2023年1月29日 (日)
2023年1月28日 (土)
長屋の袖壁、粋な意匠。
過日、仕事帰りに西京極あたりを歩いていますとちょっと整った長屋がありました。各戸の玄関には袖壁があって、そこに施された意匠、これがなかなかしゃれているなぁと思いまして。 見ての通り袖壁に窓(?)が開けられており、そこに竹が組み込まれているのですが、すべて別の意匠が施されています。ちょっと茶室風?とも言えますけど、小舞下地を露出させている訳ではないので下地窓とは別モンですね(“竹窓”というそうでした)。
こういう気の利いた細工を見ると、施主さんが粋人なのか工務店の遊び心なんかはわかりませんが、いずれにしても余裕のあった時代の空気を感じますね。 全体的にきれいなまんま…きっとここに住む人たちもこのさりげないセンスの良さが気に入ってはるんやないでしょうか。ずっと残ったらいいですね。
2023年1月27日 (金)
2023年1月26日 (木)
喫茶抜け落ち
守口市某所でサクッと仕事。寒いと言うても天気はええしで歩いて帰ってネタ探し…の割に成果がねぇ。てなわけで、これ。 ままよくある図。な割にちょっとええ感じかも。何がなんやろか…って、多分“茶”が妙に生き物というか宇宙人っぽいというか、そこかなと思うも…ちゃいますな。
うっすら残る“こらーれ”、これかいな。いずれにしてもこじつけくさいことで。
(於:東成区) 外国語風ながら“来なはれ”のことやろな、こらーれ。
※関連記事:
『4年前の強風が原因か、店先のテント文字抜け落ちる図。』 2013年8月 記
『お米屋さんのテント、屋号だけ抜け落ちてる。』 2013年8月 記
『“ん”抜け、手打うど 。』 2013年1月 記
2023年1月25日 (水)
柏原マドレーヌ
過日記事にした山国ぶどう園さんの百花はちみつですが、それを使った洋菓子が地元柏原にあると聞いてましら先日届いてびっくり。見た感じ、全然中河内な雰囲気を感じませんで…って当たり前ですか。シュッとした中にも素材感のあるパッケージに包まれたマドレーヌ、さっ、食べてみましょ。 それは近鉄法善寺駅近くにあるパティスリーアンジュブランさんという洋菓子屋さんのもの。見た目通りでお味も「ドヤっ」ではなく素朴な味わい。妙なしっとりさもなく好きな味です。マーガリンが感じられるモンと一緒にしたら怒られるかと思いますけどちゃんとバターで作られていて、はちみつを含めいかにもまっとうな材料でできた真面目な焼菓子って感じ。美味しいおいしい。で、「やっぱりはちみつがええ仕事してるなぁ」…ってのはスンマセン、正直わかりませんでした。
調べますればかしわらイイネットという情報サイトに詳しい記事がありました。地元産の果物でスイーツをと考えている時に山国はちみつに出会ったとか。よろしいなぁこういう繋がり。もちろん全国、いや世界から納得の材料を取り寄せてつくるという姿勢ももちろん素晴らしいことでどっちがどうこうって話やないですよね。ま、正解はひとつやない時代こそがええなと思いますわ。いやほんま。ご馳走さんでした。
アクション起こしたらリアクションあるってことながら、しょうむないもんやったら…
※関連記事:
『で、山国ぶどう園でぶどう狩り。』 2022年8月 記
『山国ぶどう園のブラックビートにクイーンニーナ』 2022年8月 記
『山国ぶどう園の百花はちみつ』 2022年8月 記
2023年1月24日 (火)
昭和なプラ看板 283 ● BOSCH ボッシュ電動工具
それなりに古いものかと思うも…ちょっとわかりません。 何となくこの看板がある建物の味わいに引きづられてそう見える様に思うも、電動の“電”の画数減らしに昔っぽいニュアンスが感じられるんですけど、どうでしょ。
