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2010年9月 5日 (日)

瀬戸内国際芸術祭2010

 今回の“瀬戸内島めぐり”、本当の目的は、びんみんさんから頂いたコメントの推測どおり、「瀬戸内国際芸術祭2010」を見て回るためでした。
Siaf1 Siaf2
 100点近い作品が瀬戸内の7つの島と高松港周辺で展示されるとあって、「じっくり見て」というよりは「サッと見て体感する」と言った風にそれらの作品と対峙してきましたので、あれこれ感想を述べるに至らずというところでしょう。とは言え、ま、思ったこと色々以下に。
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 完成度高い作品からそこそこの作品まであって、それがまぁ「はぁ?」でもあるんですが、逆に気張らずにふらふら観ていける気楽さが良い様にも思います。
 数ある作品の中で、やはり「ええな」と思えるのは、「この瀬戸内のこの島の、ここで展示している意味」が感じられるものでした。材料を島で見つけてきたり島民に分けてもらったり、地元民+有志で作り上げたものなどは、色んな意味で素直に「ええなぁ」と心に入ってくるのですが、そうでもない作品も…ま、ありました。
 恒久的に作った作品は別として、多くの会場は民家の廃屋だったのですが、この家屋に対しての作者の態度もやはり二分化されていた様に思います。建物とそこに息づいていた歴史に敬意を払った作品には癒されますが、「もう廃屋やしな」と土足でそこに踏み込んでいるみたいな「“家”に対する冒涜やん」と思わせるものもまぁ見受けられ、後味の悪さも感じずにはおれませんでした。
Siaf11  今触れました様に廃屋や廃校跡が会場になっているということ自体が、やはりとてもいろいろ考えさせられて。それぞれの作品にはそれぞれのメッセージがあるのでしょうが、この芸術祭全体のかくれたテーマ、メッセージというのは「(東京)一極集中がもたらす残酷さ」なのかもしれんなと思いました。
 今回行ってみて感じたこと、ほかには「20〜30代前半の人が多く訪れてはるなぁ」と言うこと。ま、平日にこういう行動をとれるおっさんおばはんはなかなかおらんでしょうけどもね。で、その彼ら彼女らが概ね“感じがいい”。こういう催しに来る人種だけがそうなんかもしれませんが、やっぱり最近の若い衆は「我がが我がが」ととんがった個性を打ち出すより、まったり“調和”することを良しとしてるのかもなという感じ。私が20歳前後の頃とは全く違うそのスタイルに「最近の若い奴らは…ええやん!」と思いました。山本龍造の青春、何をあんなにとんがって、薄っぺらい“個性”“感性”なんてコトバの上で踊っていたんかなぁ。恥ずかしいわ。
 もうひとつ、その来てる連中の多くが“デジタル一眼レフカメラ”を首からさげていたこともちょっとした驚きでした。そんな中でもミラーレスの一眼、中でも宮﨑あおいさんよろしく『オリンパスPEN』をさげてるおねぇちゃんの多いこと。あのカメラを最初見たとき「こんなイモっちいカメラ、若いのに受けまっかいな」と思ったんですけど…すっかり市場の感覚からズレてるねんなぁ。
 あれこれ色々感じて考えさせられてええ旅となりました。
Siaf12  長くなりましたが最後に、数ある中からあるお方の作品をご紹介。
←これ、全部“土”。瀬戸内地域にある350の自治体から600ヶ所の土を採取して並べてあります。何かね純粋に「へぇ〜」って感じ。「土って…茶色でせいぜい灰色か赤茶けた色のもんやん」と思っていた自分の認識のダメさというのも思い知らされましたし、「芸術って何なん?」のことも再考させられましたし、この“土と生命の図書館”の作家の栗田宏一氏という方が同年齢という事実も…「わし何やってんの?」な感じで…いろいろ心にくる作品でした。小豆島の“肥土山・旧大鐸小学校”の図書館に展示されています。
 会場7つの島のうち、残るは大島と直島。あと高松港周辺がまだ見ぬエリア。今月下旬に行く予定ですが…涼しくなってるかなぁ。

(於:香川県高松市、小豆島町、土庄町)人気ブログランキングへ 島歩き イベント中は 怪しまれん

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コメント

こんばんは^^
土にビックリしました~600も採取したんですね
自然てステキですね(*^^)v世界だと。。。見たいですnote

投稿: サラリ☆彡 | 2010年9月11日 (土) 22時19分

サラリ☆彡さま こんにちは
今日も“コロコロ”で?smile

で、でしょ!この土の色の多彩さに飽きませんで…ホンマはずっと見てたかったです。
確かに世界規模やと、もっとビックリな我々の常識を超えた色の土も出てくるんでしょうなぁ。
ま、空想で楽しむこととしますかconfident

コメントおおきにでした。

投稿: 山本龍造 | 2010年9月12日 (日) 21時57分

山本龍造さま、こんばんは。

瀬戸内国際芸術祭の記事はないのかなあと思っていたので、見られてうれしいです。

>やはり「ええな」と思えるのは、「この瀬戸内のこの島の、ここで展示している意味」が感じられるものでした。

この感覚分かるような気がします。
「廃屋だから何やってもいい」はちょっと。

そして最後の土の鮮やかさ。驚きました。
自然にそんな土があるんですね。

10月末までに行けるかなあ。

投稿: びんみん | 2010年9月12日 (日) 23時28分

びんみんさま 毎度でございます。

“瀬戸内国際芸術祭ネタ”を記事にするには、ちょっとアホげ的には、長文になってしまって「まとめられるんかいな」と時間が取れるまで置いてあったので、アップが遅くなりました。

>>「廃屋だから何やってもいい」はちょっと。

某著名作家の作品が展示されていた家屋にも、それを感じたりして…でした。

100点近い作品…びんみんさんはどんな作品にどう感じはるんかなぁ。
ま、万一行かはったとしたら、『日常愛好日記』で紹介してくださいます様、よろしくお願い致します。

投稿: 山本龍造 | 2010年9月13日 (月) 00時02分

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