寂しなった鉄道沿線、民家の壁…
摂津峡と西山の竹林公園へ行った帰りに撮りました。
この木造の民家、サントリーの山崎あたり、東海道本線に面しているんですが、数年前まで、この民家の壁、いかにも“国鉄沿線(?)”な風情を醸し出しておりました。お解りのひと、いますか?。
で、2枚目のが以前の光景(2001年撮)。摂津富田の銘酒“國乃長”や“まるまん学生服”のほか、写ってませんが、“月桂冠”の琺瑯看板や、金融モンのブリキ看板などで構成されていました。この景色を電車の窓から見る、もしくは車を運転しながら眺めるのは、一服の清涼剤…というか安定剤のような作用があったのに。
なんで無くなってしもうたんでしょうかねぇ。こういう琺瑯看板が高値で取引されていると耳にするとちょっと複雑な気分になります。一瞬「盗まれた」という線も考えましたけれど、電話金融の“マルフク”なんかのあまり価値なさげなブリキ看板も無くなっている事から考えると、家の方が片付けはったとするのが、一番ニュートラルな解釈でしょうか。
これからもひっそりとその場にあり続けてほしい愛しの琺瑯看板たち。考えてみたら、私の幼少期(35年ほど前)でも、もう充分レトロだった事を思うと、残っている事の方が奇跡なのかもしれません。
ここに立ち止まったおかげで、以前のブログ“ゼルシー牛乳!”の回で出てきた「春日牧場」の牛乳箱も発見。いま調べましたら、この牛乳箱も琺瑯看板同様オークションで売られているんですね。昭和レトロ、花盛りですなっ!!。
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