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2008年2月13日 (水)

“浦霞長龍”…覚えてはりますか?

Uracho←こんな商品昔あったん知ってはりますか?。レアですやろ、“長龍”の左下に“浦霞”でっせ。
 “な〜るほ〜どよい酒♪”でお馴染み大阪は八尾の長龍酒造。今でこそ奈良県下“広陵蔵”で自家醸造してはりますけど、その昔は大阪(梅林酒造、西條)、奈良(飯田本店)の原酒を中心に調製して製品化する“協同瓶詰法人”という位置づけで自家醸造せず、各地の蔵元から原酒を仕入れてはブレンド、販売してはりました。その頃にあった商品がこの純米吟醸酒“浦霞長龍”なんですな。
 聞くところではこの長龍の先々代社長は、南部杜氏の醸すお酒を気に入ってはったらしく、中でもこの宮城県の“浦霞”醸造元(株)佐浦だけは(原酒の)仕入れ先の中でも別格扱いにするくらい気に入ってはったんでしょうかね。そんな経緯からか、奈良県広陵町の自社系列の酒蔵が稼働した時(昭和54年)には、浦霞の名杜氏“平野佐五郎”氏の愛弟子を招き入れたとか。その頃のTV-CMに出てはった“澤田薫”杜氏がそのお方。で、結果奈良県下で一番に全国新酒艦票会で金賞を受賞されました。(その後もずっと南部杜氏が携わってはりましたが、数年前の造りから、南部杜氏の資格を持つ社員杜氏を中心に酒づくりが行われているみたいです)
 で、この“浦霞長龍”のお味はというと…レアすぎて、開栓できぬまま四半世紀を過ぎ…ま、一生開けられへんでしょうな。

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