難波でプリズム聞いて見てあれこれ考えて。
今夜は難波ROCKETSでプリズムのライブを聴きに行ってきました。新譜発売記念ライブってことでしたが…正しい形容か否かわかりませんが、ソリッドなカッコ良さがより前面に…やっぱりカッコいいバンドです、私にとって。
このバンドに最初に出会ったのは中学2年の時、厚生年金会館でのエリック・クラプトンのコンサートでのこと。その時の前座がこのプリズムで「こ、これやん、ボクが聞きたい音楽は!」と感動し、で、肝心のクラプトンのステージは居眠ってしまったという…そんなんね、中学生のガキにブルースが解るかいっちゅうねん、ということですね。
それから、人気でて、激しくメンバー入れ替わりつつも順調に大手レコード会社からコンスタントに新譜出してはったけど、ここ数年は…たぶん自主制作なんかなぁという状況。それでもね、ずっと活動してはるわけで。ま、オリジナルメンバーはひとりになってしまいましたが。
でね、演奏が終わったら、物販ブースに来てCDにサインしたり握手してくれはったりと…私は、こういうのって、まだ表舞台に出てはれへん演歌歌手の人らがやることかと思ってたけど…。こういう地道なことをしてファンを獲得&つなぎ止めてはるねんなぁと、ちょっとエライわぁと思いまして。何か、そういうのってどっか“反・ロック魂”みたいに思っていた自分がいたことに気付かされましてね。
で、私も自由業者ですけど、どっかおごってたんちゃうのと思ったり。いままで応援してくれた人や作品買ってくれた人に対して謙虚な気持ちでいたか?、ちゃんとこういったサービス行動をとっていたか?と。
ま、正直言いましたら、若い時は思いっきり勘違いしてました。「実力とセンスがあるから仕事が来たり作品売れたりすんねん」と。けど、やっぱり40歳あたりから「…ちゃうやん、あれは先達が若造にチャンスをくれてはっただけやん」という現実がわかってきまして。ま、それからはまわりに感謝する様になりましたけど、まだまだエラソーですなぁ。うん。
40余年の人生を振り返ると、二十歳代が一番自信あったかもなぁ。それが『根拠のない自信』ってヤツやったなぁと思い知らされるまで、随分時間がかかってしまったもんです。とか言いながらなかなかエラソー体質から抜けられん自分がいることも事実。もうちょっと自覚して生きて行かなくては。
…と、ライブの内容とは関係ないことをあれこれ思いながら、家路についたのでした。
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