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2009年5月16日 (土)

昭和なプラ看板 29 ● マルジュウパン

010 “マルジュウパン”…あぁ懐かしのマルジュウパン。幼少の頃、近くの“大栄ストアー”っていう市場にここのパンを扱うパン屋さんがあってね。うちの兄がそのお店の様子を図画工作の宿題かなんかで写生してたなぁ。人々の表情がうまく描かれていてさすがカシコ兄…って関係ありませんでした、すんません。で、もちろんよく食べてたけれど、しばらくして市場もなくなって…30年以上口にしてないなぁ。残念ながらこの看板のお店ももう営業されてなくて…どこで売ってるんかなぁ。昨年夏に何度かマル十製パンと記されたトラックを見たから、どっかでは売ってはるんやろけども。お膝元の寝屋川市に行けば、販売店も見つかるかなぁ。
 で、変わった屋号やことと思っていましたけど、この“丸十”ってのは、まぁそば屋でいうところの“更科”みたいなもんで、関東には多い屋号みたいですね。“全日本丸十パン商工業協同組合”という組織もあるみたいです。“全日本ー”を名乗ってる割に組合員は関東にしかいないみたいですが。
 “丸十”というブランドはその組合の田辺さんの元で修行した人達が暖簾分け的意味合いで“丸十”を名乗るのだとか。ちなみに“丸十”の由来は“田辺さんの「田」の字 ”からきているみたいです。
 で、この看板の“マルジュウパン”は…どうなんでしょうかね?。カタカナ表記ですし、社名も“マル十製パン”ですが、ひょっとしたらマルジュウ創業者が“日本で初めてイーストによる製パン法を開発した、丸十の始祖、田辺玄平翁(丸十組合のサイトによる)に学ばはったんかもしれませんね。あ〜やっぱりますます久々に食べたなってきたわぁ。

(於:旭区)

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コメント

山本龍造様、こんばんは。
私が学生時代に過ごした東京の調布市仙川というところに、マルジュウというパン屋さんがありました。
店の概観同様に、パンも素朴な感じで、とてもおいしかったです。この仙川のマルジュウさんも、田辺一族なのでしょうか??

投稿: 荒川防火水槽研究会 | 2009年5月21日 (木) 00時23分

荒川防火水槽研究会さま、毎度でございます。
東京にもカタカナのマルジュウがありましたか!
素朴な感じのパンだったとしたら…やはり田辺さんの流れを汲んではるのかもしれませんね。

でも…ちょっと調べてみましたら荒川防火水槽研究会さんのおっしゃる仙川のマルジュウさん、残念ながらこの春で廃業されたみたいですね。
私も食べてみたかったなぁ…

厳しい時代ですね。
コメントおおきにでした。

投稿: 山本龍造 | 2009年5月21日 (木) 10時31分

ひさしぶりです。

調べてみると、カタカナのマルジュウはその調布の他にも神奈川に2軒あるようですよ。また、この寝屋川のマル十製パンと同名のパン屋で有限会社マル十製パンてのが福島県にあるんですが ・・・何か関係があるんですかねぇ?

投稿: からす | 2009年6月 4日 (木) 22時29分

からすさまこんにちは。
“マルジュウ”ってパン業界では馴染みあるフレーズなんでしょうね。それぞれの業界に、そんな固有名詞があるのかもしれませんね。
コメント有り難うございました。

投稿: 山本龍造 | 2009年6月 5日 (金) 16時37分

マルジュウパン、懐かしです。この看板はよく見た覚えが有ります。近所のタバコ屋兼雑貨食料品みたいな店で、朝マルジュウパンのデカいコッペパンにピーナッツやバナナ味のクリームをはさんだパンを買いに行きました。現在のマルジュウパンは寝屋川の本社工場は有りますが、トラック等のロゴはMJベイカーズに変わりました。工場入り口の看板はマルジュウパンのままです。工場入り口に即売所が有りますので購入も可能です。ここを訪れたのも、マルジュウパンを検索しての事でございまして、何かのご縁と思いご報告差し上げます。

投稿: びっくりマーク | 2011年9月13日 (火) 18時55分

●びっくりマークさま
何かのご縁ですねぇ。今回は“マルジュウパン”検索でお越しくださったとは…嬉しいです。
で、何ですか?今は『MJベイカーズ』…ですか。ちょっとシュッとしたんですね。ま、それでもとっかにまだ泥臭さ(?)を残した響きが…ええですね。
工場に直営店があるのですか。今度一度、京都へ行く途中にでも寄ってみたいと思います。そう言えば昔々は、“城東パン”の直売所でよく買ったもんです。チーズボールってのがカリッとして美味かったなぁ…って、その頃はまだ、街中に“焼きたてパン屋”さんがそないになかったのかなぁ。

また何かの検索でここにたどり着いてくれはることを楽しみにしておきます。コメント有り難うございました。

投稿: 山本龍造 | 2011年9月13日 (火) 20時36分

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