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2007年12月25日 (火)

ソース 2 ▲ 蛇ノ目ソース ウスター

Janome 京都の昔ながらな風情の酒屋さんで見つけました。レッテルの雰囲気もそんな感じですやろ。で、ウスターの上には“全糖”の文字が…懐かしい響き。サッカリン、チクロが問題になった頃によく耳に、目にしたコトバですな。で、味わいなんですが…ウスターソースって、食べ比べると違いわかるんやけど、単品で食しても、なかなか特徴を把握できんもんやね。原材料名の一番最初に糖類がきてる(珍!)という先入観からやろか、ちょっとコクが少なく、スパイシーさに欠ける感じか。クコのような香りがするけどクコやないかもしらん。ビン底に沈殿物はほとんどなし、ビン内上部はカラメル色素由来か赤くなってました。
 で、この“蛇ノ目”、京都に2社あるみたいで、これは亀岡の「蛇ノ目ソース本舗 (株)廣田本店」のもので、ほかには京都市北区に「蛇ノ目食品 廣田徳七商店」というのがあるらしい。ただ、後者はどうも“蛇ノ目”ブランドでは出してへんみたいですけど。ま、いっぺんこっちも買うてみよ!って、あとまだ4本、未開封のウスター色々あるから、1年ぐらい先になってまうなぁ。
名称:ウスターソース 原材料名:糖類(砂糖、ぶどう糖果糖液糖)、食塩、野菜・果実(トマト、たまねぎ、にんじん、その他)、醸造酢、カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、酢酸、香辛料、酒精 製造者:蛇ノ目ソース本舗 株式会社廣田本店 京都府亀岡市…

Janomehoro  先日京都市内で蛇ノ目の琺瑯看板をみつけました。“味と香りの”のフレーズもあって、レッテル同様、ええ風情を醸し出してます。

(2009年6月追記)

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コメント

蛇ノ目ソースについて・・・
昭和の初めに廣田周平さんが設立した味と香りの蛇ノ目ソース廣田周平商店がスタート・・・廣田周平さんは蛇の目の◎マークと云うか家紋が大好きで蛇ノ目ソースとしたらしい。
京都市内でも有名な方で着物を着用し下駄を履いて営業を運搬車でしてたとの事、当時は酒屋さんお米屋さん食料品乾物店さん味噌屋さん等に卸し家庭に1本一升瓶赤いラベルのビタミン入りソースが西日本を制圧した。
その後長男である二代目廣田周○さんが蛇ノ目ソース廣田周平商店→蛇ノ目物産となり大阪に巨大な工場及び大阪蛇ノ目を設立したが経営の難に陥り倒産
廣田周平さんの次男廣田幸一さんが蛇ノ目ソースの商標登録を継続し周平さんの実弟廣田徳七さんと蛇ノ目ソースを復活させる。
蛇ノ目ソース本舗廣田幸一商店
蛇ノ目食品廣田徳七商店

また京都宇治に在るパパヤソース大洋産業、京都市内に在るゴールデンソースも元蛇ノ目物産蛇ノ目ソース社員である。
大阪蛇ノ目も商標登録権が廣田幸一さんに有る為ビクトンソースとした。しかし大阪蛇ノ目は醤油は蛇ノ目醤油で製造販売、何とも変な関係で・・・
もう1社リード食品も蛇ノ目ソースを製造販売こちらは廣田幸一さんから認可済やがて蛇ノ目ソース本舗廣田幸一商店と統合し蛇ノ目リード食品株式会社
蛇ノ目食品廣田徳七商店は拒否しやがて蛇ノ目ソースブランドを取止めJ&F HIROTAに変更製造方法も一部変更
蛇ノ目リード食品株式会社も社長退任し蛇ノ目ソース本舗株式会社廣田本店に変更製造工程は一切変えず昭和初期廣田周平商店のそのまま伝統を造る。
まぁ味は蛇ノ目ソースもHIROTAソースもビクトンソースもゴールデンソースも素人では解らないと思います。
しかし蛇ノ目ソースは昭和初期の巨象と云われ日本5代メーカーで在ったのです。
家庭に1本一升瓶赤いラベルのビタミン入りソースは蛇ノ目ソース本舗株式会社廣田本店でまだ製造しているかな??
                     以上

投稿: サンダー | 2010年7月13日 (火) 10時58分

蛇ノ目ソース廣田周平商店は大正9年の創業です。
さらに共通点はラベルにゴールドとか金印、グリーン印蛇ノ目ソース、グリーンHIROTAソース、ビクトングリーンソース(現加賀屋)特にグリーンなんて余り使わないですね。

投稿: サンダー | 2010年7月13日 (火) 15時40分

サンダーさま はじめまして。
えらく詳しい情報を…有り難うございます。
その内容、「ひょっとして、関係者のお方では?」なくらいの深さで、色々と“蛇ノ目の謎”が解けてスッキリしました。きっと私だけではなく、ここを見に来られるであろうソースマニアの皆さんもそう思われることでしょう。

で、何ですか。昔の蛇ノ目ソースにはビタミンが添加されていたのですか。確かに昔は何かと“ビタミン入り”という食品があった様に記憶していますが、ソースにまで…ですね。

それと蛇ノ目は“日本5代メーカー”のひとつだったんですね。残りはブルドック、カゴメ、イカリ…それから“三ッ矢”ですかね?