BOSCHでボッシュ、ドイツに本社がある多国籍企業で馴染みあるように思うも実際のところは全然ここの製品って接点がない気がするんですけど、どうなんでしょ。調べますればクルマやらエンジンの部品でお世話になっているみたいですね。
とは言えこれは“電動工具”の看板。まぁこれも素人にはあんまり関係ないもんですから、大工さん経由で世話になっているってレベルでしょうか。京都の市中でひっそりと目立つBOSCH、なかなかええ仕事してますわ。
2023年1月23日 (月)
2023年1月22日 (日)
ママドライ2年経って売物件
過日1時間ほど歩いた俊徳道あたり。陽も落ちて外灯がドラマチックに町を照らしています。 ひときわ惹かれたこの一角。テント破れてママドライ…ここは2年ほど前にも気になって記事にしたところ。以前は無かったふたつのパイロンに“売物件”と記された看板。かつて個人商店が集まっていたこの一角。シャッターが閉まって更地になって…ま、そこここにある町の変遷やと思いますけど何とも言えん沁みる光景。
(於:東大阪市) すぐ近くにかつてあった商店街、アーケードなくなり普通の町になってる。
※関連記事:
『ママドライ、クターエングに台座だけ。』 2021年1月 記
2023年1月21日 (土)
スカイトイレ直付け
凛として荒野(?)に佇む小便器。
何げに妙な光景。小便器が塩ビの筒で下水に直結、そらまぁこれでよろしいんですけど、どことなくマヌケ感が漂ってます。
調べますればこれ“スカイトイレ”の名でひとつ1,650円(税込)と意外とお手頃価格。ちなみに下で貯めるポリタンクが1,910円やと思うと直付けは安上がりの手間要らず。オマケに見た目もマヌケでGOOD。おひとついかが…っていらんイラン、今のところは。
(於:摂津市) そもそもこの朝顔型の便器って妙な魅力があるよね。
※関連記事:
『見上げればそこに小便器』 2015年12月 記
2023年1月20日 (金)
“ に お 上 ガ リ ”
谷四で飲食の後、谷五の交差点を越えますれば相変わらず気になるあのお店の看板が今日もデンと歩道を占拠しています。何が気になるのか?。別段間違っている訳ではないんですけど…そっか!、妙にカタカナ混じりやというのも変な要因やったんやと今夜発見!。
“ に お 上 ガ リ ”…これは変やわ、やっぱり。
“2Fにお上がりください”と記してはるつもりでしょうけどこれではいつまでも“餃子の将王”を名乗っていた頃の近寄りがたい存在のままですかなぁ、うん。
調べますればここのお店のこと記事化したのももう12年前になるんですね。飲食店が10年以上もつのは1割ほどと言われていること思うと…たいしたもんで、それなりに評価されているってことなんでしょう。やっぱりいっぺん行ってみんと…とは思うも、ね。
(於:中央区) 横のエステな看板が余計に近づきにくい空気を醸し出しとるわ。
※関連記事:
『『餃子の将王』、“餃子の”が消えてる。』 2011年2月 記
『餃子の“将王”???』 2011年2月 記
2023年1月19日 (木)
星組バウホール公演“夢現の先に”
「ダメ元で申し込んだら当たったわ」と、うちのひと。何も知らんままヅカ観劇に行ってきました。 “何も知らん”はうちのひとも同じ。そもそも何で申し込んだのかもわかりません。訊けば「バウ公演はちょっと安いし時々ヅカ見とくのもええんちゃう」とのこと。そんな調子ですから…ま、ある意味純粋に鑑賞できたとも言えますか。
で、どうやったんか? う〜ん、“前半お子様向け、後半大人向け”…と言うこともないんでしょうけど何か、ね。筋に整合性があるとかないとかそう言うこととは別次元でまぁそれなりに「なるほどね」ではありました。
じつは明日の公演も当たっていて今度はうちのひととお子で観劇。帰路、「あの話、解りよるかなぁ」。きっと観てる途中で何度も「ここどういう意味?」と訊かはることでしょう。まぁ説明受けたとて解りはれへん気がしますけど。
