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2007年11月28日 (水)

合成清酒に“よい酒”“銘醸”は、ないやろ!

Chijinyuu_3  普段料理用のお酒て買わんのですけど、いま開栓してるお酒が頂き物の“越乃寒梅”と“十四代”ではさすがに罪悪感あってか、うちのひとが町内の酒屋さんで「料理用を…」と購入してきたのが、これ。なんじゃこれ。見るからに…マズそげ。何なに“鬼ころし 智仁勇”。ははぁ、三増酒混和のか…と思ったら、それ以下。 下の方Gouseiseishuに『合成清酒』とひっそり書いてある、ひっそり。一番上には “よい酒”の文字も見えます。これはおもろYoisakeい。さ、さっそく飲んでみよとフタを開けましたら…うぉっ、いきなり注射の消毒を思い出すほどのアルコール臭、ほのかに若い酒みたいな風味もしますけど、ま、純米信望者やないわしでもわかりますな。味は…合成とは言え、“清酒”と言うていいんでしょうかねぇな味。こんなん使うて料理美味くなるんやろか。(追記:旨味の欠けた煮物となりましたわ)
 『合成清酒』って、数%の清酒成分添加は認められてるらしいけど、基本的に混ぜてるだけで、醸してないもんやのに、なぜかこんなコトバまで記してある…“銘醸”。Meijo 許されるんかねぇ、こんなん。知らん人みたら、普通のお酒やと思うやろな。まぁ「マズそうやなぁ」とも思うやろけどこのデザインでは。あの月桂冠さんも怒ってはるみたいやから、やっぱりアカンのちゃう、こんなん。あ、これ、徳島県・日新酒類製で、この社のサイトに製品として載ってないわ。やっぱり…後ろめたいんかねぇ。

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コメント

初めまして鬼ころしを今飲んでて全く同じ疑問を抱いたので検索してたどりつきました

1,8Lで\500の安さに試してはみたけどくしくも同じく会社のごっつあんを数日前に飲んでました

投稿: | 2011年2月 4日 (金) 23時20分

お名前記されてませんので「日新酒類愛飲者さん」とでもお呼びしましょうか?
てな冗談はさておき、私の様に思われたお方がやっぱりおられたというのが…嬉しいです。で、“ごっつあん”という名のお酒もやはり、日新酒類のHPには載ってませんね、どんなんだったのか興味あるところです。
いろいろあってええんでしょうけど、やっぱり、姑息な手を使って“清酒”と間違わす様なやり方はどうかと思いますね。

コメント有り難うございました。

投稿: 山本龍造 | 2011年2月 5日 (土) 12時14分

こんにちは~♪

職業柄、合成清酒という物についても調べた事がありますが・・・
流石にお遊びでも購入する気にはなりませんでしたわぁ~ ┐(´~`;)┌

まぁ 戦中・戦後の物資の無い時代に荒んだ人の心を癒してきたのか・・・と、あんまりイジメてやるのも可哀そうと思って「彼らも時代の落とし子のようなもの。」と思うようにしています。
そのうちに化石のような存在になって、アンモナイトやトリロバイトのように貴重な存在としてプレミアがつくか・・・(*⌒m⌒*)ププッ♪ な、こたぁ無いですわなぁ。

投稿: 啼兎 | 2011年2月 5日 (土) 13時26分

啼兎さま
そうですねん、私も「合成清酒はけしからん!」と声高に言いたい訳ではないんです。必要とされた時代があったのも事実ですし、それなりに研究を重ねて日本酒の成分を分析して合成してみたと言う行為も意味あることやったと思います。あくまでもその、「普通の清酒ぶって、じつは合成清酒や」というヤリ方がナンダカナーなわけで…。
良し悪しは時代によって変わるもんやなぁとか思いました。

いつもコメントを有り難うございます。

投稿: 山本龍造 | 2011年2月 6日 (日) 23時49分

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