泉州・堺

2017年7月19日 (水)

剥げハゲの文字読めば“戦功”とあるお酒の看板。

 再度、桃買いに桃山町へ。
Senko1 Senko2  道すがら「まだあるわ」と安心。それがこの看板。
 何て書いてあるかわかりますかね。“清酒”と酒店名は読めても肝心の酒名が劣化しすぎて…まぁ時代に合わんという点においては自粛してる奥ゆかしい看板とも言えますか。
 よく見ると読めますね“戦功”と。これ、岸和田の山手にある『三輪福』でおなじみ井坂酒造場さんの以前の銘柄。昔々、学生の頃、酒蔵まで買いに行った折にもらった印刷物に“昔は『戦功』の名で親しまれていましたが、酒の神様、三輪明神より『三輪福』の名を頂き…”といった内容のことが記されていたことが結構記憶に残っています。戦前戦中ならともかく、戦後もしばらく“戦功”で出されていたことに対して「へぇ〜」って思ったもんです。余談ですが戦前『戦力』を名乗っていた灘の酒蔵は戦後『千緑』と読みそのまま、漢字を変えたそうです。残念ながら、もう現存しない蔵元の話ですが。
 この看板、確か見つけてから30年以上経つと思います。その頃からこんな感じ。お店はもう閉じはった様子でした。ちょっとさみしいなぁとかつて撮った写真を見ますとビールのポスターなど扉に貼ってあってまだ現役。ちょうど10年前の光景。看板の劣化具合がそのまんまですから、こう並べても10年の歳月が感じられんもんですな。ずっとこのままやったらええなぁと思うも、それはないことでしょう。どんな物件も、いずれなくなってしまうもんです。

(於:和泉市) この様な酒名は復活せん方がよろしいな。

※関連記事:
清酒“センリョク”』 2011年8月 記

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2017年6月15日 (木)

歳かさね、額縁の中でアートと化す。

 忠岡町へ仕事。人影まばらな旧村を行きますれば、いかにもなモンがカメレオン状態。
Kimoshita1 Kimoshita2
 味わいある額縁の中で文字が立体化。看板の様な貼り紙の様な…一瞬なんて書いてあるのかわかりませんでしたが、これ“きもの仕立ます”ですな。
 年季の入り様を見る限り永年仕立屋をされているのでしょうからまかせて安心…って、もうやってはれへんかもしれませんが。

(於:忠岡町) 漆喰壁に積もるホコリもええ感じ。

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2017年5月23日 (火)

めくれ上がったツタの絨毯

 ツタめくれてまっせ。
Mekure
 強風にあおられたのか家屋を覆うツタがメリっとめくれ上がってこんな状態に。この様な状態を見るとかなり葉と茎(幹?)で分厚いもんなんですな。
 風のせいに思うも剥がれたところに窓があります。ということは部屋に光が入らん状態に嫌気さしてこうしはったのでしょうかね。
 とは言えなんとワイルドな処置やことで。ちなみにこのツタは“フユヅタ”で冬に葉を落とさんとのこと。年中茂ってるとなると…こうもしたくなりますわ。冷暖房効率良くてもちょっとキツイかなぁ。

(於:高石市) 窓のところだけくり抜けばええと思うも、すぐに覆われてしまうんやろな。

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2017年5月18日 (木)

泉南牛乳の牛乳箱 2

 南海は春木駅、仕事で待ち合わせ。何かありそでないなぁ…って前も思ったところ。諦めかけつつ細道通り駅に向かいますれば…また今日もあれに。
Sukoboshi1 Sukoboshi2
 たびたび牛乳箱ってのもどうかとおもいつつもやっぱりこれはスルーするわけにいきませんわと1枚2枚。
 “泉南牛乳”…これは現“新泉牛乳”でおなじみ泉南乳業が“泉南牛乳処理”と名乗っていた頃のもの。商標を“泉南”から“新泉”にスイッチし社名を変え、堺に工場を新造したのが昭和36年ということですから、これは60年ほど前からここにあるということですね…と記しつつ玄関下をよく見たら、明治の今日的牛乳箱が置かれてますわ。あぁ…そうか、コイツはもうこのお宅、この路地の雰囲気づくりとしての余生を過ごしてるってことですか。やっぱりと思いつつも残念に思います。
 で、この牛乳箱、“販賣店”の下に“須古星牛乳店”とあります。“須古星”…ここら泉州の珍しい苗字とか。読みは“スコボシ”…まぁ、そのままですね。

(於:岸和田市) やっぱり路地にはなんぞあるわ。

※関連記事:
縦用の横付け、明治の牛乳箱。』 2017年5月 記
“日の丸牛乳”笠井牧場の牛乳箱』 2017年5月 記
“山は冨士 乳は三國”三國牛乳の牛乳箱。』 2017年5月 記
クロバー牛乳の牛乳箱』 2017年5月 記
綜合乳販の牛乳箱』 2017年3月 記
“内外きよめて心を一致”に“ミルクニューキン”』 2016年11月 記
家屋に溶け込む激シブ牛乳箱』 2016年6月 記
雨上がり 湿気染み込む木造家屋 ええ感じ』 2015年9月 記
牛乳箱の余生 -- 植木鉢として』 2017年5月 記
クニイチのミルクヤの牛乳箱』 2014年10月 記
泉南牛乳の牛乳箱』 2014年2月 記
片岡の牛乳箱の下に、明治のフタだけ貼ってある。』 2013年12月 記
牛乳箱、郵便受になったらゴミ箱に…』 2012年5月 記
木造家屋に牛乳箱ふたつ』 2012年3月 記
ビクターエアコンと牛乳箱、馬場牧場の。』 2011年9月 記
“市電今里終点”と記された牛乳箱。』 2011年7月 記
京阪牛乳でみな元気っ!♪』 2008年3月 記
太田牧場の“生”牛乳 ♪』 2017年5月 記

