大阪青年部で家元見学会へ
…“青年部”って響きに違和感を覚えますな、四十半ばのおばはんのおっさんには。ま、てなわけですが今年が最初で最後の参加のチャンスということで、大阪・北浜→お家元の菴→大徳寺→六盛(手をけ弁当の)→○○会館→北浜という小旅に参加してきました。道中色々と思い、感じるところがありましたが、ま、そんなことはたいした問題ではないか。で、お家元の菴の説明を玄関さん(内弟子)の方がしてくれはったんですけど、これが…ほんまに良かった。茶庭は街中の限られた狭い敷地で時に遠近法をも利用して小さな山麓のように作ってあるとの事など、色々“なるほどぉ”と感心することだらけでしたが、その中でも「昔のお茶人さんというのは(今と違って)、豊臣秀吉(武将)にしても千利休(商人)にしても別の職業を持ってはりました。そんな人たちが多忙な俗世間から離れるひとときとしての露地であり茶室であるわけで…自然豊かな山の中に茶室があってもあまり、意味がないんですね」(=“市中の山居”かな)という話。この話、当たり前と言えば当たり前なのかもしれませんが、この説明の裏には「今の茶人はその辺の本質を見失ってんのとちゃいますか?」というメッセージが含まれている様に感じたのでした。本来“数寄者”って呼ばれる人こそ、真の茶人なのかもとか。飄々とした説明の中に色々と考えさせられるコトバがつまっていて…う〜んよかったわ。とか言うときながら、そのうちすっかり忘れるんやろけどもね。
今回、うちの社中から四人で参加…いや、この三人の妹弟子に連れて行ってもろたようなもんですけど…道中我々がいちばんうるさかったかも…ただずっと喋ってただけですが皆さんおとなしくて。やっぱりうちの社中の稽古場は、ウダ話するサロン状態になってるんやわと改めて実感。ええんか悪いんか…楽しいからええんですけど、私的には。ええセンセにええ社中が集い、ええ空気が生まれて…感謝せなあきませんな。おおきに。
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コメント
おこんばんは~。
お久しぶりに覗いてみましたら、なんとっ。(センセ風)私が登場してる!!
暑い1日でしたが、私らのトークも熱かったですな。
周りの皆さんには迷惑やったかもしれませんが…
何はともあれお疲れさんでした。
写真、どこに送りましょ?
投稿: 生意気でイラチな妹弟子 | 2007年10月 1日 (月) 22時10分
長いHNやなぁ。あ〜めんどくさ。“生イラいも”これでよろしいか。
あの車中の暑さは○中社中のせいやったんかなるほど。高安山山麓は土日、ずっと暑いこっちゃろな。うん。コメントおおきにです。
投稿: 山本龍造 | 2007年10月 1日 (月) 23時12分