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2007年12月 2日 (日)

布施〜今里間の小旅 1 お好み焼屋編

 150円区間の近鉄土日休回数カードが二回分残ってるけど期限間近、今日しか使えんということで、訳もなく布施駅まで小旅に出ました。無目的に出たこの小旅、あまりにネタ多すぎのため、何回かに分けて記したいと思います。
Okonomiyakisoba 昼前に駅到着、ちょっと軽く飲みたいなと思い、ある餃子舗を目指し南へ向かったものの休業。仕方ないんで駅方向へ戻り「ほな一杯」と思ったら、あるある、立ち呑み処いっぱい。けど「そんな本格的に飲みたいわけちゃうしなぁ昼から」で気が進まず、北上、高井田ラーメンと言われるエリアで中華そば喰うかと店前までいったけど「やっぱりこの休日の昼のひとときを中華そばだけで過ごすのはもったいないわ」とまた南へ。太い商店街から分岐する細いさびれ商店街(スンマセン)に「焼そば、お好み焼」と記した提灯と看板発見、その矢印に従ってさらに細い路地を行くと、その店はありました。
 店内が見えず、15秒ほどためらいましたが思い切ってFusenookonomi_2入りますれば…そこは“昭和”でした。広い店内に“コ”の字形の鉄板カウンター。天井からは、その昔喫茶店でよく見たペンダントタイプの照明器具数個。鉄板は、建物の経年変化かいち部分を除いて内側に斜めになってしまってます。5〜6人のお客さんがいましたが、常連おっさん率100%な感じ。おじさんとおばさんがお店をされてる様子ですが、おじさんは…定年退職後、時折お店を手伝っているって風情。で「豚玉とビール」を注文。「アサヒにします?キリン?」「アサヒで」。ついついこういう選択を求められるとアサヒと言うてしまう。大阪人気質ってやつか?。で、焼き上がるまで店主と常連客との会話をBGMにその昭和な空気を楽しみつつ、ビールを飲んでると“マルトミ焼きそばソース”のレッテルが貼られた一升瓶を発見。「マルトミ…知らんなぁ、けど、きっと地ソースや!どんな味やろ?」と気分が高ぶってきました。わくわく…と他にも目をやると、調理場の奥に18L詰段ボール入りキュービーテナーのソースを発見。そのソースに記されていたのが…“オリバーお好みソースレストラン用”、がっかり。「それやったら焼きそば頼めばよかった…」と大後悔。こういう昔ながらのお店にも、大手が触手を伸ばしてるんですなぁ。
 で、焼き上がりますれば「マヨネーズとからし、どうします?」「あ、入りでお願いします」。ソースの上にマヨネーズ、からし、そしてケチャップ…「ケチャップは聞いてへんでぇ!」と思いつつ、平静を装い…出来上がり、520円也。
Shoujihigashi  格段に美味い訳でもないんやけど、何なんかなぁ、また機会があったら行ってみたい気分にさせる、そんなお店でした。「今度こそ“焼きそば”食わねばなるまい」と思いつつ、店を出まして商店街に戻り、小路(駅名にもなってる地名)の方へふらふら。アーケードのないええ風情の商店街やこと。小さい店もいっぱい。そんな中に持ち帰りのお好み焼屋さんの何と多いこと。“1枚300円(豚玉)”が相場の様です。しかもどこも流行ってる様子。前々から「チヂミの安いエリアやな」と思うとりましたが、その流れを汲んでいるのでしょうかね。
 布施駅界隈、こんな楽しくて住みやすそうな街やとは、知らなんだわ。

追記:「マルトミソース」は地元東大阪の小澤商店製でした。

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