星組・博多座公演“ロミオとジュリエット”
今回の福岡旅、じつは博多座で“ロミオとジュリエット”を観劇をするのが主目的でした。
梅田芸術劇場で観ればええモノを…と思いますが、うちのひとが大阪で観て「ごっつ良かったからあんさんも観とき」と博多まで追っかけてきた次第。ま、前々から「いっぺんヅカの博多座公演に合わせて旅したいな」と思っていたのでええきっかけでした。
星組…じつはトップ柚希礼音さん以外、知らんという縁の浅さで「ほんまに楽しめるんやろか…」と思っていましたが、ま、宝塚では初めてでも有名な出し物ですからわかりやすく、適度にホロッともしましたし、ええ公演やったです。船旅での睡眠不足もあったのに睡魔に襲われることがなかったのが、その証でしょう。
…と、何なんでしょう、この、良かったんですけど記事にすると気持ちが入らない。いや、ホントよかったんですよ、「礼音さんも若いのにすっかりトップの貫禄出てきたなぁ」とか、「(大劇場に比べたら)少ない出演者でよくここまで立体感のあるステージにできたなぁ」とか「みんな活き活きしてはるやん♡」とか「やっぱり小池潤色は…感動的ですなぁ」とか。でもそれを…どうも文に記せなくて。これはやっぱり星組をあんまり知らんからかなぁ。すんません。
で、この公演の音楽は生演奏なし、すべて録音モンでの展開でした。で、その、音楽がね「ごっついアレンジも凝ってるし深みある音やなぁ」って楽曲と「なんかちゃっちいスカスカの音やなぁ」っていうのとがあって。でも大半はその前記の通りの素晴らしい楽曲でした。この音源は…フランスのオリジナル音源なんでしょうかね?だとしたら、今度、雪組もこの題目やりはりますが、生演奏が基本の大劇場で…この壮大さが出るのかなぁとか思いました。ま、普通は生演奏の方が厚みはでるんでしょうけれども…ね。
今回の観劇で私が「ええなぁ」と思ったのは、役柄が“死”という風変わりな役を演じた“真風涼帆”さん。美形でそこそこクセのある持ち味(?)が、パントマイムの様にセリフなしで表現するこの役にハマってはったなぁと思いました。ちょっと追っかけて観てみよ。
てなわけで、またまた気になるジェンヌ見つかってしまって…やっぱりなかなかヅカファンは、やめられまへんなぁ。うまいことしてあるわ、ね、小林一三さん。ま、今風な解釈で言うと“動的平衡”を昔から理解されていたってことでしょうかね。
で、最後に、この博多座。なかなか面白かったぁ。大劇場とは全く違う空気感。劇場外ではヅカ関係以外の名産品やお土産売りブースがいっぱいならんでて、それをひやかしつつ買っては皆さん楽しんではる。観劇とこの物販ブース、両方で楽しむのが博多座流なんでしょうかね。
たまには違う劇場で観るのも面白いもんですな。てなわけで、次は、中日劇場に行ってみよっと。
| 固定リンク | 0
「宝塚歌劇」カテゴリの記事
- 宙組 真風涼帆さん退団公演 “カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~”(2023.04.11)
- 星組バウホール公演“夢現の先に”(2023.01.19)
- 月組 珠城りょうさん退団公演“桜嵐記/Dream Chaser”(2021.06.05)
- 星組公演“眩耀の谷~舞い降りた新星~/Ray-星の光線-”(2020.02.18)
- 雪組公演“ONCE UPON A TIME IN AMERICA”(2020.01.27)
コメント
僕は、子供の頃
あやめ池遊園地に行くたびに、乗り物を横目にOSKの公演ばっかり観てました(笑)
ヅカのほうは、2どくらいしか行ってなくて、後は関テレの「ザ・タカラヅカ」「OH!タカラヅカ」でした。(爆)
投稿: Anthony | 2010年8月13日 (金) 19時06分
う・・・これが目当てやったとは、やられました。
って、中日劇場には行ったことがあるんですよ。
そう、音楽が録音っていうのが微妙ですよね。あとやっぱり「大階段」がないというのだけが物足りません。
投稿: ぽんぽこやま | 2010年8月13日 (金) 22時26分
Anthonyさま、連投コメントおおきにです。
あやめ池のOSKですか。通ですなぁ。
私もあやめ池にOSK行きました、後の方で。
何かさみしかったですわ。ヅカの“ハレ”に対してあまりにもあまりにもすぎて…
どっちにしても関西文化、応援していきたいと思っております…って、そんなエラソーな理由ではなくて、素直に観に行ってるだけですねんけども。
今後とも、気軽にコメント頂ければ幸いです。
おおきに。これからもよろしくお願い致します。
投稿: 山本龍造 | 2010年8月13日 (金) 22時30分
OSK末期って、瀬戸カトリーヌぐらいしか話題性がなかったからね。
でも、近鉄の永和の稽古場に潜入したりした。(つまみ出されたけど...爆)
投稿: Anthony | 2010年8月14日 (土) 00時54分
●ぽんぽこやまさま
まぁ、大劇場でも打ち込み系の録音音源が要所要所に使われてますし…って、ま、たいていは2部のレビューのところですから、この出しモンは、どうしはるんかなぁと。
でね、階段は、ステージ上にありましたょ。
3段くらいのがね。
●Anthonyさま
結構ゲリラ的に活動されているのですね…
そう言う意味では子供時代に帰りたいなぁと思うことしばしば。空き家とか他人様の家の庭とか潜入して…楽しかったなぁ。
これからもゲリラ活動続けてくださいょ…とか何とか。
お二人ともコメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2010年8月14日 (土) 10時02分
そうです、三段ぐらいの「大階段」なんですよね。
中日でもそうでした。
OSKは・・・近鉄劇場でやっていた公演を二回ほど見たぐらいかな。「東雲あきら」さんって結構華のあるスターで好きでした。
投稿: ぽんぽこやま | 2010年8月14日 (土) 17時06分
ぽんぽこやまさま
OSKは…結局ちょっとさみしい気分になった一回だけですわ、見たんは。
なんとか生き残ってほしいもんですね。
ま、そう無責任に思う前に、観て応援せなとも思いますが。
コメントおおきにです。
投稿: 山本龍造 | 2010年8月16日 (月) 14時21分
そうですね、東雲さんは華のあるスターさんでしたけど、やっぱり見て寂しくなりましたね。
職場に来る生命保険のセールスの女の子がいまして、話していたら、その人の妹さんがOSKの団員さんだと分かりました。「すごいですね」と言ったんですが、「宝塚と違ってOSKは貧乏なんで、衣装とかほとんど持ち出しなんでほとんど無給状態なんです」と言われてよけいにさびしくなりました。
投稿: ぽんぽこやま | 2010年8月16日 (月) 21時45分
ぽんぽこやまさま 毎度です。
バイトしつつOSK団員ですか。
最初、この話を読ませてもらった時は、「…何とも可哀想な」な気分で応援せんならん様に思いましたが、そのお方、そんな現実をよそ様に言っちゃダメですよね。「夢を売る職業」という根本をどう思われてるのかなぁ。
ちょっと冷めた目でOSKを見てしまうきっかけになってしまったぁ。
ま、タカラジェンヌみたいにファンにちやほやもどうかとは思いますがね。
コメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2010年8月17日 (火) 22時06分