幕間、息抜きにロビーに出ますと、冬ながら春を感じさせる光まわりがそこに。そらもう梅がちらほら咲いてるんですからね。 思えばヅカ観劇も1年半ぶりくらいですかね。最後にちょっとあるレビューに「うん、やっぱりたまにはええもんやなぁ」と思いました。正味の話、やっぱりちょっと最近気持ちが遠ざかっていまして記事も熱量低すぎ…なんて記すと「コアなファンやない人はバウのチケット手ぇ出すな!」って怒りを買いますね。すいません。
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2023年1月18日 (水)
2023年1月17日 (火)
1月17日に
神戸の大地震から28年、コロナウイルス感染者が日本で確認されて丸3年。
“新型コロナ 国内初確認”という新聞の見出しに「トヨタのクルマ、海外で先行発売されたってことか」と当時わざと読み違えて呑気に構えていましたけど今となってはまぁなんと不謹慎なことかと思います。
ある意味あの地震とコロナ禍を同列の様に語るのもしかりかと。もちろん報道を見るまでもなく正月が終わる頃には大災害を思うも、正直なところ自分の中では風化しつつあるという事実を思い知らされる日でもあります。
コロナ禍の日々、「不要不急の移動制限」云々が言われて、すっかり仕事において神戸は縁遠いところになってしまいました。それを理由に被災地に思いを馳せることも少なくなった…なんてことはないんですけど、その熱量はやはりかなり。あれからあんなことこんなことありすぎるほど災害があって正直な話ひとつひとつ覚えてられんこの現実。平穏な日々が訪れること念じつつ、合掌。 写真は震災後木造で再建された『灘泉』の酒蔵。色々あった様でのちに解体されてしまいました(2007年撮)。
2023年1月16日 (月)
2023年1月15日 (日)
昨日と今日、茶の湯三昧。で、雑感。
昨日は正客、今日は濃茶のお点前と二日間、ちょっとエラソーな茶の湯三昧。
コロナ禍も第八波の真っ只中にあるも行動制限もないしそもそも自身も「もう大丈夫ちゃうん…」な気持ちもあって二日間、先生宅で行われた“初釜”に寄せて頂きました。
確か2年続きで行われなかった初釜、今年も疫病蔓延的には微妙な感じではありましたけど、感染リスク云々よりも「あと…何回この様な実践的なお稽古させてもらえるんやろ」というのと「できる限り社中にあれこれ教え、伝えたい」という先生の想いを受け止めたいという気持ちが湧いてきて是が非でもとこの二日を迎えたのでありました。。
お道具の説明の時、ある茶杓について先生より「千利休四百回忌の時の記念で…」の説明。“四百回忌”のフレーズに我がの過去に想いを馳せますと…苦々しくも蘇る懐かしい記憶。「あれがあったから…“行きがかり上”茶の湯に足を踏み入れたんやなぁ」と。
詳しく記す訳にはいきませんがお茶もお花も何もわからんままにはじめた茶の湯ながら気がつけば人生の半分以上関わっているというこの不思議さ。すべては“縁”やなぁとしみじみ。もちろん続かん縁もありますけれどもずっときれない縁ってのは何なんでしょうかね。そこにはどうも自分の意思とはまた別のチカラがある様にも思わないこともありませんけど、やっぱり先生をはじめアホの山本龍造にもちゃんと相手してくれはる皆さんのおかげやということです。有り難いなぁ…感謝感謝、いやほんま言葉にすると嘘くさいですけど。ま、いつも本気で言うも「嘘くさいなぁ」と言われ続けてますけど、はい。(※点前写真は妹弟子某撮=おおきに)
2023年1月14日 (土)
昭和なプラ看板 282 ● メルシヤン ワイン
蛍光灯で光らないのでいわゆるプラ看板とは違いますけど、まぁよろしいか。
