文化・芸術

2017年12月 2日 (土)

“なぁんだかね。私美術。”坂井ユウジロー展

 画伯は人気モン、あっちこっちで展覧会やりまくり。
Yotsuwo1 Yotsuwo2  グループ展まで含めると最近特にあちこちの画廊で作品をかけてはる坂井ユウジロー氏、今度は豊中で個展があると知り、行ってまいりました。
 やっぱりええなぁ氏の作品…ってのは当たり前ですけど今回展示されているものにはほぼ文章が添えられていて、そこがわたし的にはより楽しいなと思わされるのであります。その文ももちろん手書き。絵を描く技は文字にも表れているんでしょうなぁ…と思ってましたらこんなカレンダーを発見。その名は“よつをのええことばっかカレンダー”。“よつを”…これは期待できます。各月展示されていましたがこれは購入して1年かけて楽しみたいので見ない様に心がけましたがチラチラ視線に入って…どうやらネコの絵12枚によつを氏の有り難きおコトバ12作で構成されている…のかなぁ。一部980円(500値上げされたとの情報もあります)。もちろんこの展覧会でも売ってはりますが、氏のサイトみると順次あちこちに置いておくとか。もう師走、年明け準備によつをのカレンダー。2018年は楽しくなりそうです、うん。

“なぁんだかね。私美術。”坂井ユウジロー展
  ・12月1日(金)から10日(日)まで。6日(水)8日(金)休み
  ・正午から午後7時まで[最終日は5時まで]
  ・スペース草 / 豊中市東豊中町4丁目1−13

※関連記事:
“いいことばかりはありゃしない。ばってん 坂井ユウジロー。”坂井ユウジロー展』 2017年11月 記
“安治川旅情”坂井ユウジロー展』 2014年5月 記
防火水槽 111 ■ 京都市上京区六軒町通今出川上ル佐竹町』 2013年4月 記

“よつを”は画伯、きっと。

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2017年11月 9日 (木)

“いいことばかりはありゃしない。ばってん 坂井ユウジロー。”坂井ユウジロー展

 長屋の玄関開けたらそこは坂井ユウジロー画伯の世界。
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Sy1  明治時代長屋であの坂井ユウジローさんの作品が展示されるということで初日、さっそく行ってきました。
 やっぱりええなぁ、とりあえず理屈ぬきに楽しませてくれはります。何か懐かしい気分にさせられるのは作品の持つ表層的なところから来るのか?否々、きっと坂井さんの人間性によるところが大きいなぁと思います…って当たり前か。
 すべての作品に共通して流れるのは“個”を尊重しましょうという姿勢でしょうか。“お互い好きなことして楽しく生きましょうや”というニュアンスが感じられます。キツイ言葉で言うなれば「干渉しませんから、干渉せんといてください」ってことかな。何かええ言い回しないかいなと思えば、あったあった。それは

 “突っぱねてる様でぬくもりのある眼差しに漂う無常観…とでもいうのか。飄々とした中に生きる“決意”みたいな強さが…

…ってこれは以前、氏の展覧会を見た時の記事からのコピペ。今回は文章はあまり書かれていませんけど、やはりその様なことを感じました。
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 琺瑯看板風のものから水墨画、食品トレーに描かれたものやら浮世絵風18禁モノなど何でもあり。それが違和感なくどれを取っても真剣に楽しんで描いてはるんやなと感じます。それぞれの技を駆使して世の中と対峙する…そやなぁ、好きにやりつつも社会の諸々をどう取り込むか、か。気楽に鑑賞できる分、余計に自分の覚悟なき生き方にアカンなぁという気分になりますわ、少し。
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 価格の付け方もこれまた何と申しましょうかスーパーのチラシで見る様な数字。これも…ある意味現代美術なんかに対する氏の疑念というか皮肉というかそういうのがあるんでしょうなぁ。
 で、会場は谷町六丁目から徒歩3分ほどのところにある“銀杏菴”。ちなみにここはこの土日に行われるイベント“オープンナガヤ2017”参加の会場のひとつです。坂井画伯の作品同様、長屋を見ることができるええ機会かと思います。