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2017年5月17日 (水)

宅地裏の水路に残された石板の橋。

 このシチュエーション、ちょっと妙。
Bridgestone1 Bridgestone2  田畑の畦道沿いの用水路に時折見かける石板渡しただけの橋ですけど、コンクリで水路も道も覆われている状態にあるというのは面白いなぁと思って。
 田畑の中を小川が流れ、畦道にはタンポポなんかが咲き、カエルがケロケロメダカがスイスイ…農地の宅地化が進んだ結果、石橋だけが昔のまんまと想像すると、何とも言えん寂しい気持ちがこみ上げてきますわ…って、奇跡的に石橋だけ残ったこの状態を良しとしましょうか。意図的な保存と思えんところがこの上なくええなぁと思います。

(於:堺市東区) 八尾の山麓部にもええ石橋あったも、コンクリのに置き換えられた…

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2017年5月12日 (金)

“山は冨士 乳は三國”三國牛乳の牛乳箱。

 キャッチフレーズがええなぁ。
Mikuni1 Mikuni2
 南海は羽衣駅降りて少し行くとそこは細い道が入り組む旧村っぽい一角。そこにいかにもありそうな牛乳箱がひとつ。そのハゲ具合もええ感じですが横に記されたコトバがいかにも昭和な感じ。

“山は冨士 乳は三國”

 “ホモゲ牛乳”ももちろんのこと、“綜合ビタミン入”、これもまたよろしいなぁ。プラッシーとかビタミン強化米、あと味噌にもビタミン入ってのがあったあの頃の世相が感じられます。
Mikuni3 Mikuni4
 三國牛乳…調べますれば堺市中三国ヶ丘町にあった三国乳業のものとか。昭和36年に明治乳業と技術提携とあり、その後は明治ブランドの製造を手がけてはったみたいですが、その後廃業された様です。
 しかしながら街並、家屋とじつに調和してええ雰囲気を醸し出してますなぁ。これ見てホッとしにわざわざ行きたいと思わせるもんがありました…ってそんなことしませんけども。

(於:高石市) その昔は“ビタミンくさい”って表現があったな食べもんに対して。

※参考記事(以下のブログを参考にさせて頂きました)
三国乳業の牛乳箱牛乳キャップ収集と販売情報(主に関西)  ゴエモン△さんのブログ
【大阪府/27-61】三国乳業・明治乳業住吉工場・近畿乳酸菌飲料事業協同組合・カルピス食品工業大阪工場
牛乳キャップ収集家の活動ブログ Milk Cap Archive
kazagasiraさんのブログ

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2017年5月 9日 (火)

微妙

 岸和田市某所で仕事。阪和線の車窓の向こう、駅の看板にちょっと反応。
Nono1 Nono2
 どこかで見聞きしたお名前に思うも…

(於:和泉市) 駅の看板も少ななってきたな。

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2017年4月16日 (日)

ツルに締められ格子歪む

 何がええんかもひとつわからんも何となくええ感じの一角。
Hakai1
 木造家屋にパラペットつけてちと洋風な昭和感が後ろにそびえる平成の館でより際立って…ってそんなん後付け。何しかええなと愛ででおりますとそこに、歪んだ面格子が見えますわ。
Hakai2 Hakai3
 格子より太いツルに締め付けられてこんな感じ。勝手にこう生長したというより、ここのお方が面格子に絡む様に細工しはったらこうなったのでしょうか。
 植物が歳月重ねて徐々にまわりを取り込んでいく図は時折見かけますが何となくこれは“飼い犬に手を噛まれる”的でちょっと怖いかも。これに葉っぱが付き出すと“軒を貸して母屋を取られる”になる様に思うも、案外緑化で家の中涼しく快適になるというメリットの方が大きいのかもしれません。

(於:高石市) まるでヘビ状態。

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2017年3月13日 (月)

不釣り合いの様な絶妙な組み合わせの様な。

Kawamura1 Kawamura2
 “安心して使える”の字体がまたたまらん。

(於:堺市西区) お店は近くに現存してました。

※関連記事:
昭和なプラ看板 103 ● カワムラサイクル』 2015年3月 記

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2017年2月26日 (日)

路地の入口の土壁板壁看板貼紙ええ感じ。

 紀州街道に面した路地の入口は…ちょっと懐かしい感じ。
Yama1a Yama1b Yama1c
 土壁板壁の質素な壁面に看板ひとつ貼紙ひとつ。素っ気ないも味あるブリキ看板に“広告マッチ・印入りタオル”の文字。やはり年代モンって感じ。そっちに気を取られてうっかり見落としそうになるも何なに…貼紙の方も文言もさることながら、字体の持つ雰囲気が…あぁ懐かしいですわ。なんというかそうそう!、昔の貼紙なんかでよく目にした字の雰囲気ってこれですよね。字間の詰まり方とか“”の“”の崩し方なんかがそう感じさせるのでしょうかね。
 地図で見ますとこの路地、全長100メートルほどある様子。平成の時代にもその路地に面した住人みんなが心地よく生活できるモラルが守られ続けているのやろと思うと、なんと素晴らしいことかと。今も味噌や醤油の貸し借りが…って、それはさすがにないでしょうな。

(於:堺市堺区) この手の路地って、これからも残っていくかなぁ。

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