ザキ剥がしてモト貼って
| 固定リンク | 0
| コメント (0)
| トラックバック (0)
お気に入りのお酒の醸造元が奈良某所にあって、今期より家族中心に少人数で酒づくりしてはるときいてたので“少しは助けになるやろか”と勝手に手伝いに行くことにしました。8時からやってるときいていたけどちょっと思いのほか渋滞していて、まだ先やというのにはや7時45分。ようやく峠を越えて奈良県入り。するとあたり一面濃い霧が立ちこめている。「おっ、この霧の出所はあの蔵の米を蒸す蒸気や。蒸し上がるまでにたどりつけるんやろか…」と焦りながら(ウソ、焦りはホンマ)何とか8時までにたどり着いたら霧もなく、蒸しも始まってなくてひと安心。で、まぁ、手伝いはしたけど、ひとりで“蔵人ごっこ”をやっとった様なもんやね。邪魔しに行ったみたいでどっか気恥ずかしい気持ちが残った。こっちお気楽蔵人ごっこ、皆さんはニコニコしつつも色々背負っての真剣勝負。その“温度差”が酒質に表れないことを念じつつ帰路につきました。しかしながら皆ええ人達やなぁ。そんな人たちが手掛ける“うまい酒”の誕生、楽しみにしとこっ。おおきに。
| 固定リンク | 0
| コメント (4)
| トラックバック (0)
昨日西洋料理、今日BBQ…この調子やと明日中華、明後日メキシカン明々後日ファーストフードって感じになっても仕方ない。何が言いたいんか?。それはね
「三増酒が日本酒離れを引き起こした」って論調に「ほんまかいな」と言いとなるなということで。
勿論それは「日本酒=ベタ甘、ツンとくる、酔い醒め悪い」などのイメージを植え付けるきっかけになったのでしょう。そしてドイツのビール純粋令に比較して「三増酒はまがいモン、けしからん」と言いとなる気分もわかります。未だに三増酒が最も大量に造られているのもナンダカナーですよ。けどね、三増酒だけを日本酒衰退の原因にするこの視野の狭さは何とかならんのんかいなと思いますよね。“三増酒=悪”の図式が変質して“大手パック酒=悪、小さい蔵の酒=良”と決めつける論調がいちばんカナンわけでつまらないです。妙な宗教臭さを感じてしまいます。そういう私自身も…じつはちょっと信者やった時期があったんですけどね。
で、冒頭の話。これだけ日本人の食生活が多様化してくると「何でも日本酒」とはイカンでしょう。確かに日本酒は1、2を争う「料理に合いやすい酒」やとは思うけどワインやビールなどの方が合うもんも多いし「三食とも和食やないと」な人もすくないでしょう。たとえ和食でもすき焼きなどは赤ワイン、ビールの方が合う様に思いますし。何でも自分らなりに取り入れる国民性も背景にある訳ですから、変に国粋主義的に生きるより「ワインも美味い、ビールも紹興酒も蒸留酒もカクテルも色々うまっ」の方が楽しいですやん。ま、フードマイレージってことも考えなイカンのですけども。
何か、ちょっと語ってしまいました。
「酒は純米に限る」も解ります、が、何か、こだわればこだわるだけポピュラリティがなくなってマニアのもんになってますます呑まれなくなるように思えて。そういう意味では、私にとってワインが一番美味しいアルコール飲料かも。知識ほとんどないし、覚える気すらないし、すなおに「おいしいおいしい♪」やからね。ま、信頼できるワインバーがあるからそれでおれるのですけれど。ま、つまるところ、日本酒の場合、そのほとんどが純米酒になって、ごちゃごちゃマニアックなこと言わんで「酒ちょうだい」でまっとうな酒が供される時代がくれば、こんな戯言も言いたくなくなるんでしょうね。ホントは…いちばん日本酒が好きで大事に思ってるんです。
| 固定リンク | 0
| コメント (0)
| トラックバック (0)
昨日仕事で京都へ車で行った。行き帰りはもちろんAMラジオ。KBS京都を聴いているとニュースのひとつに伏見の造り酒屋に蔵入りする蔵人の話題やった。
要約すると
