出来合いのおせち頼んで…茶道を想う
昨日実家に帰ったら「もう今度の正月は無理やと思うんや」と父親が言い「おせち料理頼んどいてくれるか」と。…ついにこの時が来たか。コンビニが年中無休、百貨店も2日から営業、海外で年末年始を過ごす家族も多い昨今やから、正月の意味合いも違うてきたさかい、まぁ、時流に合わせてと言えばそれまでやが、やっぱりさみしいもんや。味の問題もあるけど、そんなことより、自分とこで作ってた伝統がなくなるさみしさと、それをよう受け継げん何とも言えん気分、両親の“老い”という事実、形骸化する“正月”の有り様…何もかも淋しいなってきた。
正月に“初釜”夏に“祭釜”がお茶のセンセ宅であるけど、これも、数年前から自前で料理作れなくなってきて、仕出しとか持ち帰り寿司で対応するようになってしもた。まぁ、先生が体調を悪くされたのが理由やから、しょうがないんやけれど「稽古場(センセ宅)に行き、掃除し、料理作って茶事してご挨拶して片付けて」までが、茶道の稽古ってもんやと思うとやはり、これも、形骸化している気がして。先生の状態も良くなってきて、最近また自分のとこで作る場合も出てきたけど、今度は、手伝いに行く社中が少ないという現状があったりする。みな多忙ってのも事実。けど「お茶のお稽古=お点前」としか感じてへん社中が増えてる様にも思う。この辺がそこらへんのカルチャーとちゃうところで難しい。先生自ら「お茶の稽古と言うものは…」と語るもんでもないしね。兄弟子、姉弟子から若手に伝えていかなあかんもんやねやろな。
“形骸化”してまでも伝統は残った方がええのか否か。わしは、基本的に後者の考えやね。
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