
羽田空港の駐車場にあった鳥居を思い出しますね。
きちんとお祓いして場所を移すとかせんかったんですかね。
罰当たり、私もそう思いますね。
投稿: ぽんぽこやま | 2010年8月27日 (金) 03時00分
ぽんぽこやまさま
ね、やっぱり“罰”当たったんですよね。ここも“お祓い”して移したのかもしれませんのでホントのところはわかりませんがね。
街路樹なんかでも、無惨に切られることと、しっかり根元まで掘って移してるのとありますね。ひょっとしたら、市民感情に配慮して、さも移植する様な“ふり”だけしてるのかもしれませんけども…
コメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2010年8月27日 (金) 21時40分