“この冬は伏見で40人の季節労働者(出稼ぎ)が蔵入りした。10年前には400人…1年で1割の減少だと。清酒がたくさん売れていた頃には1400人もの蔵人が出稼ぎに来ていたことからすると激減している。最近は製造担当が社員や当主になり、季節雇用の担い手は地元京都のひとが中心になっている”と。
酒どころ伏見でもやはり越前や能登や但馬、南部等の酒造集団が蔵を預かるという図式がなくなってきたんやなぁとしみじみ。まわりの知ってる限りでもここ数年で一気に多くの蔵が杜氏制を廃止して社員か当主中心の酒づくりに移行してるもんなぁ。まぁ、今までは出稼ぎせざるをえんエリアに雇用が生まれてその必要がなくなったのならええんやけれども、どうなんやろ?。ちょっとさみしい気もするけど、その昔は左うちわに右うちわだった(であろう)造り酒屋さんの今の台所事情を考えると仕方のないことか。このラジオのニュースを聴きいて、長年全国の酒蔵を支えた出稼ぎの酒造集団の技が後世にも確実に伝わり、そしてそこに携わった人々がちゃんと評価され雇用者被雇用者共にわだかまりなく新しい体制に移行することを心より願わずにはおれせんでした。
| 固定リンク | 0
| コメント (0)
| トラックバック (0)
おお気に入りの呑み屋さんで爺さんが晩年好んでいた“金鼓”の別印“大倉”の燗を激古の連れと関東煮を肴に呑む…寒なってきてええ感じ。これがね“おでん”やったら、ちょっとニュアンスちゃうねん。おでんと関東煮は別モンやという意見もあるのは知ってる。けど、関東煮もおでんも関東煮やねんカントダキ。子供のときはみな“関東煮”で、“おでん”というコトバは連れのイトウ君一家とTVの中の“ おそ松くん”でしか耳にせなんだ。のに…いつの間にか世の中すっかり“おでん”になりやがって。この名店のおしながきには、ちゃんと“関東煮”と記してある。嬉しいなぁ。温もるなぁ。「おでん」の響きには、それがないねん(勝手な解釈…)。「カントウニ、ください」というコトバも時折耳にするけど…冷え込むわホンマ(ウソ)。どうでもええ話なんやけど、こだわってまうねん。江戸っ子かいな。(…スンマセン)
おまけ:変換ソフト“ことえり”ってたいがいアホやけど“関東煮”はちゃんと“かんとだき”で一発変換。何かやっぱり、妙に関西コトバに強いねんなぁこいつ。
| 固定リンク | 0
| コメント (0)
| トラックバック (0)
←これ、かわいいですやろ。八尾の御菓子司“三日月”製の“みかん薯蕷”…まんまのネーミングですがな。こういうリアルな和菓子、お茶席ではあまり見かけませんね。おおまかに言って関西の和菓子は季節の事象を想像させる程度のデザインで、関東は具体的なデザインやと聞いたことがありますが…これはお茶席用ではないということでしょうね。あまりに可愛くて…(私は)よう食べませんでした。
| 固定リンク | 0
| コメント (0)
| トラックバック (0)
今朝茶道の稽古に行ったら、某市の文化祭の話が出ていました。市民参加のこの催し、今年からすべての出展作品の撮影が禁止になったということらしいです。中に華道もあるそうですがそれすら出品者自身も撮影できないでいると。どうやら心ない人が写真に撮ってアイデア盗んで次年度の文化祭に“盗作”を出品するのを防ぐ為とか。過去にそういう実例があったらしいけど“ナンダカナー”と思って聞いていると「そんなん真似されてもよろしいやん」とある社中。もっとももっとも。そやねんなぁ、その真似する人もカナンけど、それをいちいち「真似された…」と憤るのも大人げないよね。プロでもないんやからそこまで目くじら立てる方がどうかしてるわ。嫌な世の中や…そんな話のあと場所が変わり夕刻、ある画廊に行ったらこんな掲示がしてありました。
“撮影OK” と。下に“写真展「浅田家」では会場内撮影OKです。ぜひ、ブログなどで紹介してください”の文字。まいったなぁ、さすが大物。展覧会場では“撮影禁止が当たり前”と思ってた自分は何やったん?状態。自分の常識、世間の常識の“何で?”を問い直すきっかけにもなるなぁ。確かにこの展覧会、他人に真似されることが無理なほどオリジナリティを持ってるからこそ“撮影OK”なんやろけど、この心の広さに脱帽、やっぱりただ者ではありませんね、浅田政志さんって。