“いいことばかりはありゃしない。ばってん 坂井ユウジロー。”坂井ユウジロー展
  ・11月9日(木)から17日(金)まで。
  ・13時から19時[11日(土),12日(日)は10時から20時まで]
  ・銀杏菴/ 大阪市中央区龍造寺町7-17

(於:中央区) 覚悟ある生き方に憧れるわ。

※関連記事:
“安治川旅情”坂井ユウジロー展』 2014年5月 記
防火水槽 111 ■ 京都市上京区六軒町通今出川上ル佐竹町』 2013年4月 記

※追記:ユウジロー作品は教養あるとより楽しいとか。てなわけで山本龍造にはその魅力半分ほどしか理解できてない模様。はぁ。

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2017年3月24日 (金)

自転車の、ええ絵。

 奈良は桜井市某所で仕事。近鉄乗ってその名もめでたい大福で降りますと駅前に自転車預り所。その看板に目をやれば…あぁええ絵やこと。
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 ドヤ感絶無にして妙にこころに沁みわたる…何でもかんでも図案化する昨今やから余計にそう感じるのでしょうか。あれこれ想いを記すもドンドンその良さから離れていく…ええもんって、そんなもんなんでしょうか。奥ゆかしき存在感か…自分とは無縁の世界観、ですわ。

(於:奈良県桜井市) カッティングシートの看板では、絶対に出せん味や。

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2017年3月16日 (木)

森前公園のバンビにペンギンええ感じ

 仕事の前に尼崎は塚口あたりを探索。公園の片隅に子鹿発見。
Morimae1 Morimae2 …ってまぁご覧の通り。バンビが壁面に描かれて…よろしいなぁ。しかしまぁなんと画素数低いこと。ギザギザですがな…とか何とか。
 タイル画…なんか懐かしいモンを感じます。図案自体も懐かしく思います。しかしまぁ背中にちょっと白いタイルを散りばめるだけでちゃんと模様に見えるってのが不思議な感じ。そこがタイル画の魅力なんでしょうなぁ。
 裏に回れば、そこにはペンギン。
Morimae3 Morimae4 Morimae5  こっちは親子で描かれるもなんかバンビに比べるともひとつ楽しさに欠けますなぁ。やっぱり花みたいな添えモンがないからですかね。やっぱりここはロッテのクールミントガムよろしくクジラも描いてもらわんと…ってウソ描いたら教育上好ましくない、かな。
 見上げれば隅に“W.C”もタイルで記されています。とことんタイル仕事…“ようおこし”よろしくアメニティに注力するのもええですけど、こんな予算のかけ方も大事や思いますわ。
 ええもん見せてもらってそっちに気を取られて、用たさずにその場を後に。ちょっと調査不足が悔やまれますなぁ。

(於:兵庫県尼崎市) なんで大阪の公園にはほぼ便所がないんか…不便や。

※関連記事:
集合住宅に埋め込まれたタイル画ええ感じ。』 2013年10月 記
かわいいタイル絵、軒下に。』 2010年8月 記

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2017年2月19日 (日)

ブロック塀のタイルでアート風

 なんかを表現しているのか。
Tilega1 Tilega2  ブロック4つ分だけこんな感じ。わかる人にだけわかる暗号の様な気もしますけど、まぁちょっとしたアートなんでしょう。何やわからんなりに、ふと気分が??になってそれなりに効果あげてる…って、クルマ泥棒対策として。どうでしょ?
 案外ここに落書きされて、ただ消すだけではおもろないしとこうしはったって線も考えられますか。ま、なんやわからんままずっとあるのもええんちゃいますか。

(於:京都市中京区) 右のタイル3つで妙な鳥の顔…

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2016年12月30日 (金)

