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2010年1月28日 (木)

主張しつつ、まわりに溶け込む擁壁。

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 山間部の道路に面した崖に施してあるコンクリ擁壁、まわりの風景と調和せん異質さがあってあまり好きではなかったのですが、これは…いい感じです。
 災害防止を目的に設計したであろうこの形状、それなりに威圧感があって主張が強いのですが、経年変化で周辺とそれなりに調和しています。
 当初異質なものでも歳月を経てまわりと溶け合っていく…この擁壁にちょっと教えられた気がしました。

(於:京都府亀岡市)  人気ブログランキングへ こういう擁壁、“法枠モルタル吹き付け工”というみたいです。

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コメント

あるいは、自然は異質なものも歳月を経て受け入れていく懐の深さを持つ、というのはどうでしょう。

投稿: bi-na | 2010年1月28日 (木) 20時09分

同じことを今西錦司が言っていたのを思い出しました。わたしもそういうことってあると思います。それにしても、これって上から土砂が流れてきていますよね。

投稿: つきのたぬき | 2010年1月28日 (木) 20時47分

●bi-naさま、はじめまして。
なるほど、納得です。いい言葉ですね。
私ついつい、被写体の構造物を擬人化してモノを見る傾向にありまして、今回はこのコンクリ擁壁を自分に見立てたんです。
トゲあってブラッキーな私、異質であることを良しとして生きてきたきらいがあって、ちょっと世間と調和せん部分を持ち合わせてます。それでも若い時よりはマシなになったことを思うと、「何十年か先には、自分も異質でありつつまわりと調和した人間になれるかなぁ…」みたいなことを擁壁を見て思ったと。

長々とすいません。失礼致しました。
今後ともコメント頂けると嬉しいです。


●つきのたぬきさま
こんにちは。いつもコメント有り難うございます。やはりbi-naさまと同様なことを思われた様ですね。コンクリ擁壁主体に考えるか、自然(環境)主体で考えるかで違ってくる…面白いなと思いました。bi-naさま向けのコメントにも目を通して頂ければ幸いです。
で、この状態って“土砂が流れてきている”のですか?ちょっと、そこまでチェックしてませんでした。私は腐葉土かと思っていましたが。

投稿: 山本龍造 | 2010年1月29日 (金) 12時41分

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