あと、蛇ノ目・HIROTA・ビクトンの共通項としての“グリーン”、よく気づかれましたね。そういえば…って感じです。

蛇ノ目レア情報を色々と、しかも深く有り難うございました。今後とも宜しくお願い致します。

投稿: 山本龍造 | 2010年7月14日 (水) 10時01分

ラベルその2”蛇ノ目・HIROTA・ビクトンの各『とんかつ』の文字体にも注目して下さい。「蛇ノ目印とんかつソース、HIROTA全糖とんかつソース、ビクトンとんかつグリーンソース」間違いなく蛇ノ目印とんかつソースの本家蛇ノ目ソース本舗株式会社廣田本店と同じ文字体です。
これらを考えるとラベル製造会社は同じではないでしょうか??

投稿: サンダー | 2010年7月14日 (水) 21時52分

サンダーさま

おっしゃる通り、この3社の“とんかつ”の字体、同じですね。ブランドは変えなければならなかったものの、やはり歴史に愛着があったのでしょう。

有り難うございました。

投稿: 山本龍造 | 2010年7月15日 (木) 09時18分


ご存知ですか???
他社のソースとの違い!!!他社のラベル有って蛇ノ目ソースのラベルに無い違い!!
さすが気付かれましたね。・・・
すごい!!
そうです・・・JASマークです。(Japanese Agricultural Standard )
本物ソースはJASマークの無い蛇ノ目ソースではなかろうか???と思います。
おそらくビクトンソースもHIROTAソースもゴールデンソースも本物ソースと思いますよ。!!

投稿: サンダー | 2010年7月15日 (木) 19時47分

サンダー様
蛇ノ目ソースに関するコメントたくさん有り難うございました。
時代は変わっていくもんですね。

なお、せっかく頂いたコメントすが、誠に残念ですが一部割愛させて頂きました。

投稿: 山本龍造 | 2010年7月15日 (木) 21時51分

蛇ノ目シロップでも有名でした。・・・
廣田周平さんは大正9年に設立後、京都のジュースとシラップ(シロップ)の老舗である菊菱(キクビシ)が経営難である事を知り援助、シラップとジュースを一緒に販売。
蛇ノ目ソースと菊菱シラップで日本5大メーカー(株)蛇ノ目物産となる。
キクビシはのちに蛇ノ目シラップに…当時はシロップでなくシラップでした。

キクビシの冷やし飴や蛇ノ目抹茶は有名でした。
味は大正→昭和→平成と伝統が受け継がれている様な・・

投稿: サンダー | 2010年7月24日 (土) 07時19分

蛇ノ目ソースと同じく当時は逆読み↓↓↓↓↓↓
プッラシ・スーュジのシビクキ◇//
菱◇の中に//←こんなマーク
//◇蛇ノ目のキクビシオレンヂ、パインジュース、冷やし飴は街角のお店の前でジュースがくるくる回るクーラーで紙コップ一杯5円のちにジュース噴水に見える自動販売機10円、20円、30円~50円…缶入り自動販売機が主流になり姿を消す。
昭和40年代生まれの関西の方は子供時代に紙コップ一杯飲まれたと思います。
蛇ノ目キクビシオレンヂ、パインジュースは平成10年位まで廣田本店で製造していた筈です。
昔、一升瓶の蛇ノ目キクビシ濃縮オレンヂ、パインジュースが昭和の台所にカルピスと並んで1本有りました。
ジュースの製造技術もすごいですが時代の流れでおそらく止められたと思います。
たまに夜店とかホテルにジュースがくるくる回るクーラー見ますね。
廣田本店の業務用蛇ノ目のガムシロップのラベルを見てください。
『シロップ』でなく『シラップ』になっていますね。
キクビシシラップの伝統がラベルに残っていて、かき氷の蜜が美味しいのは蛇ノ目キクビシ伝統をそのまま受け継いでいるからだと思われますよ。
当時はオレンジではなく『オレンヂ』蛇ノ目がオレンジシロップを製造すると多分オレンヂになる様な???

投稿: サンダー | 2010年7月24日 (土) 10時56分

蛇ノ目醤油…今、思い出しました。
何処かで見たと思ったら京都産業大学の食堂もちろん蛇ノ目ソースも蛇ノ目醤油もポリタンクで厨房に置いて有りました。
間違いなく京都産大の学食です。
大学時代何気なしに見てました。
確か食堂をしておられたのは○○さんと云う方でした。
ジュースとかシロップも蛇ノ目キクビシだったのかな??

投稿: サンダー | 2010年7月24日 (土) 18時03分

サンダーさま
図書館で調べんとわからん様なレア情報満載ですね。
学食の調味料と言えば、高校の時、地元のマルゲン醤油のポリ一斗缶が厨房に置いてあったのを思い出しました。

コメント有り難うございました。

投稿: 山本龍造 | 2010年7月25日 (日) 08時30分

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