但馬杜氏“酒まつり”へ 3
そして翌日、昨日会えなかった奈良は山鶴の杜氏、西坂さん宅へ伺ってみました。が、残念ながら留守。雨だったのですが農作業に出てはったのでしょうかね?。やはり働き者のお方ですね。そしてその後、いつもの様に湯村温泉街にある“杜氏館”へ。いつ行っても展示内容はほとんど変わらないのですが行ってしまいます。はやい話、当番の元杜氏さんとお話しがしたい訳なんですな。で、今回も面白いお話を聞かせてもらいました。それは「温泉町の杜氏は奈良をだいたい地盤にしていた」という話。その昔、奈良は生駒の中本酒造に大ボスの杜氏(筆者注:村尾秀一さんの事?)がいて、この方が奈良県下の酒造家と話を調整しては温泉杜氏を派遣してはったとの事。「今はそんなことないですけど…」とおっしゃってましたが、その頃のなごりで、最近まで温泉町から奈良の蔵へたくさん出稼ぎに行ってたみたいです。同様に、和歌山では美方町の大ボス杜氏が仕切り役をしていたみたいです。なかなか書物では書かれていなさそうな話を今年も色々と…お名前を伺うの忘れてしまって残念でしたが、とっても感じのいい柔らかな物腰のお方がそんなこと教えてくれはりました。おおきにです。(写真クリックで大きくなります)
昨日の酒まつりで「これは燗向きかな?」というお酒に出会ったこともあって、帰路はその蔵のある丹波経由で帰ることにしました。まずは蕎麦好きには有名な“一会庵”へ。“一期一会”の“いちえあん”なのに“いちごあん”やと四人とも間違って読んでいたことに店内に入って気付きましたが、それを話題には…恥ずかしくてできませんでした。おいしい歯ごたえある麺で胃腸弱々の私には“つるつるっ”とはできませんでした。
その後“奥丹波”を醸す山名酒造さんへ向かいました。酒蔵然とした風情ではありませんでしたが、こんな看板なんかもあって歴史も感じさせます。対応に当たってくれはった兄さんはとても当たりがよくて「きっと雑味の少ないお酒に違いない」と思わせられました。杜氏の里、丹波で但馬杜氏が醸すお酒、ちょっと開栓が楽しみです。
てなわけで、3回に分けての但馬牛まつり内“酒まつり”への旅、子供の日記以下の単調さですね。ひとつお許しを。
(昨年の様子は“おやっさんの里、但馬へ”を参照してください)
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