Y字型のL字型のプランター型、明石の珍名木。
明石川に架かる大観橋東詰ちょっと下流にこんな木が。これはもう迷木?、いや名木としか言いようがありませんなぁ。
ちょっとわかりにくいでしょうか。コトバで補足せんとその妙さ加減が伝わらん様に思いますので以下説明を。
一見すると幹が分かれて“Y字”に生長する木。まぁそれだけでもそれなりにええ感じではあるんですが、その分かれた部分より下、ここをよく見てください。ほぼ直角に今度は“L字”に折れて、幹が真横になっています。これは根っこか幹か…その肌触りからするにやっぱり“幹”ですな。
しかしまぁ何でこんな風に折れ曲がって生長せんならんだんでしょうか。気になるなぁとその横に生長する幹を改めて見てみますれば、こんな感じ。
はぁ、これもわかりにくいですか。では説明を。
横の幹部分、そこが劣化しているのか凹んだ部分に枯葉たまって腐葉土ができているのか、幹の部分がプランターと化しており、そこから草やら笹やら別の木が生えています。
今まで数々の迷名木を見てきましたけど、これは…かなりいってますわ。折れ曲がって分裂しつつ、他の植物の面倒までみてなんとも言えん…“修行木”と言ったところでしょうか。この状態にして生命力旺盛ってところがじつに見る側のこっちも「わしもがんばろっ!」って気分になりますわ。
てなこと思いつつGoogleのストリートビュー見ますれば剪定されてY字の幹がまるで鹿のツノの様ないでたちで寒空の下そびえてますわ。耐え忍ぶ姿も乙なものですけどやっぱり青々としているからこそ“名木”ってもんでしょう。これ、先月末日の図。もうじき10月、夏も完全に終わりましたな。
(於:兵庫県明石市) “超御神木”やと思うなぁ。なんで祀らんのか不思議。
※関連記事:
『“御神木、未満。”と不意に2度目の遭遇。』 2012年3月 記
『御神木、未満。』 2008年8月 記
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コメント
これぞまさしく「寄らば大樹の陰」?
しかし、この元のY字プランターの木、根っこはどこに生えているんでしょう?
投稿: 天王寺蕪 | 2016年9月28日 (水) 21時22分
♪ Lと書いたら Look at me
Оと続けて、Ok、あ、Yでしたね、
なんだかカタツムリをも思わせて。
投稿: mita | 2016年9月29日 (木) 10時31分
●天王寺蕪さま
“寄らば大樹の陰”…あ〜ほんまほんま。そういうことですね。
で、根っこね。プランターの底部から生えてるんかもしれん気がしてきました。
●mitaさま
「はぁ?なんのこっちゃいな」。でも調べたらわかる有り難い時代。とは言えツーカーで解りあえてこそのひねりあるコメントやったであろうこと思うと…ごめんなさい。
コメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2016年10月 2日 (日) 22時36分