サルも人間も一緒やいっしょ

 今年は申年やったなぁと思っていたのかたまたまなのか…
Omizo1 Omizo2
 先日行った姫路。仕事終わって昼飯食べよと商店街を行きますればアーケードの支柱にいろいろ絵が。最初何げに見ていたもののあちこちにあるもんやから撮ろかいなとサルの絵にカメラ向けてましたらそこに清涼飲料水配達のトラックが。「ちっ、邪魔やな…」と思うも束の間、ドライバーが絶妙の働きぶりを発揮。うまいことコラボしてくれましたで。バッチリすぎ。サルも人間もやっぱり仲間ですなぁ。
 ええ写真が撮れたところで他の支柱もということであれこれ。
Omizo3 Omizo4 Omizo5
 とまぁこんな感じ。えぇ絵でしょ!。この商店街にどう関係しているのかもひとつわからんところがなおええ感じ。広告臭もなく作家名サインもない…その謎めいたところがたまらんええ感じです。
 帰宅後調べますればこの絵たち、このおみぞ筋商店街活性化のための仕掛けで2013年からあるとか。何でも「携帯スマホにネット時代にこれらの絵を見た人たちが発信してくれたら…」という戦略とかでアホげもまんまとその作戦に乗ってる訳です。名づけておみぞ筋トリックアートストリート。天井や路面にもあったみたいですが気づきませんでした。ちなみにこの絵は地元姫路のアート会社に勤める天野由紀子さんがすべて手がけられているそうです…ってまぁ「何を今さら」なネタですんません。申年まで待っていたと解釈してひとつお許しを。

(於:兵庫県姫路市) 魚の絵、これ、好きやわぁ。

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2016年12月18日 (日)

自分が楽しんでこそひとに伝わるということ再確認の日

Xmas2016  今日は某所のクリスマス発表会。以前も記事化しましたが…って2010年のことですからそらもうかなり前。今年より演じ手のお子の名前発表なし。撮影も「知らんお子の撮影はご遠慮ください」…6年経って、世の中ますますめんどくさいことになってるってことですなぁ。
 ま、そんなことはさておき、毎年訪れるこの演芸会(?)ですが、何かね、いつも原点に戻ることを教えられるひとときで。何がってその、ニコニコで楽しそうに演じてるお子たちを見ると「そや、自分が堂々楽しんでこそひとに伝わるんや」という、当たり前っちゅや当たり前なその事実をついつい一年経ったら忘れている訳で、それを今日も思い起こさせてもろた訳です。
 中学生揃っての楽器演奏+パフォーマンス。で、お子は…と見ますと、いちばん奥の列。しかも手前のベースギターのネックにモロ顔が隠れて…かなんなぁ。お子は…どっちかと言うまでもなくテレ症の上がり症。きっと「隠れてこれで気恥ずかしいないわ」と思ってることでしょう。てなこと思ってましたら終わってから「ベースに隠れるから必死に顔出しててんで!」と。
 友好的に話するお子に「…わぁ、成長したわぁ」と。そうかそうか、わしらに見てもらおと頑張ってくれたんや。まぁなんとかわいいことか。気恥ずかしさ先行でややおどおどしていた昨年までとは違ってニコニコ顔…お子が大人になっていくのを実感させてもろて感謝感謝。
 さ、今日お子たちに教えられ、きづかせててもろたこと大切にまた一年間楽しく生きて行くとするか。ええ一日やったぁ、おおきに。

(於:某所) 照れてる方が逆にカッコ悪いってことやねんなぁ。

※関連記事:
お子たちの発表会…おもろいわぁ。』 2010年12月 記

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2016年12月 9日 (金)

“西川和利フォトグラフィデザイン展”