あ、行ってきたのはギルドギャラリーOSAKAで行われている浅田政志写真展“浅田家”。もう、何も語る必要はありませんね。写真である必要性、今という時代性、キャッチーなのに深く質も高い…いやいや、そんな大層に言うまでもなく楽しいし心地よいし暖かいしイキってへんし本当に素晴らしい浅田政志さんとその家族の世界です。“作り込む浅田家”から“より日常的な光景な浅田家”へのシフトがまた非常に自然な感じで、益々見る側(私)を朗らかな気分にさせてくれます。一家四人の写っていない作品もええ感じに加えられており、全然マンネリにならずで、浅田政志さん、すいすいと泳ぐ様に写真と向き合ってはるのやろなぁという感じがします。
で、今回の展示作品の中でホンマ笑ってしまったのが、これ。運河のような川に4羽の水鳥が泳いでいる光景…このセンスに、心からハマりました。後ろ姿の水鳥ってのがまた…たまらん。ええ写真やこと。制作に行き詰まることなく、これからも色々な感動と驚きを与えてくれるに違いないなと確信して、会場を後にしました。ええもん見せてもらいましておおきにでした。“撮影OK”にしはったギルドギャラリーさんも、おおきにおおきにでした。
| 固定リンク | 0
| コメント (0)
| トラックバック (0)
今回は関西を離れ、東京のサフランソースです。なるこさんからお土産で頂きました。おおきに。
関西では“中濃”というカテゴリ−をあまり見かけませんし使いません。てなわけで比較しにくいんですが、写真は“バラソース・とんかつ”と並べて撮ってみました。
まず香り、セロリっぽい風味が食欲をそそるって感じ。で、色はかなり赤みを帯びており、野菜果実多め、カラメル色素少なめな印象。味は、一瞬甘口に思いましたが、後で香辛料の辛みがグッとくる感じで絶妙なバランスをキープしています。
で、いつもの通り焼きそばにして味わってみました。写真の通り、あまり色が付きません。どこかトマトソースのパスタみたいに見えて、ちょっと新鮮な感じ。で、味わいは「関西のソースと、ちゃう」って感じ。原材料に含まれるオイスターエキスや魚醤など“かくし味?”のせいでしょうか、色は淡いものの豊かな味わいで、とても美味しいです。どっか“地ソース”というとジャンクなイメージがついてまわるのですが、これはちゃんとした逸品でしょう。その証しにレッテルに“特級”の文字。“JAS・特級”のマークも見えます。ええもんもろた。たまには他地方のソースもおもろいもんですね。
品名:中濃ソース 原材料名:糖類(砂糖、糖果ぶどう糖液糖)、野菜・果実(トマト、りんご、たまねぎ、その他)、醸造酢、食塩、澱粉、アミノ酸液、醸造調味料、オイスターエキス、香辛料、酵母エキス、魚醤、カラメル色素、(原材料の一部に大豆、小麦を含む) 製造者:サフランソース食品株式会社 東京都台東区…
| 固定リンク | 0
| コメント (0)
| トラックバック (0)
病み上がり、お茶の稽古に復活したら、風炉から炉に変わってた…いや、今日は炉開き。「あ、覚えてるかいな」と思いつつ点前を始めると、何となく身体が順序を覚えてるもんです。で、床にはツバキが。「“炉開き椿”と言って炉開きの席にはつぼみのツバキを生けます」とセンセ。いつもそうやったかいなぁ。聞いてなかっただけやろなぁ。ちょっと反省。で、家帰ってネットで調べたら『炉開き』という名のツバキがあるではないですか。炉開きの頃に満開になる品種で1980年に命名されたとか…ってことは、この稽古場のツバキは“炉開き”ではないんちゃうんかなぁ、つぼみやし。今度ちゃんと訊いておきます。
| 固定リンク | 0
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント