塩爺の事務所みつけてお茶の大先生を想う…
昨日は自転車で高安山のネキまで茶の稽古に向かいました。自転車はクルマと違って勝手気ままなルート選択が可能ですから、いつも何がしかの発見があるんですけど、今回は「ここが塩爺サンの事務所かなぁ?」な建物を発見しました。何とも言えん昭和30年代な空気が漂ったって感じでした、あたりも。それだけ。
それだけ…ってのもなんですな。味気ない。てなわけで、ちょっとレアもんの琺瑯看板の画像をご用意致しました。←“塩川正十郎後援会連絡所”ですわ。この看板、中河内の古い集落なんかで今も時折見かけます。この写真もお茶の稽古場の近く、高安山の麓で撮影したもんです。
しかし何ですな、この方の何がええって、やっぱり“船場コトバ”って言うのか「上品な大阪弁」を使わはるとこですよね。こういうきれいな大阪弁しゃべりはる人が減ったように思います。ちなみにもう亡くなられましたがうちの社中の大先生、その昔“河内木綿”を商いする名士だったそうですが、その方の大阪弁が、これがまた上品で柔らかくて…お稽古の度に「しかしなんだんなぁ山本さん、」から始まるタメになるええ話きかせてもらいました。お茶の先生には、お茶以外の事も教えてほしいなぁと思うのはこの、大先生を知ってしまったからでしょうね。お点前なんかより、モノの見方、考え方、昔から伝わる知恵…そんなこと色々。
で、自分が爺さんになったとき、若い衆に品のある大阪弁でそんな「ええ話」してやれるんかと思うと、かなり絶望的。塩爺同様、地の名士だからこそ持ち得た話題なのかもとか思います…って、塩爺さんの事は直接知りませんねんけどね。
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