月組公演“スカーレット・ピンパーネル”
「やったやったついに霧矢大夢さんトップになったで」…ってことで月組公演“スカーレット・ピンパーネル”を見に宝塚大劇場に行ってきました。
「何か聞いたことあるタイトルやなぁ」と思っていたら、2008年の星組公演で観たことある題目でした。のに…全然ストーリー覚えてなくて愕然。うちのひとに「物忘れ外来行った方がええんちゃう?」と言われる始末。ほんまにその方がええ気がしてきまして…ま、そんなことはどぉでもよろしい。
で、どうやったか?。う、うん。ね。
霧矢大夢さんは歌も上手いし、ちと小柄ながら存在感バッチリのお方ですから「やっぱりトップの貫禄やで」と嬉しいなぁという気分で見せてもらいましたが…私見ですよ、私見ですけど、何かね、2番手3番手の存在感が希薄…というか、私には魅力的に感じられなくて。
トップの演技にそういうポジションの人がどないに魅力的に絡んでいくのかというのがタカラヅカの魅力のひとつやと思うんですけど、その辺が…ねぇ。悪モン役が嫌なヤツ以上の存在になれていたら、もっと色んな役柄の登場人物に、感情移入できるのに、それが、ほとんどなかったのでした。そういう脇が固まってないところでトップ就任になった霧矢さんがちょっと気の毒。実際霧矢さん自身も光らないもんね。もうこうなったら5年くらいトップやってもらって2番手3番手、そして下級生みんなが成長するまでがんばってもらいましょう…って、ちょっとエラソーでした。すんません。振り返れば…紫吹淳さん時代の月組、よかったなぁ。
そういうバランスで言うたら、やっぱり今は“宙組”ですね。トップから3番手まで、メチャ魅力的。しばらくは宙組公演中心に観て行くことにしよ。いずれトップの3番手、北翔海莉さん。氏のトップ就任の時には…脇が魅力ある人達で固まっています様に。
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コメント
このカテゴリーで食いついてくるのは常連さん多しといえども私ぐらいなもんでしょう
。
そうです。トウコさんのときに見ました。きりやんでも見たかったけど、17日までですよね。今回は初舞台生のラインダンスもあるんですが・・・ちと微妙な気分です。
きりやんは泉州は岸和田出身です。そういわずに応援してやってください。
仰るとおりですね。二番手・三番手が手薄になってはいけません。トップに拮抗するだけの実力が必要です。これは娘役さんにも言えますね。以前は必ず「恋敵」のような役を的確に演じられる実力派の二番手別格娘役がどの組にもいたんですが、最近はいませんね。ドラマに厚みがなくなります。
投稿: ぽんぽこやま | 2010年5月13日 (木) 01時10分
そうですよ、ヅカ関係はぽんぽこやまさま限定記事ですから…ちょっと大袈裟ですが。
ニュアンスわかって頂いたみたいでうれしいです。
勿論、霧矢さん、これからも贔屓でいますよ。ただ、もうちょうっと今の月組は長い目で観んと…と感じました。
言わはる様に、厚みのあるドラマを観たいですね。
コメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2010年5月13日 (木) 11時05分
山本さんがご覧になる前のことですが、剣幸さん(ウタコさん)時代の月組は有望な娘役さんがたくさんいました。そういう条件が整っていたので、田辺聖子さんの「新源氏物語」が上演できたのですね。
人材の層が薄いと、当然演目も限られてきますよね。
また、派手さはなくても、いぶし銀のような脇役さんが最近少なくなっているのも気になります。宝塚は他の劇団と違って「卒業」というのがありますし、結婚したら退団しないといけないということもあるから難しいのですが、実力派の脇役さんは大事にして欲しいと思っています。
山本さんのブログの常連さん、ぜひ一度宝塚に足を運んでみてください。はまった時の恐ろしさは・・・知りません。
投稿: ぽんぽこやま | 2010年5月14日 (金) 01時38分
昔のことは残念ながらわかりませんが、そのいぶし銀脇役サンの存在の必要性はよ〜わかりますわ…って言うても、ごっつ気に入っていた嘉月絵理さんくらいしか思い出せんという底の浅さ…あくまでにわかですわ、私は。
100周年を記念して既婚者でも残れる体制にしたらええのになと思ったりそんなん言うと、コアなファンに怒られそうに思ったりです。
ぽんぽこやまさま、いつもコメントおおきにです。
投稿: 山本龍造 | 2010年5月15日 (土) 10時27分
嘉月絵理さんをご存知でしたら十分です。
「エリザベート」ならゾフィーの役なんか、貫禄のある人を起用するだけで丁々発止のやりとりが面白いですしね。
でも、やっぱりきりやんを応援していきたいと思っとります。
投稿: ぽんぽこやま | 2010年5月15日 (土) 15時39分
私も、霧矢さん贔屓を続けようと思っています。
ぽんぽこやまさまコメントおおきにです。
投稿: 山本龍造 | 2010年5月16日 (日) 00時16分