琺瑯タンク

2018年9月 8日 (土)

琺瑯タンクの余生 41 ● 京都府京丹後市大宮町周枳954

 土蔵と琺瑯タンク…案外似合ってるもんですわ。
Horo41a Horo41b  このシチュエーションですからもうおわかりかと思います。そう、ここは造り酒屋。使わなくなってここに置かれているのか「ここは酒蔵でっせ」とアピールする広告塔としてここで余生を送っているのか…訊けばよかったなぁ。
 ここは“白木久”醸造元の白杉酒造。造り酒屋がそこそこ残っている丹後半島ですのであちこち行きたい買いたいと思うも、いま頂き物のお酒がいっぱいあって、一軒だけと決めたのがここでした。その理由は“カフェが併設されている”と何かで読んだから…だったんですけど、残念ながら営業されていませんで…でもまぁ、ここのお酒は中央区の某美味すぎ立ち呑み屋さんで何度かよばれていて“全量飯米で仕込んではる”という話を聞いていて、その理由が“ごはんの味わいをお酒で”とのことでせっかくやったらここってことで。
 あ、このくくりは“琺瑯タンク”でした。酒の話はは他サイトで。あ、でもあとひとつだけ。私はここのお酒とても美味しいわぁと思いますけど“ホカホカごはんの様な…”と思ったことはないですわ。上品な甘さの透明感あふれる…って、ま、これくらいにしときます。

(於:京都府京丹後市大宮町) 若き日々には蔵訪ねてはシッタカであれこれウンチク語ったもんやけど…いまは何も言わへんに等しなった。
※参考記事:
名酒のお店佐野屋さんの記事、蔵元紹介“白杉酒造”。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月17日 (金)

琺瑯タンクの余生 40 ● 奈良県五條市西吉野町黒渕

 旅行けば、道中どこかに琺瑯タンク。
Horo40a Horo40b  国道168号線で新宮まで行く道すがら、お昼時やしと立ち寄ったお店でホッドドッグ注文しつつ向かいをみますればその隅にこれがありました。
 元の緑の色合いに銀のスプレーでペイントを試みた様なそのビジュアル。まわりに廃材っぽいもんが散乱していてちゃんと何かの目的があってここで余生を過ごしているって感じがしません。
 ストリートビューでこの地を調べますと秋口には柿の直売所の駐車場になっている様子。案外このタンクで柿渋でもつくってるのかもしれませんね。
 今は五條市のいちエリアになっている西吉野村ですが過去50年ほどはここらに酒蔵はなかった様です。現役時代はどこで活躍していたのかは、想像できませんでした。

(於:奈良県五條市西吉野町) スプレー缶で塗装しよとの思いつきがええな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月 7日 (火)

琺瑯タンクの余生 39 ● 岡山県美作市壬生2292

 政治家のポスターに挟まれて密閉型の琺瑯タンクが一本。色褪せて妙に馴染んだ感じがします。
Horo39
 すっかり色褪せスレート葺きの建屋に実に溶け込んでいます。空の青さもシャッターの淡い柿色含めてこれといった主張がなくなんかええ感じ…と思いましたけど、こっち向くお方がぶち壊しか、いやいやアクセントになってるか。
 岡山も酒どころ。さてこのタンクはどこから来たのかと調べよと思うも平成の大合併で旧町名わからんとなるとその気も失せました。ちなみにここは建設業者さんの一角。どの様な余生を過ごしているのか…小さくブラシが写っているところを見ると、建機の洗車用水が溜めてあるんかもしれません。

(於:岡山県美作市) 安倍さんも色褪せてまんな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年7月 2日 (月)

琺瑯タンクの余生 38 ● 和歌山県紀の川市平野210

 恒例のあら川の桃買いに和歌山へ。新しいクルマのナビ通りに行くと道端に琺瑯タンクが。
Horo38a Horo38b
開放型のが三本。元々は青だったかと思われますが錆びてしまって…まぁこの方が景観になじんでいるとも言えますか。
 手前の木も奥のビニールハウスのもミカンの木。和歌山は有田ミカンが知られたところですけど紀州〜泉州は割とあちこちで栽培されていてます。そしてこの様に琺瑯タンクが隅に置かれているのはよく見かける光景。それだけ和歌山県下の酒蔵が廃業した証とも言えますかね。覗き込む訳にもいかなんだので現在の用途はわからんままでした。

(於:和歌山県紀の川市) 桃は今季はやく熟してると聞いて行ったけど…ちと早すぎたか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年6月26日 (火)

琺瑯タンクの余生 37 ● 兵庫県南あわじ市阿万東町

 淡路島はどこを走ってものどかでええ感じ。燃費もエコ運転の評価も上がって気分も上がるってもんです。道端にひとつ、一番よくあるスタイルの田畑で余生を過ごしている琺瑯タンクを発見。
Horo37a Horo37b  温室並ぶ農地の一角に錆びつつも堂々としていてええ感じ。何を栽培されているのかもひとつわかりませんでしたが…菊かなぁ。いや、無責任なこと言うのはやめときましょか。
 隅々走った訳ではないですが、今回はこれひとつだけの発見に終わりました。今でこそ実質2社となってしまった淡路島での酒づくりですが、1974年の酒造家リストには協同瓶詰法人含め15もの酒蔵が掲載されています。それを思うともっとあちこちに琺瑯タンクがあってもええと思ったのですが。さて、これはどこから来たものなのか。一番近い酒蔵は“南長”の蔵元ですが、ここはまだ一応商品は出されているみたいですから…どうでしょ。まぁ不要になったタンクがここで余生を送っているとも考えられますが。

