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2014年5月15日 (木)

イヅミイチ・キッコーマタの商標残るお店の庇テント

 3つ並ぶと、かわいいなぁ。
Shoyuya1 Shoyuya2
 もう廃業されたであろうお店の庇テントにマークが3つ。左は“イヅミイチ”で貝塚にあった醤油の商標。そう言えば昔、この印の入ったかけしょうゆがうちにありました。出入りの酒屋さんがサービスで置いていったものだったと記憶しています。真ん中のは“キッコーマタ”の河又醤油。これも懐かしなぁ。幼少の頃、酒蓋集めがはやって、一升瓶が山積みされた長龍の瓶置き場に潜り込み、これ見つけ「“キッコーマ”て…こんな偽モンあるんや」と思た記憶がよみがえりました。
 イヅミイチとキッコーマタは昭和45年に企業合同し、今は“大醤”と名を変え、かつて醸造業で栄えた堺の地で今も頑張ってはります。
 ちなみにこの2社、大正5年の醸造家名鑑を見ますと大阪の醤油醸造業の中ではケタ違いの生産量を誇っていた様で、他の醤油屋さんが20石〜千石のところ、イヅミイチが2万石以上、キッコーマタが1万石以上となっています。ちなみにその名鑑には、大阪府下で74もの醸造元が記されています。平成の今、大阪にはいったい何社が醤油づくりを行っているのか。生醤油を仕入れて瓶詰めしているところもあるかと思いますが、実質大豆からつくっているのは…大醤さんはじめ、一体いくつ残っているのでしょうかね。
 ちなみに右にある“○に京”のマークは、どこの何のそれかわかりませんでした。しかし何です、このお店“醤油・調味料”と記されていますが、それだけを商いしてはったんですかね、スーパー全盛の今となっては、ちょっとおどろきです。

(於:和泉市) 地酒以上に地醤油はそこで造ってないこと多いからなぁ。

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コメント

  幼少の頃の味噌や醤油は未だ量り売りが残っていた様に記憶してます。

 醤油は一升瓶を使いまわしていました。

 市場や商店街が寂れるのも寂しいですが、家業を継ぐ者も少なくなってきている様です。

 長男が跡を継ぐなんて古い考えなんでしょう。

 或る意味「帝王学」なんですが。

 職業選択の自由が浸透しているんですね。

 最近では親の面倒も・・・。

投稿: 戦後派 | 2014年5月16日 (金) 07時16分

 調味料の“さしすせそ” 何故か醤油(正油)は“せ”…

堺は江戸初期から中期にかけて全国屈指の醤油産地で、元禄17年(1704年)には198軒もの醤油屋があったとか。
今は寛政12年(1800年)創業の河又を前身とする“大醤”さんがただ一社らしい。

残念ながら日本の伝統調味料“醤油”の原料である大豆や小麦はほとんどを輸入しているのが現状。
もはや醤油の地産地消は難しいんでしょうか?

おまけに日本がTPPに参加すれば、現在の「国産」とか「遺伝子組み換え原料は不使用」の表示さえ出来なくなる公算が大だとか…

投稿: 難波のやっちゃん | 2014年5月16日 (金) 12時39分

懐かしいです。

我が家はずっと最初から造ってましたが、小規模経営が難しくなってきた、私が小学生ぐらいのころでしょうか、生醤油ぐらいまでの工程を大醤さんに委託するようになりました。

同じ醤油といっても、それぞれの味付けがありますので最後の工程はじぶんところでやりましたけどね、こちらさんとはおつきあいもずいぶんありました。

大醤さんの「だし醤油」、なかなかおいしいですよ。

投稿: ぽんぽこやま | 2014年5月16日 (金) 19時14分

それはね、

戦前しょうゆを“せうゆ”と表記したから❗

とマジに言ってみる(^_^;)

投稿: ん❓ | 2014年5月16日 (金) 22時59分

そうなんや、堺は醤油も有名だったんですね。私が小学校の頃は堺の名物と言えば「段通・線香・自転車・刃物・浴衣」でした。このブログは皆さんがいろいろ教えて下さるので、ためになります。
醤油の地産池消って確かにハードル高いですね。けど、調味料の地産池消ができたら、いいですよね。うちの姑さんが愛好家同士集まって大豆をから植えて作った味噌を毎年送ってくれますが、びみょーに年ごとに味が違います。そーいうのって、小規模ではできるけど、ちょっと大きなったら難しいんでしょうね・・・

投稿: 天王寺蕪 | 2014年5月16日 (金) 23時33分

キッコーマタですか・・・。
三ツ矢サイダーならぬ三つ扇サイダーの瓶を初めて見たときのことを思い出してしまいました。

パクリとか"真似し"とか、どこかの国のことを笑えない時代が、かつて日本にもあったんだなぁとか思う今日この頃です。

投稿: 雀のお宿 | 2014年5月18日 (日) 16時51分

雀のお宿さん、早とちりです。
茨城県醤油工業協同組合のHP
http://www.numaya.co.jp/ibarakisyoyu/qa.html
にもありますが、「キッコー●●」というのは醤油の商標として古くから使われてきたものです。
キッコーマンも中に萬の字を入れて、その流れに乗ったに過ぎません。会社としても大正6年創業で古い会社ではないです。
私たちの子どもの頃にはもう大手メーカーになっていましたから、私たちが「キッコー●●」という商標を見て「パクり」と思ってしまうのは仕方ない話ではありますが、こと醤油に関しては、話は違います。
皇后陛下のご実家の正田家の本家筋が経営されている正田醤油、群馬県のメーカーですが、ここも「キッコーショウ(正の字が中にある)」ですし、くれぐれも誤解なきようお願いします。
醤油会社ってそれぞれの味付けがあるので、どこでもキッコーマンの味っていうのは寂しくもあります。
我が家にも「子どもの頃からなじんでいるのでお宅の醤油でないとダメなんです」とおっしゃって買いに来られていたお客さんがそれなりにいました。
ちなみに我が家の商標は○の中に山の字を書いたものでした。

投稿: ぽんぽこやま | 2014年5月20日 (火) 01時38分

古来 出雲大社、厳島神社、香取神宮の神紋は亀甲紋❗

亀甲(六角形)は丸、四角、菱などと同様フレームであって中にどのような字が入るかが肝要。
亀甲“鶴”なんて醤油もあるとか‥

流石に元醸造家のぽんぼこやま様、見事なコメントです❗

投稿: ん❓ | 2014年5月20日 (火) 10時30分

ぽんぽこやま様、丁寧に説明していただきありがとうございます。勉強になりました。

投稿: 雀のお宿 | 2014年5月20日 (火) 21時47分

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