タイルでできた洗面器
文化住宅の階段下にエアコンの室外機。その下に、ぴったりと、まるで誂えたみたいにタイル製の洗面器が収まっていました。防火水槽、コンクリごみ箱と同じ様な風情を感じます。
懐かしいと言えば懐かしい。でも使った記憶はほとんどなくて…きっと普通にどこにでもあったモンやと思うんですが、あっという間に陶器や琺瑯、ステンレスに置き換わっていったんでしょうか。
しかし何です、この手の洗面器、漠然と「左官屋さんが現場で作るモン」と思っていましたがこういう形で残っているということは、洗面器自体が“製品”ってことなんですね。エアコン室外機と共に“三尺(=約90cm)”の規格サイズ、てなわけでぴったり収まっていると。ま、たまたまかもしれませんけれどもありえるかもなと思いますがどうでしょうかね?
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コメント
そうです。こんなんです。
子供の頃、アパートに住んでる友達の家には廊下にこんなんありましたね。
私の家では「流し」がこんなんでしたけどね。
やっぱしこんなんは「尺寸」なんでしょうか?室外機と寸歩が同じですね。
それで「西堤」ですか?私の実家近くで。最近「於:東大阪市」が多いので密かに喜んでいるんですけど(笑)
投稿: ナムダー | 2010年3月22日 (月) 20時08分
ナムダーさま
この手の洗面器、アパートにあったんですか。なるほど。そう言えば一時期会社の社宅に入っていた時の洗面所もこういうスタイルだった気がしますわ。もっと大きい面積で共同の。あ、そこの社宅はアパートを一棟まるごと買い取ったスタイルでした。
「於:東大阪市」はナムダーさんに向けて発信してるんですよ、勿論…とか何とか。
私にとっては柏原〜八尾〜東大阪こそ「わしの庭」って感じですわ。
そのうちきっとどっかで遭うでしょうね。
コメントいつもおおきにおおきにです。
投稿: 山本龍造 | 2010年3月22日 (月) 22時58分
大学の時の下宿の流しがやっぱりこういうのだったかな。作りつけだったようにも思いますけど。
自宅で使った覚えはないですね、やっぱり。
屋外では見たことあるかな。
投稿: ぽんぽこやま | 2010年3月23日 (火) 02時26分
ぽんぽこやまさま
ね、なんか使った記憶ってありそうで…ないんですよね。見たことはあっても…
これもコレクションのひとつに加えようかな。
コメントいつもおおきにです。
投稿: 山本龍造 | 2010年3月23日 (火) 09時28分
売っているのを見たことあります。既製品のようですが、どこが作っていたのでしょうか。
投稿: つきのたぬき | 2010年3月24日 (水) 06時07分
つきのたぬきさま
そうですか、やっぱり既製品として売っていましたか。ホントどんなところが作っていたんでしょうか。職人さんいっぱい抱えてて、みんないっせいにタイルで洗面器作ってる…いい光景かも。
コメントおおきにです。
投稿: 山本龍造 | 2010年3月24日 (水) 15時01分
この手の洗面シンクやタイル張りの浴槽も、多治見の笠原というところで
作られていたようですよ。笠原はああいう小さなモザイクタイルの
産地で、家内制手工業みたいな小さな工場がいっぱいあったんです。
気鋭の社長が二次製品も開発しよう!と意気込んでいろんなデザインのを
販売されたんでしょうね!私も大好きです~
http://blog.goo.ne.jp/punyor/e/fa76fc20a59d9f4f846276bdbf5b5e81
http://blog.goo.ne.jp/punyor/e/2100c4bbfa68d53b06a417762c46b893
投稿: ぷにょ | 2010年3月28日 (日) 11時37分
ぷにょさまこんにちは。
勉強させて頂きましたっ。そらそうですよね、ぷにょさんがこのタイル製洗面器等を調べてはれへんわけないですよね。これからちょくちょくにはなりますが、バックナンバーも楽しませて頂きます。
話それますが、昔、実家のお手洗い(=便所)を水洗化したとき、床ごとコロッと変える必要が出まして「現状のタイルでやってください」とお願いしましたところ、ほぼ同じ感じに出来上がって大変満足でした。釉薬のかかってない(?)ザラッとした薄い緑色のヤツでして、うちの母親はツルッと一新したかったみたいで…余計な話。スンマセンでした。
コメントおおきにでした。また色々とお教えくださいませ。
投稿: 山本龍造 | 2010年3月28日 (日) 20時48分