BBQ食い、ビール飲みながら、日本酒を思う
昨日西洋料理、今日BBQ…この調子やと明日中華、明後日メキシカン明々後日ファーストフードって感じになっても仕方ない。何が言いたいんか?。それはね
「三増酒が日本酒離れを引き起こした」って論調に「ほんまかいな」と言いとなるなということで。
勿論それは「日本酒=ベタ甘、ツンとくる、酔い醒め悪い」などのイメージを植え付けるきっかけになったのでしょう。そしてドイツのビール純粋令に比較して「三増酒はまがいモン、けしからん」と言いとなる気分もわかります。未だに三増酒が最も大量に造られているのもナンダカナーですよ。けどね、三増酒だけを日本酒衰退の原因にするこの視野の狭さは何とかならんのんかいなと思いますよね。“三増酒=悪”の図式が変質して“大手パック酒=悪、小さい蔵の酒=良”と決めつける論調がいちばんカナンわけでつまらないです。妙な宗教臭さを感じてしまいます。そういう私自身も…じつはちょっと信者やった時期があったんですけどね。
で、冒頭の話。これだけ日本人の食生活が多様化してくると「何でも日本酒」とはイカンでしょう。確かに日本酒は1、2を争う「料理に合いやすい酒」やとは思うけどワインやビールなどの方が合うもんも多いし「三食とも和食やないと」な人もすくないでしょう。たとえ和食でもすき焼きなどは赤ワイン、ビールの方が合う様に思いますし。何でも自分らなりに取り入れる国民性も背景にある訳ですから、変に国粋主義的に生きるより「ワインも美味い、ビールも紹興酒も蒸留酒もカクテルも色々うまっ」の方が楽しいですやん。ま、フードマイレージってことも考えなイカンのですけども。
何か、ちょっと語ってしまいました。
「酒は純米に限る」も解ります、が、何か、こだわればこだわるだけポピュラリティがなくなってマニアのもんになってますます呑まれなくなるように思えて。そういう意味では、私にとってワインが一番美味しいアルコール飲料かも。知識ほとんどないし、覚える気すらないし、すなおに「おいしいおいしい♪」やからね。ま、信頼できるワインバーがあるからそれでおれるのですけれど。ま、つまるところ、日本酒の場合、そのほとんどが純米酒になって、ごちゃごちゃマニアックなこと言わんで「酒ちょうだい」でまっとうな酒が供される時代がくれば、こんな戯言も言いたくなくなるんでしょうね。ホントは…いちばん日本酒が好きで大事に思ってるんです。
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