美味い大阪のお米、近江米に化ける…なんてことないよねぇ?
先の食博にあった大阪の農産物のブースで「1合升3杯盛り放題100円早い者勝ち!」なイベント系販売があって、すかさず参加で購入できました。
思わぬところで大阪のお米が入手できて…しかも超安値で嬉しい限り。常々できる範囲で“地産地消”を心がけてはいるんですが、どうもお米だけは「大阪府産」を米穀店やスーパ−で見かけなくて…日頃は隣県奈良のを買っています。
で、ブースの人に「大阪のお米って…どこで売ってますの?」と訊きましたら「とりあえず近くの農協へきいてみてください」とのこと。やはり普通に流通しているものではないんでしょうかね。 大東、四条畷あたりで穫れたお米(銘柄は…忘れました)、さてどんな味かな?と食べてみましたら…炊きあがりも光ってて美味しいお米です。ほんの少し淡白な味わいにも思えなくもないとはいえ、全然欠点的レベルではなく、ホンマに美味しいお米でした。
少なくなったとは言え、大阪にも田んぼはまだまだたくさんありますが、いったい大阪産米は…何処へ行ってしまうんでしょうかね。実家が河内長野で農業をされてる知り合いに訊くと「たぶん…銘柄米のブレンド用になってるんやないかなぁ」との事。やはり“大阪産”ではイメージがもひとつで売れないってことなんでしょうか?
そこで昔、父親が鳥飼(摂津市)で農業をしてる友人から聞いたという話を思い出しました。それは「稲刈りの時期になったら、滋賀県の農協が米を買いに来る」というという話。少なくともその父の友人が収穫した大阪のお米は『近江米』に化けて市場に流れていたのでしょう。ひと昔前の“地酒蔵に大手メーカーが原酒を買い付けに来て、その原酒は灘酒に化ける”と同じ構図ですね。
その話をきいたのはもう10年以上前の話。今はどうなってるのか…一連の米偽装事件以降、ちょっと状況は違ってきているかもしれませんね。
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