過日東海道線は茨木駅近くの酒屋さんにそれはありました。まぁ時折まだまだ見かける看板。「あ、メルシャンね」と思うもよく見れば“メルシヤン”。キヤノンやらキユーピーのそれ同様。今は“メルシャン”表記ながらいつ変更されたのかはもひとつ判りませんでした。私の知る限りでもメルシャンを名乗る前は“三楽”で、その前は“三楽オーシャン”やったこと思うと、社名として“メルシャン”が採用された平成2年に変わったのではないかと思います。てな訳でこの看板は昭和モンでしょう。
合併吸収の繰り返しの末、同社は平成18年からキリン傘下になり現在はキリンの完全子会社に。アルコール飲料はキリン・アサヒ・サントリーの3社に集約されてサッポロは…話それてすんません。
で、ですわ。ワインの話ですけど日本でいちばんワインの生産量の多い都道府県はどこかってそれは神奈川県やってこと知ってはりました? つい最近まで全然知りませんでした。「何で山梨県ちゃうん?」ですよね。それは何でかと言うのがこのメルシャンの神奈川県は藤沢市にある工場で輸入原料を元にせっせとデイリーなワインを造ってはるからやと。メルシャンと言えば“シャトーメルシャン”のイメージが強く山梨やら長野のイメージでしたけど…そうなんですね。で、ちなみに生産量第2位は…栃木県。これまた「えっ?」な感じですがここにはサントリーの工場あるそうで…なるほど、ですね。この辺の話、興味あるお方は“はまれぽ.com”様の記事“神奈川県がワインの生産量日本一って本当? その理由とは”を読んでください。おもしろいです。
で、そうそう、メルシャンはMercianで、その由来は“merci”+“an”で、“感謝する”+“人”やそうです。わかる様な…まぁよろしい。
2023年1月13日 (金)
2023年1月12日 (木)
2023年1月11日 (水)
450m先へ時間旅行、気動車に乗って。
わずか450mの移動ながら…それは旅でした。
先日の記事に少し触れた通り、先日みかん買いに行った有田川町の帰りは農家さんの無人販売目当てに旧街道を通ることに。窓の向こうにちらっと見えたD51に「あっ、汽車や」と言いますとお子、興味津々な様子。意外な反応。てなわけでみかん買って引き返して有田川鉄道公園に立ち寄りました。 私らは二度目、お子ははじめて。入口に置かれた汽車は関西圏にもひとつ縁のないD511085でちょっと残念な感じやと思いつつ奥へ行くとゴンゴンゴンゴンとエンジン音がする気動車が停まっていて訊けば乗れるとのこと。乗れるって…もひとつわからんまま200円で切符買って併設の有田川町鉄道交流館で待ってますと準備が整い切符切らせてもろていざ乗車。わっ、何なんでしょこのワクワク感。
一旦後進してさて前進。ゆっくりゆっくりゴンゴンいわせながら線路を行きます。傍に見える車両基地なんかを眺めつつ数分、“駅”に着きました。 うん、まさしく“駅”。“かなやぐち”の下には訓令式で“KANAYAGUTI”。“清酒 勲乃友 片畑釀”の広告がこれまた味わいを倍増…いや“三増”ってところです。
そこはかつての有田鉄道線の金屋口駅。その鉄路、2003年元日に廃止とのこと。そこに流れている空気感は…20年前のまま。赤茶けたコカ・コーラのベンチが…泣かせまんなぁ。 駅を出るとかつての駅前。そこには中華料理屋さんがあり、美味しそうなディスプレィがお出迎え…なんてね。残念ながら(?)移転してもうここでは営業していないとのこと…そらそうですわなぁ。
しばしまったりしたところで気動車に乗り交流館前まで戻り再びクルマで帰路に。数分にして大いに旅気分を味わうことができて大満足。なんでも毎日運行している訳ではない様でその日はたまたまの運行日やったそうです。
通りすがりに汽車見つけ、たまたま運行していた気動車に乗ってたどり着いた先は20年前…それは素晴らしい時間旅行、でした。
