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2017年12月 4日 (月)

林業体験。で、雑感。

 昨日の記事にも触れました通り、吉野に縁があるご近所さんにお誘い頂き林業体験を受講してきました…と言っても作業中に撮るのも気がひけたのでその写真はありませんが。
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 木材の話全般から伐採枝打ち薪割りなどなど、まぁ実技は当然“ごっこ”程度ながら、面白かったぁ。勉強になりました。用途に応じて生長させる速さを変えるとか、種から生長させるのと挿し木でのそれではどういう長所短所があるのかとか…そらもういっぱい面白い話が聞けたのがよかったわけです…と思いつつそのうち忘れてしまうのが悲しいところではありますが。しかし何です、やっぱりその筋の専門家の話は別格ですわ、深さが。
 そんな話の中でこれは忘れんなぁと思ったこと、それはスギの価格。樹齢40年ほどのまっすぐ立派なスギ、これが1本いくらか? ちょっと正確な金額を忘れたんですが(←忘れとるんかい、いきなり)確か“670円”とか。指導してくれはったお方が言います「大根2本分ほどの金額」と。
…これが日本の林業の現実なんかと思うと、暗い未来を思わざるをえんです。貿易自由化の問題に(集成材を多用した)建築への変化等…需要と供給のバランスが崩れるとこんなことになるんですね。
 とまぁ普通の産業ならそのまま先細りして終わっても仕方ないんでしょうけど国土の2/3が森林ということを思うと、みんなでが自分のこととして考えんならん問題やと改めて思いました。
 「ほな何ができるんや?」な自問自答に「吉野杉使って家建てますわ!」と言ってみたいところですけどそうもいかん。せいぜいヒノキのまな板使うとか割り箸使うことくらいしかできません。やっぱり国家レベルで考えてもらわんと。森林環境税の導入が検討されているとのことでしたが、そらそうでしょう…って、ちゃんと使われるのが前提ですけど。
 いろんなことすぐ忘れてしもて山のこともそのうち…と、ならん様に心がけんと。都市生活者にも関係ある話なんですからね。ご近所さん、お誘いおおきにでした。

(於:奈良県五條市西吉野町)
あ、あとは“吉野杉の樽酒”せっせと呑むってのも林業支援になるな、うん。

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コメント

杉山の丸さ、
何かに似てると思ったら、
仏様の螺髪、
林業の未来に仏様のご加護が!?

投稿: mita | 2017年12月 5日 (火) 21時17分

私も”吉野杉の樽酒”支援チームに入れてください。

毎年、大晦日にまな板を国産の杉か檜のものに交換してます。「今年も一年、ありがとう」と感謝しながら新しいものにしてます。勿体ないかなあと思ってたんですが、そうか、そういうのもありなんかなとか、ちょっと思ったりして・・・

投稿: 天王寺蕪 | 2017年12月11日 (月) 21時40分

●mitaさま
ほんまですやん、そっくりそっくり。林業の未来が明るいもんに見えてきました。

●天王寺蕪さま
どうぞどうぞお入りくださいな。長龍酒造もその辺も打ち出したらええのにね。
で、まな板。そうか…そういう考え方もええですね。うちなんかもうケチくさくてもう10年以上同じヤツ使ってますわ。しかも7年くらい前に新しいのかったのに「もったいないなぁ」とそのまま。よっしゃ!うちも新年からさらのに変えよ…って、まぁ無理やろなぁ。

コメントおおきにでした。

投稿: 山本龍造 | 2017年12月13日 (水) 10時58分

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