“市電今里終点”と記された牛乳箱。
古い牛乳箱と言えばそれまでなんですが、販売店の住所表記が「ええなぁ」と思いまして。
トロリーバスの思い出は何となく残っているのですが…。“市電今里終点”なんて文字を目にすると「ほんまに大阪にも市電が走っていたんやなぁ」とリアリティを持って想像できるもんです。
「今里が終点やったんか」と思い、調べてみますれば、この地に車庫があったとか。いまの市バス“東成車庫”が、その流れを汲んでいる様です。余談ですがその下には地下鉄の車庫もあるとか。知らんかったなぁ。
市電の全廃が昭和44年の4月ということですから、この牛乳箱も半世紀近くここに佇んでいるんですね。銘柄が全国ブランドでやや趣きに欠けますが、なかなかの物件。家屋とともにずっとここにあってほしいもんです。
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コメント
よくこんな微小なところに気が付かれましたね。凄い!
私事ですが、小学生時代市岡元町から土佐堀通りを経て京阪東口まで市電に乗って通学してましたが、帰路よく寝過ごして港車庫まで行ってしまい車掌に起こされ、恥ずかしい思いをしていたことを思い出しました。
投稿: ファジー | 2011年7月 6日 (水) 16時26分
ファジー
いや、微小なとこしか見てませんで、その全体像を理解しようとせんちょっとアカン部分を持ち合わせております。
で、何ですか?市電経験者ですか!。そう言えば、記事か何かでファジーさん、市電で通学していたとか記してはりましたっけ? 歳はさほど変わらないと思いますが、さすがは大阪市内で生活し、通学してはるだけに、その辺の経験の深さが違うなぁと常々思っています。
>>よく寝過ごして港車庫まで行ってしまい車掌に起こされ
ですか。ひゃぁ何か可愛い♡。バス以上にウトウト来そうですもんね、路面電車の揺れとのんびり感って。ええ時代をリアルに経験しておられる…羨ましい限りです。
楽しいエピソード、おきかせ頂き有り難うございました。
投稿: 山本龍造 | 2011年7月 7日 (木) 10時06分