塩爺の事務所みつけてお茶の大先生を想う…
昨日は自転車で高安山のネキまで茶の稽古に向かいました。自転車はクルマと違って勝手気ままなルート選択が可能ですから、いつも何がしかの発見があるんですけど、今回は「ここが塩爺サンの事務所かなぁ?」な建物を発見しました。何とも言えん昭和30年代な空気が漂ったって感じでした、あたりも。それだけ。
それだけ…ってのもなんですな。味気ない。てなわけで、ちょっとレアもんの琺瑯看板の画像をご用意致しました。
←“塩川正十郎後援会連絡所”ですわ。この看板、中河内の古い集落なんかで今も時折見かけます。この写真もお茶の稽古場の近く、高安山の麓で撮影したもんです。
しかし何ですな、この方の何がええって、やっぱり“船場コトバ”って言うのか「上品な大阪弁」を使わはるとこですよね。こういうきれいな大阪弁しゃべりはる人が減ったように思います。ちなみにもう亡くなられましたがうちの社中の大先生、その昔“河内木綿”を商いする名士だったそうですが、その方の大阪弁が、これがまた上品で柔らかくて…お稽古の度に「しかしなんだんなぁ山本さん、」から始まるタメになるええ話きかせてもらいました。お茶の先生には、お茶以外の事も教えてほしいなぁと思うのはこの、大先生を知ってしまったからでしょうね。お点前なんかより、モノの見方、考え方、昔から伝わる知恵…そんなこと色々。
で、自分が爺さんになったとき、若い衆に品のある大阪弁でそんな「ええ話」してやれるんかと思うと、かなり絶望的。塩爺同様、地の名士だからこそ持ち得た話題なのかもとか思います…って、塩爺さんの事は直接知りませんねんけどね。
| 固定リンク | 0
「看板」カテゴリの記事
- 天然セピアな一角(2024.10.30)
- 戸袋に、“アジアコーヒ”。(2024.10.21)
- 瓜破北第二町会 掲示板(2024.10.05)
- 栗 本 商 店 …やな(2024.09.21)
- かつての大阪酒 13 『菊千歳』 菊千歳酒造(株)(2024.09.17)
「茶の湯」カテゴリの記事
- 綾ノ町電停、午後4時25分。(2024.10.18)
- 今宮戎の献茶式へ、令和六年。(2024.01.08)
- 令和六年、初釜。(2024.01.07)
- 堺大茶会へ(2023.10.14)
- 祭釜にお誘い頂いて、雑感。(2023.07.23)
「思ったこと」カテゴリの記事
- 完全に植物に取り込まれた建屋(2024.11.30)
- “撮影OK”にあれこれ(2024.11.28)
- アホでよかった(2024.11.20)
- 冷蔵庫、20年稼働し続けるも壊れる。(2024.11.12)
- かわいい小橋(2024.11.10)
「河内」カテゴリの記事
- コサギとカモ、共にエサ探し。(2024.11.25)
- 会所枡の蓋にあるさくらの意匠は…(2024.11.14)
- かわいい小橋(2024.11.10)
- 南上小阪1−60の昼下がり(2024.11.09)
- 楠根川を跨ぐ水道管の塗装垂れてプックリ(2024.11.08)
コメント