出稼ぎの蔵人、激減らしいですね
昨日仕事で京都へ車で行った。行き帰りはもちろんAMラジオ。KBS京都を聴いているとニュースのひとつに伏見の造り酒屋に蔵入りする蔵人の話題やった。
要約すると
“この冬は伏見で40人の季節労働者(出稼ぎ)が蔵入りした。10年前には400人…1年で1割の減少だと。清酒がたくさん売れていた頃には1400人もの蔵人が出稼ぎに来ていたことからすると激減している。最近は製造担当が社員や当主になり、季節雇用の担い手は地元京都のひとが中心になっている”と。
酒どころ伏見でもやはり越前や能登や但馬、南部等の酒造集団が蔵を預かるという図式がなくなってきたんやなぁとしみじみ。まわりの知ってる限りでもここ数年で一気に多くの蔵が杜氏制を廃止して社員か当主中心の酒づくりに移行してるもんなぁ。まぁ、今までは出稼ぎせざるをえんエリアに雇用が生まれてその必要がなくなったのならええんやけれども、どうなんやろ?。ちょっとさみしい気もするけど、その昔は左うちわに右うちわだった(であろう)造り酒屋さんの今の台所事情を考えると仕方のないことか。このラジオのニュースを聴きいて、長年全国の酒蔵を支えた出稼ぎの酒造集団の技が後世にも確実に伝わり、そしてそこに携わった人々がちゃんと評価され雇用者被雇用者共にわだかまりなく新しい体制に移行することを心より願わずにはおれせんでした。
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