 展覧会ふたつ見に京都へ。ひとつは茶の湯系。これも良かったけど、こっちも…良かったぁ。
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 何が良かったってその潔さというか何というか。きっと作家本人はそんなこと意識してはれへんかと思うんですけどその、おごりのない生き方というかホンマの(?)謙虚さがそこはかとなく感じられて…ええなぁと。わかやすく言えば“ドヤっ”感が限りなくないという感じでしょうか。
 被写体に対しても、そして鑑賞者に対しても謙虚に対峙してはる…もちろん写真にも。そらもうなんというか、自分の俗物さ加減に気づかされてえもいえん自己嫌悪に陥りそうになるも…そんなことさえ許される寛容さがあるんですなぁ。まぁ、勝手な解釈をすると、そもそもお持ちの人間性に生業である農業と日々向き合うなかで、よりそのおおらかさ、謙虚さに深みが増しはったんかなぁと思います。
 あとは…鑑賞する自分がそれなりの年齢に達したからこそええなぁと思えたんやないかと。若かった日々には主張のはっきりした“ドヤ感”全開のモンに惹かれたもんですけど、もうね、その辺のことは何というか“お腹いっぱい”。味覚も視覚も聴覚も…いや、まだ聴覚は“ドヤッ”を求めてるかなぁ。歳をかさねることの意味を感じさせてくれる展覧会でもありました。
 詳細は会場の・DOTのHP見ていただくとして18回目を迎えた西川さんの“ひめくりカレンダー展”、今回は奈良は田原本町がその舞台。ええもん見せてもらいました。おおきに。

●“西川和利フォトグラフィデザイン展”
会場:ギャラリー・ DOT/ 京都市左京区下鴨西林町11-2
会期:12月9日〜21日 11:00-18:00(木曜休

(於:京都市左京区) 食事に例えたら“美味しいけど飽きのこない家庭料理”って感じかなぁ。

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2016年11月 6日 (日)

PALLALINK REFLECTIONS-多様な断面|Various Sections

 まだ理解できてませんけど、会期終わるまでに。
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 展覧会やらはる度に「へぇー」と思わされる…palla/河原和彦さんを中心としたユニット“PALLALINK REFLECTIONS 多様な断面|Various Sections”へ。展覧会…というか催しの会場に足を踏み入れると、やっぱり空間で何かを感じることの心地よさとか五感で触れることのリアリティってもんを思います。
 昼と夜、2度行きましたがこれは断然夕刻以降がおすすめ。都心にして街の喧騒から隔離された長屋空間で五感を使う…13日まで。

●“PALLALINK REFLECTIONS 多様な断面|Various Sections
会場:銀杏菴 / 大阪市中央区龍造寺町7−17
会期:11月4日〜11日 13:00-19:00(火曜休
    12日(土):10:00〜21:00
    13日(日):10:00〜19:00

(於:中央区) 常に深化してはる。

※関連記事:
森の中にPalla作品がある…ひっそり。』 2012年10月 記
PALLALINK REFLECTIONS6●「ひかり」のポリフォニー』 2012年2月 記
pallalinkの…今度のもええわぁ』 2009年6月 記

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2016年4月20日 (水)

戸袋に、打ち出の小槌。

 今福鶴見駅で降り仕事の現場へ。時間まで少し探索しますれば駐車場の奥に…あ、久々の物件。
Uchikodu3 Uchikodu4jpg  モルタルの戸袋に意匠と言えば毎度言います様に縦長の菱形が一般的ですが、これは見ての通り打ち出の小槌。やや地味め…とくに小判が小さくてあんまりお金持ちになれん気もしますが、まぁこれくらいに控えめな方が成金っぽくなくてえぇ様にも思いますな。ま、その分額縁が凝ってるところがなかなかええ感じ。アルミサッシに仕替えても戸袋は残してはる…そらそうですか。何となく撤去すると富に恵まれん様になる気がするもんですわな。

(於:鶴見区) 腕利きの左官屋さんの出番も少なそうですなぁ平成の世は。

※:関連記事:
モルタル壁のツルとカメ』 2009年8月 記
モルタル壁のエビ』 2009年8月 記
戸袋の意匠、◇形3つ。』 2011年7月 記
モルタル壁の打ち出の小槌と小判』 2011年12月 記
戸袋4つにトンガリ意匠4つのモルタル家屋。』 2012年2月 記

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