2023年1月10日 (火)
警察(局番ナシ)1.110番
平野郷にいまも残る琺瑯看板。その味わいを愛でつつ一枚二枚。改めて写真見ますれば…え?警察の緊急電話が“1.110番”と“1”がひとつ多くて4ケタ…こんな初歩的な間違いあってええんかいな。
とは言えこれまた何も知らんだけでかつては“1110番”やった…わけないないでと思いつつも一応調べてみましたら、これで正解やった時代があるとのことでっせ。
警察への緊急電話が開始されたのが昭和23年の10月。当初は北から札幌・東京・横浜・名古屋・京都・大阪・神戸・熊本の8都市のみやった様で基本現行の“110番”ながら、京阪神の3都市だけは“1,110番”と4ケタが採用され、10年後の昭和33年に全国統一で110番になったということです。
知らんかったなぁ…と言うのもありますが、この看板が70年近く前のものやというのもちょっと驚きですわ。と思うも我がの年齢から考えるとそんなもんかと。そっちの方が驚きかなぁ個人的には。1月10日は110番の日。
2023年1月 9日 (月)
2023年1月 8日 (日)
今宮戎の献茶式へ
令和5年の茶の湯始めは今宮戎から。
かつて何度か茶の湯の先生に連れて行って頂いた今宮戎の献茶式、近年何となく遠のいていたんですが妹弟子某のお誘いに乗って久々に参加、各席回りましたけど…よろしいなぁ。
まぁ今までにも「ええもんやな」とは思っていましたけどなぜか今年は格別に「ええわぁ値打ちあるわぁ」と思いまして。実際のところ勿論どこも良かったのは言うまでもありませんけど、やはり人それぞれ様々な事象に対して共鳴する時期というか年齢ってのがあるんかもしれんなぁと思ったり。ま、本来は本堂にて寒いわ硬いはギュウギュウやわの中で拝見させて頂く献茶式ながら今年は疫病の感染対策のためリモート、しかも暖房完備の部屋やったことも何や気楽でよかったというのもあるんでしょうなぁ…てなこと記すと、何とも言えん俗物丸出しな感じになってしまいますが、まぁ俗物に違いありませんのでね。
表千家の玄関さん(内弟子の皆さん)による立派なお道具による茶席は当然、小旅気分でバス移動、普段絶対立ち入ることのない吉兆に花外楼でのお茶やお料理そして美術品(掛物)を、正月気分の抜けきらん華やかでのんびりした気分で楽しめるってなんと贅沢なことか。これはもう、来年から毎年参加させてもらわんと。とは言えひとりで回ってもその味わいも半減…いやもっとつまらんことでしょう。誘うてもらって有り難いことですわ。
茶の湯と縁ができて30余年、そのきっかけ、正味のところは“行きがかり上”ながらいまこうある事実にほんま感謝やなぁと改めて思う正月八日でした。
※ちなみにお菓子と土鈴の写真は妹弟子某に頂きました。おおきに。
2023年1月 7日 (土)
有田川町、今日もほんのり西の空はみかん色。
何や今冬は珍しく多忙な日々で今日ようやく有田へみかんを買いに行くことができました。
道すがら海南市〜有田川町の無人販売のお店でみかん買いつつありだっこでもっと買って帰路、山から西を見ますと向こうは今日もうっすらみかん色の空。 改めて写真見ますれば、去年もほぼ同じ場所で同じ様なこと思っていました。成長せんとはこういうことなんやなぁと思う様なそんなカンタンにひとは変わらんわなと思う様な。
余談ながら帰路、貴志川のよってってで買い物してましたらふと、うちのひと「あっ、お米もらうの忘れてたっ」。そう、ありだっこでお米を精米してもらってたことすっかり忘れてここまで来て再度取りに戻って…お子と3人みなアホってことが再認識された瞬間でありました。こんな調子の令和5年の幕開け…どうなることやら。
(於:和歌山県有田川町) 帰路寄った鉄道公園では気動車にも乗車。500mほどの移動だけで旅気分全開。