(於:兵庫県南あわじ市) 淡路島の自給率って100%超えって…知らなんだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月 2日 (月)

琺瑯タンクの余生 36 ● 大阪府堺市堺区栄橋町2丁4

 仕事の前に南海は堺駅界隈を散歩しますれば道端に琺瑯タンクが。
Horo36a Horo36b
 エアコンの室外機やらプラ籠をまわりに従えて密閉型のそれがデンと鎮座しています。違和感ある光景の様な妙に響きあっている様なその存在感は現役ならではこそそう見えるんでしょう。あ、ちなみにここは堺魚市場の横。魚介類を洗う水が貯えられているのやないかと思われます。
 堺はかつて醸造業で栄えたところ。このタンクも地元の造り酒屋で使われていたものなのかもしれませんね…って言っても堺で酒づくりが途絶えたのが1971年とのことですから、その可能性は低いでしょう。余談ですが2014年、堺に再び酒造の火が灯り喜ばしい限り。酒名が“千利休”…あやかるのもええですけど、ちょっと…まぁよろしいわ。

(於:堺市堺区) やっぱり酒名は“鶴”とか“誉”とか“桜”とか付く昔ながらのが好きやな。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2017年8月 7日 (月)

琺瑯タンクの余生 35 ● 香川県高松市塩江町上西乙582あたり

 垂直に立ってないというのは、なんとも収まりの悪いことで。
Horo35a Horo35b  石垣の上にどんと2本…な割に共に左倒れで安定感に欠きます。おまけにこれも先の物件同様錆びサビで、全体的に存在感はあるも、やはりどこか気色悪い雰囲気を醸し出しています。
 これは放置されているのか使われているのかもひとつわかりませんでした。ほん近くに牧場がありましたので、そこが何かに使われているのかもしれません…と思いましたが、2012年のストリートビューを見るとそこには何も写っていません。と言うことは錆びた状態のものをここに運んだと考えられますので、やっぱりこれも、ただ放置されている様に思われますが…

(於:香川県高松市) なんかさみしいふたり連れ。

保存

保存

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2017年8月 6日 (日)

琺瑯タンクの余生 34 ● 香川県高松市塩江町上西乙1339あたり

 都心離れて旅ゆけば、必ず(?)見かける琺瑯タンク。今回は草に埋もれた状態で発見。
Horo34a Horo34b Horo34c Horo34d
 塗装もすっかり剥げ落ち痛々しいまでに赤茶けた状態で密閉型と開放型一本ずつ道端に置かれていました。写真では新緑とのコントラストが綺麗とも言えますが、実際にはちょっと気持ち悪い感じ。開放型は真っ逆さまに、密閉型には蓋が閉じられた状態…なんぞ怪しいモンでもここに隠されているのではないかと考えるとなおのことあんまり近寄りたくない物件でした。
 さてどこの蔵元で使われていたものなのか…香川県にはなんともう6社(7社かもしれません)しか造り酒屋が残っていないという状況。1995年の資料では19社20蔵が操業、高松市内にも6社あったのに今はゼロ…瀬戸内に大橋架かって本州から諸々物資流入でお酒もしかりかな。それを思うと…交通の便がよくなることはええことだけでもないんですなぁとしみじみ。もうこれ以上蔵元数が減りません様に。

(於:香川県高松市) 旅先で呑んだのは“綾菊”。美味しかったから買いに行ったら閉まってた。

保存

保存

保存

保存

保存

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2016年11月 2日 (水)

琺瑯タンクの余生 33 ● 和歌山県有田郡広川町南金屋500

 広川町は南金屋で見つけた物件は、こんな感じ。
Horo33a Horo33b
 すっかり錆びてミカン色を通り越して赤錆色に。中は雑草のが生えていて、もう何かの目的があってここに置かれている風ではありませんでした。
 それよりそもそもこの丈の低さはなんなんでしょう。酒母用のそれの様な、その割に大きすぎる様な。あ、生酛造りの酛摺り用かなぁ。初めて見る寸法のやつでした。

(於:和歌山県広川町) やっぱりのどかな和歌山県やこと。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2016年11月 1日 (火)

琺瑯タンクの余生 32 ● 和歌山県有田郡広川町上中野

 先の物件より先の地区では4つ発見。
Horo32a Horo32b Horo32c Horo32d Horo32f Horo32e
 道路から見えるだけで4つですから、きっとくまなく探せばもっと出てくるんやないかと思われます。
 開放型のに混じって大きな密閉型のがひとつ。塗装もはげ落ち赤茶けミカン色。たまたまながら、これまたうまいこと景観に調和してますわ。
 これだけあちこちで使われているということはかつてこの地に造り酒屋があったということでしょうか。調べましたが広川町では見つけることができませんでした。ですが有田郡に広げますと「勝心」という酒がかつてあったみたいです。ちなみに「金葵」「紀勢鶴・龍神丸 」の2蔵が今も商いを続けておられる様です。

(於:有田郡広川町) 和歌山の酒蔵も激減や。

保存

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