※関連記事:
『有田川町の山の上より西見れば、奥の空ほんのりみかん色。』 2022年1月 記
『有田川町みかん山、午後4時21分。』 2021年11月 記
2023年1月 6日 (金)
淀屋橋駅1番出口前、午後5時24分。
内勤終えたらうちのひととお子から「外でビールでもどない?」と梅田から電話。断る理由があるはずもなくバス乗って梅田へ…と思うも行き先が曽根崎あたりということで淀屋橋で降りて探索がてら徒歩で北へ。ちょうと黄昏時。見慣れた光景も味わい深く見えるもんです。 いちいちの説明は無粋ってもんでしょう。薄暮に浮かぶネオンサイン、たまらん物悲しさ…昼間でも充分味ある光景ながら夕暮れ時に見るそれは格段に沁みる光景です。
幼少の頃からネオンサインに惹かれていて、その当時から妙に昔っぽくて何となく寂しい風情をしんみり楽しんでいたのでした。思えばもう半世紀以上前のこと。当時ですら懐かしい存在やったものが今も大阪の中心地で光っているこの事実。奇跡的やなぁと再認識したのでした。
※関連記事:
『ビール0円にお運びさん募集』 2015年2月 記
『薄暮の空に浮かぶネオンサイン“丸大ハム”ええ感じ。』 2014年3月 記
『庄内で輝くネオンサイン。ほか』 2013年10月 記
『もの悲しくも懐かしいネオンサイン。』 2011年1月の記事
『日本盛のネオン好き。』 2011年3月の記事
2023年1月 5日 (木)
上京区一条通り七本松西入ル新建町10、午後5時16分。
5日から仕事始めとは有り難いことで…って勤め人のお方にすれば「当たり前やがな」でしょうけどれども。自由業者としては、しかも六十路モンとしてはちょっとと言うかかなりニュアンスが違うってことでまぁ読み流しておいてください。
仕事終えていつもながら遠回りやとはわかっているもののほっこりする道で帰路につきたいってことでいつもルートへ。日の入りはやいと思いつつもちょっとは長なったなとクルマに乗っていますとお気に入りの場所でちょうど信号が赤に。で、さっそくカメラ取り出して赤提灯に思いを馳せて一枚二枚。 そうそうこの感じがたまらんのですよ。ナナメに突き出した物干し竿に“中華そば”と記された赤提灯、これがええなぁと。店構えの風情も手伝ってちょっと前近代的にスリップした気分に浸って…ええなぁよろしいわぁ。
とかずっと思いつつ何十年もこちらのお店で中華そばを食したこともなく通るたびに“安堵”している…行動力なさすぎ。いつまでもあると思うな昭和の面影…いやほんま。さっさと食べに行かんと…とか記しつつ行きよらへんのが嫌やわぁと。アカンなこのおっさん。
2023年1月 4日 (水)
2023年1月 3日 (火)
卯年の1月、カレンダーの挿絵。
去年のうちから描いてはった様です。
卯年のお正月全開っ…な絵。今まさに飛び跳ねようとしてるうさぎの躍動感がよろしいなぁ…ってことより何なにこの人差し指中指薬指の3本は。しかも妙にリアル。 そんなイケズを正月から言うてはいけませんな。ま、本人“門松”のつもりで描かはったんでしょうけど…オモロいから良しとしましょう。それより黒いマーカーで描かれたそれらより、右上のパステル画っぽいやつの方はそれなりにええ感じやと思いますが、どうでしょう? 写真ではわかりづらいでしょうが案外微妙な色づかいがしてあります。個人的にはこういう絵だけで全面描いたらそれなりの年齢の絵に見えてよろしいかと思うんですけど、どう思われようが平気っていう性分のままの方がよろしいわな。あと11本機嫌よく描いてくれること念じとこっと。
2023年1月 2日 (月)
いろは湯、廃業。
元日、出し忘れの年賀状書いて郵便ポストに向かいますればそこにある風呂屋さんに貼り紙がしてあって…えっ、なんて?
“令和四年末を以って閉店致します”…昨日で廃業…えぇっ。
ここ数年しょっちゅう設備の補修のため数日休んでは“騙し騙し”営業されている様子でしたから気にはなっていたんですけどまさかこんな突然やめてしまわはるとは。
まぁコロナ禍もあってちょっと自身も公衆浴場から遠のいていましたけど、それ以外にこれだけ燃料費も高騰するととてもやないけどやっていけん状況やったとは思います。まわりに高層マンションいっぱい建って、煙突から煤煙を出すこともできないとなると、廃材木を燃やす訳にもいかん訳ですしね。
むしろよく令和の時代まで頑張って風呂屋さんを続けてくれはったことやと心底感謝します。これで中央区に残る風呂屋さんはあと2軒。ただ旧東区内で言うとこのいろは湯さんの廃業でゼロになってしまいました。
4時前の開店を待ってはった人たちや近隣の風呂屋さん廃業で遠くから自転車で来てはった人々にとって令和5年はつらい日々の始まりとなってしまいました。正月早々何やしんみりしまんなぁ。「時代の流れや」と片づけてしもてええんかいなと思いつつ行かなんだ自分にも責任があるわとしんどい気持ちで迎えた新年です。
(於:中央区) あの熱々の湯に浸かることも…もうないんや。おおきに。
※関連記事:
『年364日営業の風呂屋さんの元日。』 2013年1月 記
2023年1月 1日 (日)
2022年12月31日 (土)
令和4年、今年もお世話になりました。
(フラワー)アレンジのお嬢にお花を、うまい酒『金鼓』の日めくりをそれぞれ頂戴致しますればこれで令和5年への準備完了っ。 お花はやっぱりゴージャスで人柄が表れているわぁって感じ。適度に毒気が漂っている風に思うのは本人知っているからの様ないやいや実際そうなんちゃうんの様な。その辺のさじ加減がいかに重要かってのを考えさせるもんがありますわ…てなこと言いますと「そんなんちゃいますけど」って言われそうに思うも「そうですけど、何か」て言いはる気もしまんなぁ。毎度まいどおおきにです。
金鼓の日めくりは正式には“キンコキャレンダー”と言うそうで宅急便の伝票には毎年そう記されています。“キャレンダー”ってなフレーズのバタ臭さに昭和を感じてなおええ感じ。毎度お馴染み細面の美人さんが令和5年をお相手してくます。で、例年何げに楽しんでいたこの美人画、どうやら毎年同じお方の絵の様で、そこには“桃李”の印があります。で、調べるも何らヒットせずでよく見るとそれ“桃翠”。こちらを検索しますと“唄野桃翠”というお方の美人画がいろいろ出てきました。が、そのお方の詳細は現存の人物なのか否かもわかりませんでした。同じ名前のお方が堺にいるみたいですけど本人か否か、これも定かではありません。ま、ちょっとミステリアスな方がくすぐるってもんと解釈しましょうか。
さて皆さんにおかれましては令和4年はどんな一年でしたでしょうか。きっとあれこれあったはずながら「コロナコロナな一年やったな」って感じ。ま、お子がびっくりの大学生になったのがいちばんのトピック…あ、それもありますけど山本龍造もついに還暦ってのも大きなこと、と言いつつやっぱりただの通過点やんと思ってますけど、他者はそう見ませんわな。おじんの第一歩ですからね。
さっ、どんな令和5年にしましょうか。とは言え先の記事にも記した通り行き当たりばったりというか出たとこ勝負な日々365日に違いないでしょう。浮き草稼業いつまでも…腐って沈まん様、来年も元気に過ごせたらなぁと思っています。皆さんも良いお年をお過ごしくださいね。
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